ジャンプSQ.
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[テガミバチ]浅田弘幸


これまでのあらすじ
 夜の明けないアンバーグラウンドという地。首都を照らす人工太陽の光も届かない危険な土地で、人々の「テガミ」を届ける仕事があった。命を懸けて「テガミ」に込められた「こころ」を運ぶ彼らを、人はテガミバチと呼んだ!

 ゴーシュに憧れ、テガミバチになったラグは、ユウサリ中央でゴーシュの妹・シルベットと会い、失踪したゴーシュを捜すことを約束する。少しずつ手がかりを掴む中、ついにゴーシュと再会!しかし彼は、略奪者(マローダー)の「ノワール」と名乗り、ラグのことも、シルベットのことさえも憶えていなかった…。

 反政府組織 「リバース」の首都(アカツキ)殲滅を止めようと、ノワールと対峙したラグは、ノワールの存在を消すために渾身の「こころ」で手紙弾を放つ!手紙弾で貫かれたノワールは意識を失い、そこへ鎧虫「カベルネ」が二人に襲いかかってきた。しかし、一瞬だけ目を覚ましたゴーシュと共に「心弾」を撃ち込み、二人は何とか鎧虫を撃退するのだった。

 再び意識を失くしたゴーシュを連れてハチノスに帰館したラグ。「こころ」の残量は問題ないゴーシュだったが、外から働きかけても、まだ目覚めないでいた。

 政府からやってきた監査人ガラードの横暴な命令で、「凍結物件」課に左遷されたラグ。様々な理由で未配達の膨大な「テガミ」を処理するため、ラグは「テガミ」に込められた「こころ」を映像化する心弾能力を使い、順調に配達をこなしていた。しかし、心弾を撃ちすぎたためにラグの「こころ」と身体は消耗してしまい、寝込んでしまう…。

 そんな状態の中、ガラードにまたしても理不尽な命令を下され、寝込んでいるラグの代わりに元副館長アリアが配達に出る事に!しかし彼女は、驚くほど運動神経がなかったのだ…!!アリアには相棒がいない事もあり、ラグはアリアを守るようにとニッチをお伴させる。

 デコボコ・コンビが向かった先は、12年前に政府の調査飛行船が墜落した町・アストル。しかし、受取り人はすでに引越しをした後であった。今はグッバイ・アムステルダムの町にいると聞き、早速向かった二人だが、その途中、鎧虫テキーラサンライズの群れと遭遇してしまう!全速力で“逃げる”を選択したアリアだが、ニッチが鎧虫に攻撃をしかけてしまい、仕方なく戦うハメに。しかしアリアの「こころ」に雑念がまぎれて、なかなか「心弾」として鎧虫に攻撃する事ができない。さらに、ニッチの勝手な戦い方に気を取られ、アリアは鎧虫に攻撃されてしまう!

 その瞬間、アリアのかつての相棒・ボルトへの思いが「こころ」となって散らばる…。老いて眼が見えなくなるまでのボルトは優秀なディンゴだった。ボルトのおかげで、危なっかしいアリアはBEEとしてやっていられた。自分の不甲斐なさを自覚しつつ、ボルトに頼っていた。

 ――鎧虫に攻撃されたアリアを救ったニッチは、アリアの「こころ」の欠片を見て「どんなにニッチがつよくても、がいちゅーをたおせるのアリアだけ!「しんだん」にたよるほかない。それいがいはたよれ!ボルトもそういっていた!」と喝を入れる。その言葉を聞いたアリアは、ニッチの助けを借りて渾身の「心弾」を放つのだった…!

ラグ・シーイング
新米のテガミバチ。心優しく泣き虫な少年。左目に精霊琥珀を宿す。モノに宿った「こころ」を見る心弾「赤針」を使う。
ニッチ
ラグの相棒(ディンゴ)。伝説の生物・摩訶の少女。髪を剣のようにして戦う。ラグのデカパン以外は、はきたがらない。
ステーキ
ニッチのペット兼非常食。ニッチ以外には凶暴。絶滅した「カペルマイスター」の生き残りらしい。鎧虫(ガイチュウ)の隙間を見つけるのが得意?
ゴーシュ・スエード
かつてラグを「テガミ」として運んだテガミバチ。ラグの憧れ。首都勤務になったのち、行方不明に。記憶を失い、略奪者(マローダー)の「ノワール」と名乗っていたが、ラグの手紙弾で貫かれ、現在は意識不明。
ロダ
ゴーシュの相棒(ディンゴ)。ゴーシュとは固い絆で結ばれており、鎧虫(ガイチュウ)退治のコンビネーションもバッチリ。狩りも上手い。
ロダ(少女)
ノワールの相棒(ディンゴ)。ゴーシュの相棒(ディンゴ)と同じ名を持つ少女。身軽でニッチとも互角に渡り合う。
シルベット・スエード
ゴーシュの妹。生まれつき足が不自由。ラグとニッチに「必ず帰ってくること」を約束に、二人を下宿させている。
コナー・クルフ
ラグの先輩テガミバチ。食いしん坊で温厚な性格。「黄爆」という設置型の心弾を使う。相棒(ディンゴ)は老犬?のガス。
ザジ
ラグの先輩テガミバチ。ぶっきらぼうで喧嘩っ早いが、根は優しい。両親を鎧虫(ガイチュウ)に襲われて以来、鎧虫退治に全力を尽くす。相棒(ディンゴ)は黒豹のヴァシュカ。
ジギー・ペッパー
「こころ」を燃料にして走るバイクで「テガミ」を配達する、速達専用の「BEE」。キリエの町にいる義兄妹・ネリを救ってくれたラグに感謝している。
アリア・リンク
郵便館(ハチノス)の副館長。ゴーシュの幼なじみであり同僚だった。
ラルゴ・ロイド
郵便館(ハチノス)の館長。軽い性格で、いつも回りに呆れられている。
ジェイコブ・ゴベーニ
パンと武器の店「シナーズ」の店主。ゴーシュの心弾銃「夜想曲第二十番」のメンテナンスをやっていた。ラグに「手紙弾」を託す。
ジェイコブ・サンドラ
ゴベーニの妻。夫曰く「彼女が焼いたパンは、ユウサリいちの逸品」。怒ると怖いが、気風のいい奥さん。
ニッチの姉
「地底湖(ブルー・ノーツ・スケール)」に「摩訶」と共に住む。髪の毛の刃を使って戦うのはニッチと同じだが、成熟した体形など、いろいろ違う部分もある。
サニー
ラメントの町にある、ベリタブリィー修道院で働く赤毛の少女。「修道院クッキー」を作り、売る仕事をしている。
カリブス・ガラード
13年前のハチノスのエース。次期「ヘッド・ビー」候補だったが、現在は「相棒」のバレンタインと共に首都の役人として勤務している。冷徹で容赦がない。
ヘイズル・バレンタイン
ガラードの「相棒」。首都の役人。肉体ひとつで、ザジの「相棒」ヴァシュカをあやし、ニッチをからかい、アリアのブラジャーに興奮する男。好物はチョコレート。
フィリップ・ラノワ
貧乏石椅子職人。元恋人からの「テガミ」の受取りを拒否し続けている。
鎧虫(ガイチュウ)
人間の「こころ」を感知して襲い掛かってくる生物。普通の武器では、鎧(=外皮)に弾かれてしまう。倒すには心弾銃から打ち出された「こころ」を、鎧の内側に響かせるしかない。

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