ジャンプSQ.
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[月華美刃]遠藤達哉


これまでのあらすじ
 皇紀1502年―月―。中央壱番クレーター皇都・迦護女都(カゴメノミヤコ)。この月の都を治める女皇には、その証として巫暈支(フツヌシ)という刀が授けられる――…。幼き頃、母・フジヤの譲位式を見て、その姿に憧れたカグヤ。自分もいつか母の様に強く、美しい銀后になると心に強く誓うのであった――!

 しかしカグヤは、梅之内の皇位奪還を阻止するため、母・銀后の命で皇位の証・巫暈支と共に穢星(地球)に堕とされる――。

 イズミヤは、生まれた時から本人の意思とは関係なく漏れ出る暈力が全ての人間との接触を拒む、絶対的聖域体質の持ち主だった。人に一度も触れたことのない彼女は、自分は他の者とは違い、一番神に近い存在だと思うことで、自己の孤立を合理化する。ある日、大事なペットを同級生に殺されたことがきっかけで、自身をいじめようとした同級生を誤って殺してしまう。だが、死体に触れた彼女は、初めて人のあたたかさを知るのであった。それから、少しずつ彼女の中で“殺人=しあわせ”と正当化されていく――。

 そして、とうとうイズミヤはその欲望を抑えきれず、誕生日コンサートで、観客に暈力を放つ。しかし、カマドヤが身体を張って愛娘の暴走を止めようとする。イズミヤは、カマドヤを殺すことで初めて母に触れ、自分がただ寂しかっただけなのだと気づく。一方、間一髪で集中砲火から逃れたカグヤ一行は、コンサートホール真上に降下。カグヤはイズミヤを止めようと、イズミヤは、カグヤに対する嫉妬から全てを破壊しようと、二人の暈力がぶつかる――!!

竹之内カグヤ
(たけのうち かぐや)
銀后皇女。皇女にあるまじき問題児だが根は素直で純粋。母を誇り、その意志を継ぐことを決意。
竹之内フジヤ
(たけのうち ふじや)
第44代銀后にして、カグヤの母。強く美しく民に慕われている。テロの際、弱った身を呈してカグヤを守ったが、現在は梅の研究所でイズミヤ主導により、皇族のDNA研究の実験台にされている。
讃岐シシマロ
(さぬき ししまろ)
春宮近衛大将。気は優しくて力持ち。カグヤを守る力強い存在。
梅之内フユヒト
(うめのうち ふゆひと)
分家親王。テロリスト転宮党と手を組み、皇位奪還を目論んでいる。
萩じい
(はぎじい)
カグヤの侍講。顔の丸い方。いつもカグヤに振り回されている。
菊じい
(きくじい)
カグヤの侍講。顔の長い方。萩じい同様、いつもカグヤに振り回されている。
讃岐ミヤツコマロ
(さぬき みやつこまろ)
シシマロの父で、元六衛府総大将。御年99歳。地球では寿平山の威捕の翁と呼ばれている。月政府管理による穢星の治安改善のため居残っている。
梅之内カマドヤ
(うめのうち かまどや)
フユヒトの妻であり、銀后になるため竹之内からの皇位奪還を企てていた。しかし、暴走する愛娘・イズミヤを止めるためカグヤに助けを求め、自らも犠牲となる。
高野ミクニ
(たかの みくに)
近衛軍三室小隊所属。訓練兵。本当は愛と平和を叫ぶロックシンガーになりたかったらしい。カグヤに命を助けられた事で、カグヤを守ると心に決める。
子安ガイ
(こやす がい)
梅之内の大納言で求魂者。格好と言葉遣いは女だが、れっきとした男。34歳。
梅之内イズミヤ
(うめのうち いずみや)
梅之内の娘。可愛らしい外見とは裏腹にプライドが高く、邪魔するものは全員潰したいと考えている(両親ですら)。誰よりも皇位を欲しており、竹家の存在が疎ましい。
干村
(ほしむら)
ヤンキー上がりの梅の近衛。梅家の自作自演のテロで恋人を殺され、復讐するために近衛になった。
ヨシフサ大臣
(よしふさ)
銀后・梅之内ハトヤ時代の太政大臣。ハトヤの専制が終わると同時に、穢星への流刑に処される。現在は放免扱いとなっている。
海部アビコ
(あまのべ あびこ)
天才的なクラッカー。検非違使に捕まり穢星へ流刑。父親の冤罪を晴らすため、カグヤたちと行動を共にする。

(ばばあ)
ミヤツコマロの奥方。おっとりしているように見えるが、かなり手練の戦闘要員。まさに内助の功。
松之内キルヒト
(まつのうち きるひと)
第3皇家、松之内の子孫。皇子の中で一番強い暈力を持つ皇太子。父に反旗を翻し、カグヤと手を組む。妹思いの優しい一面も。
高野オオクニ
(たかの おおくに)
ミクニの父。テロ時、傷ついたシシマロを救助し、三神島(人工衛星)の一つである蓬莱島へ脱出した。月ではテロに加担したお尋ねものになってしまっている。
兎読子/奇子
(トヨミコ/くしこ)
松之内キルヒトの妹。松家の代表として、カグヤと共に月に来る。
富士原
(ふじわら)
キルヒトの教育係。
松之内イビルヒト
(まつのうち いびるひと)
松家現当主。残忍で容赦がない。月に対して異常なまでの憎悪の念を持ち、過去、遣月使として組まれた松家の有志一団を国賊とし、皇族含む百名あまりを惨殺した。
松之内エリヤ
(まつのうち えりや)
第30代銀后。女系皇統であるはずが双子の男児(忌み児)を出産し、死亡した。
松之内 ミチルヒト・カケルヒト
(まつのうち みちるひと・かけるひと)
エリヤの双子の息子。望まれぬ男であるため皇位継承権がなく、松家の跡継ぎを作るための子種としてミチルは梅家に、カケルは竹家に嫁ぐことに。史上初めて暈力を攻撃に使い、穢星に堕とされる。



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