ジャンプSQ.
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日本橋ヨヲコ先生 直撃インタビュー 完全版
 







★――『プラスチック解体高校』で連載デビューされて10年程、日本橋先生も次世代にヒントを与える側に回ったのではと思いますが、デビューの頃と何か変化したところはありますか。

日本橋:一番変わったのは、結婚して、こんな自分にも家族が出来たという部分です。実質、『少女ファイト』は旦那さんとの合作のようなものですから、安定して楽しく漫画が描けるようになりましたね。そんなわけで『少女ファイト』は私の作品の中で、一番読みやすくなっていると思います。

SQ:以前は違いました?

日本橋:昔は、自分には漫画しかないという思い込みと、一人でも生きていけるようにしっかりしなきゃいけない、というプレッシャーが凄かったので、お恥ずかしながら、まっすぐなのにとても歪んでいた時期がありました。でも初期作はその歪みから出る妙な色気があって、それはもう今では出せないものですから、あれはあれでちゃんと描き残せておけてよかったなと思います。好きだと言ってくださるのも嬉しいです。

SQ:色気もそうですが、初期作品から一貫して強いパワーがあるというか。

日本橋:私は、作風からよく強い人間だと思われがちなのですが、それはとんでもない誤解で、自分の至らないところを周りの人に助けられて、なんとかここまで生きてきた弱い人です。自分の力だけでは到底漫画家を続ける事なんてできなかったと思いますので、今まで力を貸してくださった全てのアシさんや編集さんに本当に感謝しています。あ、でも「あきらめにも似た前向きさで日本橋ヨヲコは今日も営業中です」という部分は変わってないかも。それはちょっと嬉しいことです。

★――では最後に、ジャンプSQ読者に向けてメッセージをお願いします。

日本橋:はじめての方がいらしたら…自己紹介が最後になってしまいましたね。はじめまして。ジャンプで育ったイブニング作家の日本橋ヨヲコです(笑)。『少女ファイト』はバレー漫画なのですが、「バレー」の部分を読者様ご自身の「逃れられない事」などに置き換えて読んでくだされば、この物語がかなりわかりやすくなると思います。あとは…そうですね、誰でもいつか人生の途中で、悪役にならざるを得ない状況が来ると思います。そんな冬の時代の応援歌のような漫画として、辛くなった時に思い出して読んでいただければ、とても嬉しいです。そして現実でも、自分はこういう人間で、あの人はああいう人間なんだという決めつけで、いろんな可能性を狭めてしまうことが少しでも減ればいいのになあ、なんて思うのです。『少女ファイト』はそういうもので出来ています。本屋さんで見かけた際は、立ち読みで全然構いませんので、ぜひ一度ご賞味頂ければ幸いです。でもジャンプSQは買ってね!

★――日本橋先生らしいファイト・エールをいただきました。どうもありがとうございます!!