――そんな聖☆おにいさんは、今後どうなっていくんでしょう。こんなキャラやストーリーを描いてみたいというのはありますか?
中村:そうですね、まだ全然定まっていないですが…。さっきの話でお友達を出すか、出さないかというのもありますし。イエスの使徒ももっと出したいですが、ユダとか、説が二つあるからどっちを使おうかなって。いい人にしたいんですけど…。
SQ:使徒たちをぜひおちゃめに描いていただきたいです。あと、二人の子供時代の話とか。
中村:あー描きたいですねえ。天上界、神様世界もありますし、これからじっくりと…。
SQ:キャラの中で人気があるのは誰ですか?
中村:女の子は、イエス派が多いみたいです。7:3っていったかな? やっぱりビジュアル的に…。
SQ:女性は見てくれでしょうか(笑)。ジョニー・デップ似という設定ですからね。
中村:個人的にはブッダを描いているのが好きなので、イエス人気にビックリしました。
SQ:実写化するとしたら、イエスはジョニデで、ブッダは…?
中村:編集部ではキアヌ・リーブスって言ってますが(笑)。頭と耳をどうするのか…。ブッダのあの頭は、本当は一本の長〜い毛で出来ているんですよ。
SQ:そうなんですか! …って話がズレましたね。なんとなくですが、中村節のポイントとして“なかよし”っていうのを感じます。最終的には皆なかよしになっていくという(笑)。荒川…もそうですが最初違和感のある人た
ちが、だんだん溶け込んでいきますよね。
中村:街も、人も、やっぱりやさしい感じが好きで。
SQ:なんだかんだで、ガチンコの悪意もってるキャラっていないですよね。
中村:ワルも出したいですが、ある意味ツンデレみたいになってしまって(笑)。
――制作体制についてもお伺いしたいのですが。
中村:仕上げのときに、アシスタントさん2〜3名にお願いしています。ネームは、基本的に長いものは苦手なので、月に16Pを3本やったらMAXです。作画は2〜3日でできますが、ネームは…。焦らされればやるんですけど、締めきりが遠いと、めいっぱい使っちゃいます。
SQ:じゃあ、締め切りキツめの仕事がある方がいいと。
中村:今のところはいっぱいいっぱいですけど(笑)。
SQ:ネームは、自宅でなく違う場所で?
中村:ファミレスでないとできないです。ヘッドフォンで音楽聴いてやってます。あちこち移動しながら3時間・3時間・3時間みたいな。
SQ:聴くのはどんな曲ですか?
中村:聖☆おにいさんの場合は「ブッダブランド」…っていうのを聴いています。『ブッダの休日』っていう曲があって、それからイメージした部分もあるので。あと「スチャダラパー」の『サマージャム'95』…って、タイトル
とか言うの恥ずかしいですね。これは、友達と夏にブラブラして…って歌なんですけど、そういうのを聴いて考えてます。
SQ:ほお。荒川…はどうですか?
中村:あれは洋楽なんですよね。勝手にテーマソングを決めてやってます。歌詞がピッタリっていうのじゃなくて、雰囲気だけですけど。
SQ:そういうのは作品ごとですか、キャラごとですか?
中村:…キャラごともあります。
SQ:じゃあ、イエスは?
中村:いやー…それはちょっと(笑)。
SQ:ぜひ!
中村:「フィッシュマンズ」の『いなごが飛んでる』なんですけど。
SQ:では荒川…は? 主人公リクや、ニノはどうでしょう。
中村:あの〜…恥ずかしいな。リクは安藤裕子さんの『隣人に光が差すとき』です。ニノは、「シェイ・シーガー」という、アルバムが一つしか出てない人の、一番はじめの曲。
SQ:星のアタマの彼は…。
中村:スターマンです(笑)。
SQ:まんまですね。
中村:恥ずかしい…。
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