ジャンプSQ.
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大須賀めぐみ先生 直撃インタビュー 完全版
 







★――大須賀先生こんにちは! まずは、本作を描かれる経緯について教えてください。

大須賀:『魔王』の第2章が始まって、しばらく経ってからスピンオフを描いてみませんか、というお話を担当さんから頂きました。最初は4話ぐらいの短期連載の予定でしたが…。

担当編集氏:去年5月のゲッサン創刊に先立ち、伊坂先生に連載をお願いしたところ、大須賀先生の才能をとても評価してくださり、大変お忙しい方なのですが、「大須賀さんとなら」というお返事をいただいたんです。『魔王』はとても魅力的な殺し屋がたくさん登場しますので、その中の誰か一人を主人公にしようということになり、ならばもう蝉しかいないでしょう、と。大須賀先生も蝉というキャラクターにとても愛着がありましたので。

★――伊坂先生の書き下ろし原作ですが、最初に原作を受け取った時の感想は?

大須賀:「首折り……!!?」

★――でしたか(笑)。伊坂先生とのタッグについては、『魔王』の進行等と異なるところはありますか? 

大須賀:『魔王』の時は、途中から伊坂先生にネームをチェックしてもらうことはなくなりましたが、『Waltz』では、毎月チェックしてもらってます。伊坂先生に相談させて頂くことが増えて、『魔王』の時よりご迷惑かけちゃってます。

担当氏:『魔王』の最終巻のあとがきにもありますが、伊坂先生は本当に漫画版の『魔王』を気に入ってくださって、一ファンとして雑誌で読みたいので、ネームのチェックはもういいですよ、とおっしゃっていただきました。『Waltz』も最初の数話だけ見せてもらえればいいですとのことでしたが、やはり完全原作の作品ですので、こちらから監修をお願いしています。細かい構成の部分では、かなり自由にやらせていただいてますが、岩西の好きな「ジャック・クリスピン曰く」のセリフなどは、やはり伊坂さんでなくては、あの妙味が出ませんので。

★――原作ものを漫画にすることならではの難しさ、担当編集さんとのせめぎ合いなどはありますか?

大須賀:『魔王』はアレンジ多めの作品だったので、小説を忠実に表現しないといけないムズかしさとかはありませんでした。キャラの外見や性格など、少年誌仕様にアレンジしてあるので、伊坂先生の小説を好きな方々に受け入れてもらえるか、連載始めたばっかりの頃は心配でした。アレンジに関しては、寛大すぎる伊坂先生の心の広さは海レベル!

担当氏:原作に登場するキャラクターは、大須賀さんの感性フィルターを通って、あのように様々に変化してます。『魔王』で蝉が最初に登場する時、大須賀さんから「うさ耳つけていいですか?」と聞かれた時、「…え、何で? だって蝉だよ? 兎じゃないよ?」と答えてしまったことを覚えてます(笑)。

★――躍動感あふれるネームが印象的ですが、執筆中にテンションを保つために気をつけていらっしゃることはありますか?

大須賀:ストーリーが盛り上がってる時は、自然にテンション高めで原稿に向き合えます。つなぎの回などはテンション上げようとしても上がらない。その時のMAXの力で作画に挑んでるつもりでも、あとから見ると、ヘロヘロになってることが多く反省。緊張感の保ち方が知りたいです。