ジャンプSQ.
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ジャンプSQ.コミックグランプリ結果発表!!

漫画部門 │ 審査員特別賞 │ 最終候補作 │


 

『むつと夜空』  平石佐和(26歳・宮城)

加藤先生のアドバイス

淡白な絵柄と、淡々としたコマ運びのリズムが、読み手を選ぶ作風ではあります。しかし、最後のむつが放つセリフがとても印象に残りました。キャラの感情を映えるよう描くため、画力の向上と、構図の工夫をがんばって下さい。

編集部のコメント

物語の構成はしっかりしているが、兵士のキャラに一貫性が無い。あざとくても、キャラの外見や、話し方などに一工夫をして欲しかった。また、絵やセリフに漂う稚拙な感じが残念。この題材を効果的に表現出来るよう、画力向上をして欲しい。

あらすじ

政府の所有物であり、何かを選択する権利を持たない兵士が、ある日特別な任務に就く。荒廃した世界の、配送屋の護衛を命じられ、運び屋・むつに出会う。兵士は、海や、星、地球のことをすこしづつ知っていくのだが…。


 

『HANETO』  稲村金長(27歳・徳島)

加藤先生のアドバイス

キャラの造形は上手だが、まだペンタッチが粗く感じる。また、主人公が自分の特殊な生まれに葛藤するドラマが、亜人種が6種類もいる世界観では効果的じゃない気がしました。

編集部のコメント

単調で工夫の無い物語だが、キャラ造形と絵のタッチが目を引いた。ただ、キャラの数が多過ぎる。まずキャラの数を絞って、しっかり感情を描いた物語を構成してみて欲しい。

あらすじ

6種類の種族がいる世界。人属である主人公は転校生として、新しい仲間と友情を深めていく。しかし、種族を超えた恋愛感情が暴走してしまい…!?


 

『Chil's』  絵山空(22歳・神奈川)

加藤先生のアドバイス

話はよくまとまっていて、絵もソツがなく読みやすい絵柄でした。全体的なクオリティは、今回一番高かったのですが、何故か一番物足りなかったです。読者の心に残る工夫を。

編集部のコメント

寓話としては読めるが、「悪戯」というオチが中途半端な印象で、普通過ぎる展開の話になってしまっている。予定調和を逸脱する意外性と、キャラの掘り下げを意識して欲しい。

あらすじ

大人になりたくない少年・メトロ。母との口論で、家出をしてしまう。辿りついた不思議な時計塔で、少年の望みを叶えてくれる謎の少女に出会い…!?


 

『虎寿丸と小夜丸』  豊島安雀(27歳・青森)

加藤先生のアドバイス

主観が虎寿丸と沙夜丸の二人に分割されていて、やりたいことは、なんとなく判るものの、どちらにも感情移入しづらかった。見やすい構成や、より効果的な演出などもがんばってください。

編集部のコメント

キャラの絡みは巧いのだが、先が読める展開が残念。狭い画面作りと、背景の強さも、読みにくさの一因。読者の目線を意識した、画面作りと、基礎画力の向上を目指して欲しい。

あらすじ

領主の息子・虎寿丸は、家臣である小夜丸の強さに憧れて、兄のように慕っていた。勝ち目のない戦を命じられた小夜丸に虎寿丸はある行動をとるが!?


 

『モノイシ』  ミコシ(23歳・滋賀)

加藤先生のアドバイス

ポップで若い子が好きそうな雰囲気に好感が持てます。主人公が何故モノを大切にする人なのか、などなどキャラの掘り下げが足らなくて感情移入できなかったのが残念。

編集部のコメント

設定は凡庸なので、物語展開をもっと練って欲しかった。読みにくいコマ&構図が多々ある。キャラの視線の誘導の意識、ロングカットの効果的な使用等、基本を鍛えよう。

あらすじ

物の命が解放出来る少年・イブキ。物の嘆きや喜びを、持ち主に伝えたいと願い、物を大事にしない同級生に、物の声を聞け!と詰め寄るが…!?


ネーム部門は該当作品なし!!
ネーム部門で重要なのは、読者を驚かし、心を掴むキャラクターと物語の独創性!専門知識や、舞台設定のオリジナリティー
、魅力を爆発させるキャラクターを考え抜いて、自分だから描ける、自分にしか描けないものを模索して欲しい!