ジャンプSQ.
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ジャンプSQ.コミックグランプリ結果発表!!

漫画部門 │ 審査員特別賞 │ 最終候補作 │


 

『ISULU』  厳原芸琉(23歳・東京)

かず先生のアドバイス

荒々しいペンタッチだが、絵は安定していて上手い。問題は序盤から難解過ぎる設定説明。全体的にセリフ回しも読みにくい。特に主人公が突然過去を説明し始めたのは痛恨のミス。心情は行動込みで見せて欲しい。課題はネームとドラマ作りでは。

編集部のコメント

背景を描き込みすぎてはいるがが、独特で雰囲気ある絵柄。しかし、主人公も味方となる敵もキャラの土台が脆弱なため、説得力の無い話に。各々のキャラの感情を掘り下げて欲しかった。ただ、演出と見せ方にはセンスを感じる。

あらすじ

時は戦国。終わりの見えない戦と、人々を襲い魂を食らう化物が闊歩する、荒れ狂った世界。自分の村を守るため魂と引き換えに、魔女から呪いを受けた主人公。永遠の孤独とともに、化物を滅する呪術と不死を手に入れたのだが…。


 

『HANAKO』  真田浩彰(25歳・大阪)

かず先生のアドバイス

絵は技術的に上手い。ヒロインはやや型通りだが、生き生きとしていて好感が持てた。男性キャラは受動的すぎるので、もっと個性を出して、ヒロインに絡めてあげて欲しかった。

編集部のコメント

物語の構成が地味に感じる。また、ヒロインのキャラの魅力も最後まで不明。よくある落ちモノ話なのだが、キャラの感情、行動理念が分かりにくい。読者に伝わる感情描写を意識して欲しい。

あらすじ

フラれ続けの主人公は、ある日空から落ちてきた不思議な少女に出会う。自分は宇宙から来た、友達になって欲しいとお願いされるのだが…。


 

『限定サイキック』  及川あきの(22歳・東京)

かず先生のアドバイス

技術的には力不足だが、素直で見やすい絵。画面も読み易くする努力が見られる。ただ、少年二人の友情に違和感が…。恋愛感情のようにも見えてしまう友情は共感しにくい。

編集部のコメント

気が合うだけの浅い友情と、裏付けの無い超能力が、物語の中でかみ合っていない。全体的に中途半端な描写のため、結果印象に残らない。キャラとテーマと展開に更なる工夫を!

あらすじ

大人しい健と活発な航平は何故か気が合う親友。航平はある日、好きな場所に好きなだけ移動出来る、超能力に目覚めるのだが…。


 

『六秒間の永遠』  高本絹子(24歳・京都)

かず先生のアドバイス

画面がすっきりしていて見やすかった。線の美しさは見事。しかし、これでもかという型通りの物語。キャラをしっかり作って、個性を前面に押し出してネームを練り込んで欲しい。

編集部のコメント

主人公の勝手な思い込みが都合よく解決してしまっている。読み手に伝えるべき面白さがない。キャラ、絵、テンポ、展開、他人と違うところを見つけて、磨いて欲しい。

あらすじ

平気で教師を敵に回すヒロインに、恋をしている主人公。勢いで告白したら試しに付き合ってもらえることになったのだが…。


 

『偽りのマスターピース』  田中青(22歳・東京)

かず先生のアドバイス

可愛らしい絵柄は好印象。しかしキャラの描き分けが出来ていないのが残念。また、設定の粗が目立つ。残酷なシーンで目を引くことが出来るのは、読者がキャラに感情移入していればこそ。

編集部のコメント

伝えたいものがあるのだろうが、圧倒的に技術不足。キャラの主張が分かりにくい。無茶設定を重ねた構造に入っていけない。人間の生死というテーマを作者自身が消化出来ていない印象。

あらすじ

「公認殺人」と称して、社会に害のある人間を始末する政策が行われている世界。父がその政策の犠牲となった主人公がとった行動とは…!?


 

『セカンドエイジ』  伊藤健吾(19歳・兵庫)

かず先生のアドバイス

絵が力強く、キャラの表情も構図も上 手い。残念なのは斜線の質と過剰使用。実在の人物を使うメリットが無かったように感じる。物語は無難だったが、キャラの主張には共感出来なかった。

編集部のコメント

独特のテンポは持っている。絵が雑に見えてしまうので、丁寧に描く努力を。また、全体的な力量不足が故、武蔵・小次郎の掛け合いが薄く見える。感情面の整理を意識して欲しい。

あらすじ

復讐者とそして武蔵を追っていた小次郎。やっとの思いで再会した時、武蔵は記憶を失っていた。弱っている武蔵を数々の刺客が狙っていたのだが…。


ネーム部門は該当作品なし!!
ネーム部門で重要なのは、読者を驚かし、心を掴むキャラクターと物語の独創性!専門知識や、舞台設定のオリジナリティー、
魅力を爆発させるキャラクターを考え抜いて、自分だから描ける、自分にしか描けないものを模索して欲しい!