ジャンプSQ.
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藤原ヒロ先生 直撃インタビュー 完全版
 




――というわけで、少女マンガである『会長はメイド様!』が、マンガ専門店で男性向けコーナーに平積みされていますが、どんな印象をおもちでしょう?

藤原:正直なところ…自分のマンガをどういう人に読んでもらいたいか、っていうことはあまり意識していないんですよ。なので女性でも男性でも、子供でも大人でも、自分の作品を読んでもらえるなら、どなたでも嬉しいです。

SQ:垣根はあまり意識してらっしゃらない?

藤原:はい。いろんな層の方が「読みたい!」と思ってくれるマンガを描けるようになりたいですね。

SQ:この作品は幅広く売れていますが、いわゆるアキバ系の男性に受ける路線でもありますね。アニメイト秋葉原さんのご質問で「編集さん営業さんはよく店舗で目撃するんですが、こういった作品を描かれる作家さんって、秋葉原にはよくいらっしゃいますか?」とのことですが。

藤原:私は生まれも育ちも関西なので、気軽に行けるほど秋葉原は身近な場所ではないんですよ。でもこの作品を描くようになってからは、年に数回打ち合わせなどで上京するとき、秋葉原に行くのが普通になってる気がします(笑)。

SQ:ちなみに、メイド喫茶へは良く行かれるんですか?

藤原:取材ではなく…となると、行かないですね! というか、ふらりとメイド喫茶へいける時間の余裕がなくて。執事喫茶は以前、経験しました。とにかくそういったコンセプトの喫茶店はひと通り行きたいと思っています。やっぱり何か作品に生かせる面白いネタはないか…と常日頃思っていますので。なかなか行けないのが現状ですけど。

SQ:作中ではいろんなコスプレが登場しますが、先生自身、チャレンジしてみたいコスプレは?

藤原:かっこよく、可愛いく変身されているコスプレイヤーさんを見るのは好きですが、自分が、となると…。あ、でも巫女装束とか、英国貴族の華やかなドレスとかは着てみたいなぁ。

――このマンガは、超勝気なメイド会長VSセクハラご主人様…という斬新なキャラクターも魅力ですよね。こういった設定はどうやって生まれたのでしょうか?

藤原:最初はただの生徒会モノだったんです。勝気な会長はそのままですが、それに対するヒーローは、決して碓氷みたいな変態セクハラご主人様ではなく…(笑)。カッコいい副会長というポジションでした。

SQ:そこからどうしてメイドの方向へ?

藤原:一話完結の読みきりとして考えていた話だったので、その中でいかに面白くするかを考えた時、会長のバイトは制服が可愛いところがいい…じゃあメイド喫茶かな?くらいのノリだったんです。メイド喫茶という要素も、変態宇宙人などと呼ばれるようになった碓氷も、全部美咲のために生み出されたようなものでして。でも、予想以上にそういう部分がオモシロイと言われ、いろいろと試行錯誤してみてよかったなぁと思っています。

――強気で突っ走ることもあるけれど、ちゃんと内省し、成長していく主人公・美咲…そんな心の描写がファンからも大好評ですが、美咲にご自身を投影されたりする部分はあります?

藤原:自分をモデルにしているわけではないですが、やはりどうしても自分の考えや願望が美咲の行動に現れているんだろうな、と思います。美咲のような人間になりたいか…と言われると、それはちょっと厄介だなぁという気もするのですが(笑)、信念を持って自分に負けず、潔く、強く生きるという部分は自分が理想とする人間像のひとつですね。

SQ:先生自身は、メイドコスプレ願望やご主人様願望とか「こんなご主人様なら仕えてみたい」というキャラクターはありますか?

藤原:可愛いメイドさんを見るのは好きですが、私にはご主人様になれるだけの器がありません(笑)。例えば美咲と碓氷のようなマンガの中の話なら、こんなメイドやご主人様いいな〜と思うことはあるかもしれませんが、それはその話の中に相手があってこそ、関係性が魅力だと思うので、いざ非現実的な人を自分の相手に…と考えると、遠慮したいと思ってしまいます…。