ジャンプSQ.
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ジャンプSQ.コミックグランプリ結果発表!!

漫画部門  │ 最終候補作 │ │ ネーム部門 │


お詫び
編集部の手違いで、先月号の審査員・山本ヤマト先生と今月号の審査員・古屋兎丸先生の、
審査をする順序が入れ替わってしまったことをお詫びいたします。 古屋先生の第10回CGの最終候補作へのアドバイスと、
山本ヤマト先生の第11回のアドバイスを、公開させていたたきます。


『BELL CRIED』  野宮千尋(23歳・宮城)

山本先生のアドバイス

絵柄が持つ雰囲気は良かったです。構図も工夫をしていて、読者の目を退屈させないように頑張っています。ただ、描きたい絵だけを描くのではなく、自分の表現の幅を広げるよう、これからも工夫・努力を怠らず頑張って下さい。

古屋先生のアドバイス

アメコミのような陰影の強い絵はいいとは思うが少しだけトーンを使うと絵が見やすくなると思う。設定も理解はできるが街の中を暴れる怪物の絵とかないため怖さが伝わらない。背景が苦手かな?苦手なら逃げないで克服しよう。主役キャラ二人の性格もっと立てることできたのでは?いろいろ惜しい作品。

編集部のコメント

主人公の心情の変化を描こうとしている姿勢は良いが、全体的なキャラの立ち位置や世界観の説明不足が目立つ。最後まで主人公達が何者か分からない作りはNG。読者を作品に引き込むことを意識して描いて欲しい。

あらすじ

「AZ」という人間を脅かす化物が、跋扈する世界。多くの人々がこの化物を前に為す術無く死んでいく。「DEA THKNELL」というAZを討伐することを目的とした組織に属するレイは、指令を受けた場所へと向かうのだが!?


 

『モノクロ』  加藤真希子(25歳・宮城)

山本先生のアドバイス

全体的な画力の拙さが目立ちました。メカなどの小物で世界観を構築する場合は、ある程度の画力がないと厳しいです。現実にあるモノをしっかりと観察することで、デッサン力は上がります。頑張って下さい。

古屋先生のアドバイス

描きたい魅力的な世界を持っているのはいい。それを表現する構成力と画力が足りてないのが課題。漫画以外のデッサンにも打ち込んでみよう。あとネームは誰かに読んでもらい一人よがりになってないか確認しよう。

編集部のコメント

話の導入には多少期待させられたのだが、物語の展開、全体の構成に疑問を感じる。話を広げるだけではなくキャラの感情の変化をしっかりと読者に理解してもらえるよう意識してネームを作って欲しい。

あらすじ

空から奇妙な「キカイ」が降ってくる不思議な島に暮らす少女・ナオ。日々落ちてくる「キカイ」で発明をするのが大好きな少年・テツ。ある日、二人は空から墜ちてきた謎の怪物と出会うのだが…!?


『ハイライト』  つたらの誠人(23歳・福岡)

山本先生のアドバイス

勢いある絵柄と物語に好感が持てました。ただ、ペンの使い方に慣れてない印象。まだ漫画を描き始めの時期だと思うので、今は自分の思う線を引けるように集中的にペンの練習に励んで下さい。

古屋先生のアドバイス

僕この漫画好きです。絵もストーリーも荒削りでつっこみどころはいっぱいある。でも魂の部分で描いてるのが伝わって単純に感動しました。こういうのが表現なんだなって思う。今のままあまり計算とかせずどんどん描いてください!

編集部のコメント

全体的に突き抜けたキャラは良い。しかし、師匠のキャラも主人公も好感が持てるキャラではない。絵柄の粗さも目立つ。主人公の行動原理の掘り下げ、感情の整理など、キャラの成長に説得力を持たせる努力を!

あらすじ

自分の存在感の無さに絶望していた主人公は、死を決意する。最期は誰かに覚えて欲しいと考え、世界で一番高い崖から飛び降りて死ぬことを決意して、ある有名なクライマーに弟子入りするのだが…!?


『シンカイのナギ』  高浜智也(28歳・広島)

山本先生のアドバイス

シンプルで奇麗な絵柄ですが、構図やコマ運びが少し読みにくかったです。印象的なコマの大小や、読者の目線の運び方、ページのめくり、などを意識してコマを割っていくと、ガラっと変わると思います。

古屋先生のアドバイス

読み手が設定の理解で懸命になってしまい感情がついていかない。物語が目の前で流れてる感じ。絵はもう少し丁寧に。「自分にこんな絵が描けたんだ!」という喜びを知ってほしい。でも初投稿おめでとう!長いのをよく描ききった。次回作も頑張ろう!

編集部のコメント

世界観や、主人公と敵の目的が分かりにくい。特殊な世界を描くときは、何がどう特殊なのかをしっかりと意識して物語を見せて欲しい。また、対立構造を作るときは、何を巡って両者が争っているかを意識して描いて欲しい。

あらすじ

全ての生物たちが泳ぎまわるように生きている不思議な世界「シンカイ」で、「門番」と呼ばれる男達に襲われていた少女・カナタ。彼女を救った少年・ナギは、実は元門番だったというのだが…!?


『Hell Broker』
Antikim(29歳・韓国)Roh Dong Hyun(29歳・韓国)

総評

設定は面白いが、主人公が悪を憎む動機が分かりにくい。主人公の感情をしっかりと掘り下げて描いていないため、行動に説得力が出なかった点が惜しい。

あらすじ

万物の霊的システムを見抜ける「霊殺の魔眼」を持つ村雨徹。彼は、最上級悪魔・メピストと契約してある特殊な魂を狩ることを計画するのだが…!?