★――ちなみに、オン・オフのスケジュールってどんな感じなんですか?
オフタイムは、半日以上のまとまった時間はないんです。下積みが長いせいか、仕事がないのが怖いので(笑)、今は時間があるだけ目いっぱいやらせてもらっています。スケジュールは、お昼の12時に起きてすぐ食事→仕事→3時〜4時は散歩→仕事→夜7時半におふろ→仕事→夜11時に食事…みたいにきっちり決めています。じゃないと、ぐちゃぐちゃになってしまうんですよ。
★――脱力系の(?)作風とは異なり、かなりストイックな現状なんですね。デビューまでの道のりも聞かせていただけますか。
子どもの頃から美術の点だけは良かったもので、絵の仕事につけたらいいなとは思っていたんですが、ちゃらんぽらんな性格で、あまり考えずに進学校に行ったんです。でも高校の後半くらいに、周りが大学に進学しようとする中、自分を見失いそうになり、それで「自分のやりたいことをやってやろう!」と思い立ちまして。でも、それまで真剣に考えてこなかったので、漫画は描けなかったんです。で、原作募集に応募し始めました。初めて投稿したのが少年ジャンプです。当時はあんまり原作の募集ってなくって、珍しかったですね。初めて送ったものが第一審査まで通ったもので、これはできるのかもしれないと思っちゃいまして(笑)。
★――すると、そこから専門学校に行かれたりアシスタント経験を?
それが、全くないんです。最初からギャグをやっていたんで、ギャグって教わるものでもないじゃないですか。それで、アルバイトをしながら各編集部に持ち込みを始めたんですが、回らない所はないくらい全て回って、ダメ出しをいただいて…。僕は下積みが本当に長いんですよ。一番きつかった経験は、測量現場のバイトをしていたとき、1日20何キロも歩き回って自宅へ帰ったら、「明日までの4ページの仕事があるけどやる?」って連絡があって。あの時は本当に、ペンで指をつつきながら起きていました。正直、バイトをしていた頃は漫画を描く事との両立がなかなか出来なくて、「こんなことをしていていいんだろうか」みたいな感じで。でもそういう思いが、後々のネタになったりしています。
★――日常のしみじみとした可笑しみの描写とか、ちょっと泣ける笑いとかに、ご経験が集約されてるんですね。
そうですね。そういう部分で、逆にオリジナリティーが養えたような気がします。あの当時の日常があるから、今がありますね。…結果論ですけどね。
★――いえ、トホホな思いもすべては無駄にならない…。良いメッセージを戴けました! くぼた先生、お忙しいところを本当にありがとうございました!!
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