ジャンプSQ.
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中村光先生 直撃インタビュー 完全版





――影響を受けた作家さんなどはいらっしゃいますか?

中村:それはもう、たくさん挙げたいのですが…いつごろですか?

SQ:まずHPのダイアリーを拝見したんですが、去年末、出版社の交流会で手に入れたという色紙って、どなたのですか?

中村:実は、かわぐちかいじ先生なんです…大好きで、大好きで。でも緊張して全然しゃべれなかったし、わざわざお名前をUPするのもなあ…と思って。

SQ:かわぐち先生の世界。女性でそんな入り込めるのはレアかもしれませんね。松本零士さんとか、他にもたくさん挙げてらっしゃいますが、あえてお一人に絞るなら…。

中村:やっぱりかわぐち先生です。

SQ:どの作品から?

中村:『ジパング』から読んでます。

SQ:『沈黙の艦隊』じゃないんですね。ジパングも連載はけっこう前ですよね。

中村:私が中学生くらいかな。6年くらい前? 他に、好きすぎて挙げていない方もいるんですが。なにわ小吉先生とか。マンガが、階段にずっと1Pづつ貼ってあるっていう…なんでここに?みたいな、あれが大好きでした。

SQ:デビュー前後の頃だと?

中村:坂口尚先生の『石の花』とか。シリアスな革命ものとかに惹かれてまして…。今は、それほど本格ストーリーものを描きたい気はないですけど。

SQ:女性のマンガ家さんはどうですか?

中村:女性作家さん…。あんまり読まないです。うちは青年マンガばっかりで、兄と父がマンガマニアだったんで。

SQ:典型的に、男子ものの洗礼を受けて育ったパターンですね(笑)。

――ところで、HPで「好きなもの」として船やヘリコプターを挙げてらっしゃいますが、なにか海洋ものをお描きになりたいとか?

中村:いやー描けないです。描いてみたい素材は自衛隊なんですが…船って、そっちの船なんです、イージス艦とか。だからジパングでして(笑)。自衛隊マンガはすごい描きたいですけど、難しい。

SQ:難しいっていうのは、雑誌的に難しい?素材そのものが難しい?

中村:なんか、描きたいんですって言っても、いいですねって言われたことが一度もない(笑)

SQ:講談社さんだと、昔から自衛隊コメディーとかありますよね。

中村:史村翔先生・すぎむらしんいち先生の『右向け左!』がすごい好きだったんです。それだけに、いまさら私がやってもなー…と思うし、好きすぎて、難しい。

SQ:ヘリに乗ってみたとかいう体験話もありますが。どういう経緯ですか?

中村:ああ、乗りました。自衛隊の入隊希望で行ったんです。そうすると、いろんなこと教えてくれるんですよ。

SQ:ええー?

中村:高校卒業のときに、ガチンコで入りたいって広報の人に電話して。

SQ:それで乗れちゃうんですか?

中村:乗っちゃいました。働き出してからも、船に乗りに行ったり、富士の自衛隊の合同練習を見に行ったり。自衛隊の、強いのに何もしないでガマンしてるところがいいんです…。

SQ:そういえば、かの吉田茂氏の訓練学校生への言葉が泣かせますよ。「…日本は戦争に負け、色々言われるだろうが…はっきり言ってお前たちが必要ないことが、一番日本にとって平和なんだから、絶対にガマンしろ。がんばってくれ」みたいな。

中村:いい、泣いちゃう!かっこいいっすよ!!もう海外の軍隊は全然興味ないんです。耐え忍ぶ後ろ姿が、大好きなんです。自衛隊ガマン萌え…っていうんでしょうか(笑)。

SQ:他にもできそうですよね。強いけれどガマン…政治家☆おにいさんとか、先生☆おにいさんとか。

中村:いいですね。今はまだまだ、先を考えるヨユウはないんですけど…、今後、がんばります。

――中村先生、どうもありがとうございました!!