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周囲を山で囲まれ、外につながる道は国道一本のみという、外場村(そとばむら)。外部から孤絶しているこの村の歴史は古く、現在も土葬の習慣が残っている…。
199X年・猛暑の夏―――。村の元地主・兼正の跡地に、村には不似合いの古い洋館が移築された。そこへ桐敷という一家が越してきたのと同時期、続けて謎の変死が発生する。共通して貧血の症状が診られるものの、原因不明のまま増え続ける患者たち。外傷は虫さされほどしかなく、正確な死因は特定されない。「村は死によって包囲されている」。止まらない「死」の連鎖…。そしてついに妻を犠牲にしてまで、原因である「起き上がり=屍鬼」に対する仮説を証明した医師・尾崎敏夫。しかし村では、一人、また一人と、確実に「屍鬼」の被害か拡大しつつあった…。
村の異変に気付きつつも、敏夫に相談できずにいた律子。そんな彼女に、突然清美から助けを乞う電話が入る。清美を救うため闇の中を走り続けるが、間一髪で連れ去られる清美を目撃し、闇の中その足を止めてしまう―――…。
一方、律子が気付いていると感じた敏夫は協力者を得るため、彼女に屍鬼のことを話そうとしていた。だが駆けつけた時は遅く、律子は屍鬼の手に落ちていたのだった…。敏夫は屍鬼を滅ぼす決意を新たに、今はただ悲しみを耐え忍ぶ―――。
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