ジャンプSQ.
ジャンプSQ.
[よくわかる現代魔法]桜坂洋×宮下未紀


これまでのあらすじ
 勉強も運動も苦手で、不器用で、なにをやっても周りに迷惑をかけてしまうこよみ。でも本当は自分の中の“どうしてもやりたい気持ち”が欠けていることを自覚していた。「自分を変えたい!」そんな思いを抱えていたこよみは、『本校では真の魔法使いを養成しています』というあやしい1枚のチラシを見つけ、現代魔法使いだという姉原美鎖に出会う。

 使う度に呪文や呪具を手がかりにして、人体の中で組んで実行するものが、俗にいわれる魔法、すなわち古代魔法のことである。それに対して現代魔法とは、魔法そのものをコンピューターで使われる、たくさんの「0」と「1」で構成された“コード”で組む。そのため、ハードディスクやメディアに保存することで何回も使え、実行は人体だけでなくコンピューターでもできるらしい。接続端子に触れ、体に流れ込んでくる魔法コードを感じとり、「0」と「1」の無限の羅列を組みかえることで、不思議な現象を起こすことができるのだ。そして、なぜかこよみは、普通の人は感じないという、その“コード”の流れを最初から見ることができた。

 魔法使いに大切なことは早期教育だと考えたこよみは、美鎖の力(ゴーストスクリプト)を借りて、弓子と共に6年前の世界へとタイムスリップする。そして6年前の自分にコードを組み込んだチラシを渡し、魔法に興味を持たせようと試みる。だが、6年前のこよみには、チラシの意味がわからない模様。そんな中、6年前の弓子が登場。弓子は6年前の自分とケンカを始めてしまう。6年前の自分に魔法の魅力を伝えるためにも、こよみは魔法で二人を仲直りさせようとする。だが、こよみはゴーストスクリプトのコード自体を変換してしまい、二人は現在時間へと戻されてしまう…。――魔法の魅力は伝えられたのか!? 早速試しに魔法を使ってみるこよみだったが、いつものごとく金だらいを召喚! 全然変化ナシ! だが…、実はこよみが魔法学校へ来るきっかけは、先程6年前に渡したチラシだったのだ。6年前にチラシを渡していなければ弓子、嘉穂、美鎖には出会わなかったかもしれなかった…。6年前の自分に感謝するこよみだが、結局当初の目的は果たせず……。


森下 こよみ
(もりした こよみ)

勉強もスポーツも苦手で機械おんち。なにもない所で転ぶドジな女の子。自信のない自分を変えたくて魔法を習うことに。まだ、魔法コードを金だらいに組みかえることしかできない。美鎖のような魔法使いを目指しているが…。
一ノ瀬 弓子
クリスティーナ
(いちのせ ゆみこ
くりすてぃーな)
こよみと同い年。曽祖父がエクソシストで生まれながらの気高き魔法使い。美人ではっきりした性格。現代魔法ではなく古代魔法を使う。魔法が悪用されることを嫌い、美鎖との魔法に対する意識の相違に頭を痛める。

姉原 美鎖
(あねはら みさ)

こよみの魔法の師匠。この業界?では有名らしい凄腕システムエンジニアの魔法使いで、姉原魔法学校で魔法を教えている。禁止する法律がないからと、個人的欲求で魔法を使うなど、軽々しく魔法を使うような所がある。

坂崎 嘉穂
(さかざき かほ)

こよみのクラスメイト。魔法は使えないが機械に詳しく、こよみにつき合い姉原邸に通っている。常にクールで、騒がしい状況でも淡々とこよみをサポートする。
姉原 聡史郎
(あねはら そうしろう)
美鎖の弟。魔法の存在を信じておらず、こよみが美鎖に騙されていると思っている。一生懸命なこよみに、ついつい厳しいことを言ってしまうが、お菓子を作ってあげるような、優しい一面も。




全2巻
好評発売中!

詳細はこちら