★――作画環境についてもお伺いしたいんですが、蔵王さんとの作業は完全分業ですか?
影木:そうですね、私がまずネームをやって、原稿用紙にコマ割りして、アタリまでやるんですよ。それを蔵王に渡すと、その通りに絵を描いて、ペンを入れてくれる。さらに、その原稿にベタとかトーンの指定を入れるのは私なんですよ。そういう分け方をしています。作画アシスタントさんは、それぞれエキスパートの人に来てもらって、背景が上手い人は背景が上手い人、トーンが上手い人はトーン上手い人って、きっちり分けてもらっています。
★――仕事時のスケジュールはどんな感じですか?
影木:昔はかなり無茶苦茶やってたんですけど、今は寝ないと身体が動かなくなってきたんで、3時間でも確実に寝るようにしています。時間帯は、朝型だったり、夜型だったり、常にくるくる変わるので、時差にいつでも対応できます(笑)。食事は、以前は出前ばっかりだったんですけど、この頃は、アシスタントさんが作ってくれる体に良いものを食べてます。年をとっても仕事を続ける体制を整えつつある感じで(笑)。本来は、身体が丈夫じゃないんですよ。すぐ吐いたり倒れたり…痛みに弱いんだと思います。普通のひとが耐えるようなところで倒れるので、大病はしないんですけど。
★――ある意味「一病息災」みたいな。でも肌艶が…つやつやでいらっしゃるわけですが、何か気をつけていることは?
影木:これは、言っていいことかわかりませんが、顔も身体も、やたらに洗いすぎないことですよ。洗顔フォームで何度も洗うなんて、年とってからは有り得ないことです! 適度に自分の脂でしっとりさせとかないと。髪もやたらシャンプーをしないほうがいいです。自浄能力で、自分の肌をいかに鍛えるかが大事ですよ、男性もそうですよね。あとは、なるべく紫外線に当たらない(笑)。
★――わかります。路上生活の人の髪が丈夫なのは、シャンプーをしないからだとか。三十路を越えたら全身お湯洗いでOK!そして紫外線を避けること……オフタイムは、やはりインドア派ですか?
影木:オフは、今はパチンコ三昧ですね。100%パチンコです。エヴァンゲリオンでハマりまして(笑)。この3年は、体調のことなどがあって、あまり商業まんがを欲張って描かったんですけど、その間に、今までやれなかった家事などをやってみたら、まんが以外にも大切なことがあるなって、気づけた時間になりました。今までは、まんががダメになったら私がダメになるとか、まんが以外の私に価値はないと思っていたのが、ちょっとだけ、そういう価値観の外側に自分を置けるようになったのは、スタンスとして良かったなーと思っています。
★――なるほど。DAIGOさんとは、最近のおつきあいはどんな感じですか?
影木:DAIGOとは、創作者という面で共通点ができたのは、本にも描いたとおりですが、彼は理系なので時々、言葉を間違っている時があって、それをたまにチェックしたりすることはあります(笑)。彼の「バンビーノ」っていう曲があるんですが、「少年少女たちよ」みたいな歌詞にするって言うから、ちょっと待ちなさい、「バンビーノ」て男の子っていう意味だよ。女の子も入れるなら「バンビーナ」も入れなくちゃって。そしたら「じゃあ若造の男の子だけにしよう!」って、内容を変えちゃった(笑)。
★――アハハハ(笑)。本当に仲がいいんですね。本作は、思いがけずDAIGOさんや御家族のことで内容が膨らんだということで、当初予定していたドイツ・アメリカ旅行記や、それとも性について熱く語る……「ぶっちゃけ隊パート2」も期待しています。影木栄貴先生、本当にお忙しい中、どうもありがとうございます!!!
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