[貧乏神が!]助野嘉昭

前回までのあらすじ

 一般人よりはるかに多くの幸福エナジーを持つ上、他人の幸福エナジーを吸収したり勝手に増えたり…と、人間界の「運」のバランスをどえらく乱す少女・桜市子! そんな彼女に対して、貧乏神の紅葉がとり憑いた!

 想い人・かんなを蘇らせるためだけに、多くの神を殺し、市子を利用しようと企んだ碇。その野望を打ち砕くべく、市子は蘭丸や撫子、石蕗に全ての事情を話し協力を仰ぐ。人間界で対峙する市子勢と碇勢。そこへ黄泉の国から戻った紅葉達も駆けつけた!

 碇勢と市子達の戦いは最終局面を迎えた。何度も碇に押される市子だったが、その度に絆を結んだ仲間の助けを受け、窮地を凌いでいく。自分の幸せを望み、誰かを幸せにしたいと願う市子の力は、ついに碇の孤独を打ち破る! 力を使い果たし、消滅を待つ碇。市子はそんな彼を過去の呪縛から解き放つため、魂の中から、かんなを呼び起こす。「碇にも幸せになってほしい」というかんなの言葉と市子の想いを受け、碇は投降を決意。こうして神と人の大乱闘は幕を閉じるのだった。大活躍を果たした市子に労いの言葉をかける紅葉。そうして彼女は姿を消し…!?

キャラクター紹介
  • 桜 市子
    (さくら いちこ)
    才色兼備の超絶ラッキーガール。幸福エナジーの塊。タカビーで自分勝手、利己主義だけど、根は優しくて、寂しがり屋な一面も?
  • 貧保田 紅葉
    (びんぼだ もみじ)
    市子にとり憑いた貧乏神。「幸」と「不幸」の均衡を保つのが役目。貧乏神アイテムを駆使して(?)市子の幸福エナジーを狙っている。何気に貧乳なのを気にしている。苗字は貧保田でも貧困川でもなんでもいいらしい…ようするに適当。
  • 熊谷
    (くまがい)
    紅葉をサポートする人形(?)。紅葉にプリンを食べられ、家出したことがある。その際、かすみという少女を悪者から助けた。意外と正義感が強い?
  • 懋毘威
    (ボビー)
    日本全国を巡り、悪霊退治の旅をしている僧侶。それなりに霊感は高いが、変態どエロの生臭坊主。
  • 犬神 桃央
    (いぬがみ ももお)
    紅葉が神界から召還した超ドMな犬神。快感が一定の域に達すると、犬神としての真の姿に変身する。
  • 石蕗 恵汰
    (つわぶき けいた)
    市子のクラスメイト。家族を残して失踪した両親に代わって弟妹たちの面倒をみる心優しいお兄ちゃん。弟妹のために夜勤のバイトを多く入れているので、学校ではいつも寝ている。
  • 石蕗(つわぶき)の弟妹(ていまい)たち
    次男・龍汰(りゅうた)三男・宙汰(そらた)長女・梨香(りか)次女・美香(みか)。貧しくも仲良く暮らしている弟妹。みんな、長男の恵汰を慕っている。
  • 諏訪野 菊之進
    (すわの きくのしん)
    市子が生まれたときから側に仕えていた執事。数少ない市子の本当の理解者。
  • 水江 浦島子
    (みずのえ うらしまこ)
    浦島太郎神=現世と不老不死の世界を繋ぐ、長寿と縁結びの神様。紅葉とは古い友人。
  • 山吹
    (やまぶき)
    非常識に大きな身体の割に考え方は常識的な紅葉の上司。自由奔放な紅葉に振り回されている苦労人(神?)。使い魔の泊夫藍(サフラン)を連れている。怒るとマジでやばい。そして貧乳。
  • 龍胆 嵐丸
    (りんどう らんまる)
    漢気と正義感に溢れる少女。外見はひと昔前の番長スタイルだが、男扱いされると怒ったり、貧乳なのを気にしたり、石蕗に惚れたりと、意外と乙女な部分も。
  • 伊吹
    (いぶき)
    ウンコのような容姿を持つ便所神。すぐ落ち込むところがある。紅葉とは知り合いのようだが…。
  • タマ
    紅葉の策略により、市子が拾った猫。伊吹の道具により、主人を幸福へと導く「招き猫」に変身するようになってしまった。
  • 黒百合
    (くろゆり)
    市子の幸福エナジーを奪いにやって来た貧乏神。紅葉を出し抜いて、手柄を独り占めしようと画策するが、市子の料理を食べて撃沈。市子がトラウマになる。黒百合をサポートする人形(?)、合田(ごうだ)を連れている。
  • 艶光路 撫子
    (あでのこうじ なでしこ)
    世界トップクラスの大財閥・艶光路家の長女。石蕗のことがだ――――い好き。なぜか忍術が得意。
  • 大門 忍
    (だいもん しのぶ)
    撫子の執事。撫子が幼少の頃から仕えてきた。撫子と同じく、なぜか忍術が得意。ロリコン。
  • たんぽぽ
    市子を仕留めるために送り込まれた福の神。冷酷非道な性格で、容赦なく人を襲う。両手につけた人形で、腹話術のようにしゃべる。
  • 諏訪野 菫
    (すわの すみれ)
    市子の執事の役目を終えた菊之進が田舎で出会った女性にしてパートナー。菊乃進が大切にしていた市子を菫もまた大切に想っている。
  • 桜 一馬
    (さくら かずま)
    市子の実の父親にして、アメリカの大人気ロックバンド「ワイルドホーセス」のフロントマン。市子を溺愛しているがヘタレ。
  • 九十九木 牡丹
    (つくもぎ ぼたん)
    リボンに神霊が宿り、意志を持った付喪神。リボンだった頃の牡丹の持ち主のかんなに会うために市子のもとを訪れた。

  • (いかり)
    かんなに助けられた人物。そして付喪神たちを市子に差し向け、かんな復活を狙う黒幕でもある。とてつもなく多い業を持って生まれたが、かんなの徳を注がれ神格化した。
  • 石艶丸
    (せきえんまる)
    恵汰が組んだ屋台が意志を持った付喪神。江戸っ子口調で、主人である恵汰に忠実。

  • (なつめ)
    人間に古くから仇なしてきたといわれる夜刀神。碇の仲間で、天之尾羽張(アメノオハバリ)という異剣を使う。
  • 萵苣
    (ちしゃ)
    碇の側についた福の神。天羽々斬(アメノハバキリ)という異剣を使う。
  • かんな
    人よりもとても多くの徳を持って生まれた。業のエナジーに襲われた碇を救うため、幸福エナジーを使い切って死んでしまう。
  • 銀杏
    (いちょう)
    山吹の一つ前の貧乏神の長。碇とかんなの身に起きたことを目撃している。
  • 射干
    (しゃが)
    縁切り神。碇の側につき、自分に住みやすい世界にすることを望む。
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