ジャンプSQ.
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[屍鬼]小野不由美×藤崎竜


これまでのあらすじ
 周囲を山で囲まれ、外につながる道は国道一本のみという、外場村(そとばむら)。外部から孤絶しているこの村の歴史は古く、現在も土葬の習慣が残っている…。

 199X年・猛暑の夏―――。村の元地主・兼正の跡地に、村には不似合いの古い洋館が移築された。そこへ桐敷という一家が越してきたのと同時期、続けて謎の変死が発生する。共通して貧血の症状が診られるものの、原因不明のまま増え続ける患者たち。外傷は虫さされほどしかなく、正確な死因は特定されない。「村は死によって包囲されている」。止まらない「死」の連鎖…。そしてついに妻を犠牲にしてまで、原因である「起き上がり=屍鬼」に対する仮説を証明した医師・尾崎敏夫。しかし村では、一人、また一人と、確実に「屍鬼」の被害か拡大しつつあった…。

 村の異変に気付きつつも、敏夫に相談できずにいた律子。そんな彼女に、突然清美から助けを乞う電話が入る。清美を救うため闇の中を走り続けるが、間一髪で連れ去られる清美を目撃し、闇の中その足を止めてしまう―――…。

 一方、律子が気付いていると感じた敏夫は協力者を得るため、彼女に屍鬼のことを話そうとしていた。だが駆けつけた時は遅く、律子は屍鬼の手に落ちていたのだった…。敏夫は屍鬼を滅ぼす決意を新たに、今はただ悲しみを耐え忍ぶ―――。

結城(小出)夏野
(ゆうき こいで なつの)
高校1年。両親が別姓のため苗字が二つある。一年前に都会から村に越して来たが、村での生活を嫌う。辰巳たち「起き上がり」と戦う決意をするが、徹の襲撃を許容してしまい、屍鬼となる。現在は敏夫と協力関係に。
室井 静信
(むろい せいしん)
旦那寺の跡取りで「若御院」と呼ばれている。敏夫とは幼馴染み。僧侶だが、小説家を副業とし、「起き上がり」を題材にした話を執筆中。村の異変に気付く。学生時代、自殺を図ったことがある。敏夫と「起き上がり」の対処で一度は対立したが、再び歩み寄ろうとしていた。
尾崎 敏夫
(おざき としお)
村で唯一の病院の院長。「若先生」と呼ばれている。専門医は内科だが、必要ならば何でも診ている。自分の村を守ろうと、病院スタッフ全員で死因解明に奮闘。「起き上がり」の存在に気付く。自分の妻を犠牲に「屍鬼」の止め方(殺し方)を見出す。
桐敷 正志郎、千鶴夫妻
(きりしき せいしろう、ちづる)
兼正の洋館に転居してきた一家の夫妻。村人の何人かは接触したようだが、未だ謎に包まれている。娘の沙子曰く、室井のエッセイでこの村の存在を知り、越してきたらしい。安森の妻・奈緒らが亡くなる前に遭遇したというが、関連性は不明。千鶴は「SLE」という難病を患っているという。
桐敷 沙子
(きりしき すなこ)
桐敷夫妻の一人娘。読書好きで、室井静信の小説のファン。母親と同じく、紫外線をあびると悪化するという難病「SLE」を患っており、夜に静信の元を訪れる。ちゃん付けで名前を呼ばれることを嫌う。
辰巳
(たつみ)
桐敷家の使用人。外場村の「起き上がり」達を取り仕切る。通常の「起き上がり」と違い、日の光を浴びても死なない。徹に夏野を、恵にかおりの父を襲わせるなど、狡猾に村人を襲撃させている。
清水 恵
(しみず めぐみ)
夏野のクラスメイト。田舎を嫌い、都会から引っ越してきた夏野に片思いしていた。屍鬼となった後も、執拗に夏野を自分達の仲間に引き込もうとしていた。
武藤 徹
(むとう とおる)
高3。尾崎医院の理事長・武藤の長男で、葵と保の兄。夏野が村で初めて心を開いた親友。優しい性格で誰からも好かれた。屍鬼となった後も、夏野を襲撃する事に苦悩していたが、空腹の衝動に勝てず、夏野を死に至らしめる。
村迫 正雄
(むらさこ まさお)
高2。亡くなった徹の友達。年下の夏野の態度が気に入らず敵対視し、なにかと突っかかる。卑屈な性格で、家族から疎まれることも。徹の葬式からの帰りに襲われ、屍鬼となる。
田中 かおり
( たなか かおり )
中3。恵の幼馴染み。本人は気付いていないが、実は恵に嫌われていた。一度は弟と一緒に村を出たが、両親と夏野を置いては行けないと再び村に戻る。ところが夏野はすでに死亡し、父親は恵の手にかかり屍鬼に。
田中 昭
( たなか あきら )
かおりの弟。好奇心と正義感が強い。以前から、村人の変死と桐敷家の関係を疑っている。死んだはずの村人が、兼正の洋館に入るところを目撃。以来、桐敷家に対して更に強い疑念を抱くようになった。大人の言うことを信用しない。
松尾 静
(まつお しずか)
 夏野を訪ねてきた謎の少女。奇妙な腹話術の人形を介してしゃべる。門前と上外場の境の境松に住んでいるらしい。
村迫 正雄
(むらさこ まさお)
高2。亡くなった徹の友達。年下の夏野の態度が気に入らず敵対視し、なにかと突っかかる。卑屈な性格で、家族から疎まれることも。徹の葬式からの帰りに襲われ、屍鬼となる。
国広 律子
(くにひろ りつこ)
尾崎医院に勤める看護婦。明朗快活なムードメーカー的な存在。村の異変に気付いていたが、敏夫には言えずにいた。



『屍鬼 』
第1〜7

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