ジャンプSQ.
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森 薫先生 直撃インタビュー 完全版
 






◆――今後の展開として、映画、実写化についてはどうですか?『エマ』のアニメがすごい出来栄えだったので、実写化なども期待してしまうんですが。

アニメでは、背景もすごく細かく設定してくださったので「あ、これ、使わせていただきます」って逆輸入したくらいです(笑)。でも、今回の作品はムリなんじゃないでしょうか。ましてや実写化なんて。それに私は、マンガを描く以外はちょっと…。『エマ』の時は村上リコさんが間に入ってくれたからできたんですけど、編集さんと向かい合って毎回の原稿を作っていくのでいっぱいです。誰かが作ってくださるなら楽しく観せていただきます(笑)。今後の課題としては…、これは初回だからいじりすぎちゃったんで、もうちょっとキャラの線数とか、タッチを落としたほうが可愛く見えるのかなあ。顔とか、ガチガチになっちゃったかなあ。試行錯誤中です。もう、1話目が掲載されてから、あっちこっち見直していくつもりです、はい。

◆――アニメじゃなくても、オールカラー版なんて出たら、キュンとしそうです。

ええー、塗り師さんが大変なことに。値段も大変なことに。色えんぴつをつけて、ぬり絵でどうでしょう。民族服ぬり絵。私、ときどき「セイカ」さんのぬり絵とか買ってるんですけど(笑)。

◆――子ども時代は、ぬり絵で修業されたんでしょうか。影響を受けた作品や、マンガ歴を伺いたいです。

絵を描くのは好きだったんですが、マンガをちゃんと読むようになったのは中学生で、初めて買ったマンガが『動物のお医者さん』です。それが面白くてマンガに目覚めて、本屋さんで立ち読みしまくりました。お店の外に置いてあるような…平綴じの雑誌は全部読んでいましたね(笑)。本屋さんすみません。マンガを描き出したのは高校生です。友達に同人誌に誘われて、パロディものを描いてみました。まともに描いてみたのは『シャーリー』が初ですね。…それを描きつつ、デパートで遊牧民のようにアルバイトしてた頃、今の担当さんに声をかけていただいて。大人なのでもう立ち読みはやめようと思いました(笑)。今はちゃんと全部買って読んでます

◆――『シャーリー』も、次巻が待ち遠しいのですが!!

たまに初心に帰ろうというときに描く作品というか、漫画力を確認するため…ですので、今回の新作の前に描いておこうと思ったんですが、時間がやりくりできなくて。すみません。シャーリーは『エマ』2巻が出たとき、同時に出していただいたら、それが思わぬ部数になって…。担当さんは「同人の方が売れるって会社で言われるよ〜。打倒シャーリー!」なんて冗談で言うんですが、あれは『エマ』があってこそのオマケで。オマケのほうが人気が出るのは、『エマ』よりも「遊び」が大きいからではないでしょうか(笑)。エマがなきゃ「なんだこのシロート漫画」って言われてましたよ、きっと。

◆――そんな謙虚な森先生。編集さんと共に、フェローズにかける期待は?

何かの続編企画とか、メディアミックス企画でなく、「無」の状態から立ち上がる雑誌って、今、めったにないですよね。そしてアニメやゲームより、がっつりマンガを読みたい層…私の関わった同人誌即売会コミティアじゃないですけど、そういう層に親和性がありそうで。とはいえ、読みきりも毎回5〜6本も載るし、広く老若男女が楽しめる雑誌になりそうだと思います。だから、ここで1本、しっかりした漫画を作り上げていきたいなあと思いますね。

◆――ファンの皆さんも、ガッツリと読めることを期待しているでしょう! どうもありがとうございました。