新テニスの王子様 許斐 剛

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ストーリー 中学テニスの全国大会から数か月…。熾烈な代表戦を勝ち抜いた、中学テニス強豪校のメンバー達は“U-17W杯”に臨む! アメリカ代表として予選を戦ってきたリョーマも、日本代表へ復帰。波乱を乗り越えて結成された、中学生&高校生から成る日本代表はいよいよ強者ひしめく決勝リーグに挑む!


 絶体絶命の状況に追い込まれ、ゼウスと同格のオーラを放ち始めたセダ。押し切ろうと攻め続けていたはずの金太郎&大曲は、あっという間に追いつかれてしまう。しかし逆にピンチを楽しんでいる様子の金太郎に『狙撃』を警戒するよう告げた大曲。するとマルスは『狙い撃ち(ティロテーオ)』ではなく『狙撃(フランコティラドール)』を放って…!?


 優秀な狙撃手の父に育てられるも、本当は女の子に憧れていたことを彼には言えず、理解を示してくれた母と過ごしていたマルス。そんな時、父が戦場で頭を撃たれ家族の記憶を失くして帰還。父が女の子だったら習わせたかったと言っていたテニスを始めることに。家族を繋いでくれたテニスが好きになったマルス。そんな時試合会場で出会った南次郎からサーブに磨きを掛けろとアドバイスされ、父に教わった『狙撃』をイメージしたサーブを開発、それを見た父の記憶が戻り――。


 マルスの思い出が詰まったサーブを受け、全身が痺れて10秒近く動けなくなってしまった金太郎と大曲。金太郎は強引に動き出すもそこをセダが再起不能を狙ってスマッシュを叩きこむ。すると大ピンチの金太郎を大曲が身を賭して庇って…!?

キャラクター紹介
  • 越前 リョーマ
    (えちぜん リョーマ)
    青春学園中等部1年。アメリカでの武者修行からU-17の合宿に参加するため帰国。クールで生意気な性格だが、ずば抜けたテニスセンスを持つ。
  • 手塚 国光
    (てづか くにみつ)
    青春学園中等部3年、テニス部部長。冷静で厳しい性格。中学テニス界屈指の実力を誇る。プロへ転向するためドイツへ旅立つ。
  • 桃城 武
    (ももしろ たけし)
    青春学園中等部2年。U-17代表合宿コートの入れ替え戦に選ばれ、5番コートの鬼と対戦。敗北して手首を負傷した。
  • 跡部 景吾
    (あとべ けいご)
    氷帝学園中等部3年、テニス部部長。実力と優雅さを兼ね備えた「氷の王様」。
  • 真田 弦一郎
    (さなだ げんいちろう)
    立海大附属中学校3年、テニス部副部長。真っ向勝負が信条の厳格なる「皇帝」。
  • 切原 赤也
    (きりはら あかや)
    立海大附属中学校2年。怒りで我を忘れると「悪魔(デビル)化」して、非常に残酷なプレイスタイルとなる。だが、悪魔化は精神的負担が大きく、命の危険性を伴う。
  • 遠山 金太郎
    (とおやま きんたろう)
    四天宝寺中学校1年。天真爛漫な性格で、小さな体からは想像もつかないほどの力を持つ。
  • 白石 蔵ノ介
    (しらいし くらのすけ)
    四天宝寺中学校3年、テニス部部長。「聖書(バイブル)」と呼ばれる、基本に忠実な「完璧な(パーフェクト)テニス」を展開する。
  • リリアデント 蔵兎座
    (りりあでんと くらうざ)
    名古屋星徳中学校1年。対戦相手を磔にする冷酷非道な「アイスマン」。3番コートとの総入れ替え戦・第1試合で外道に敗北。
  • 中河内 外道
    (なかがうち そとみち)
    U-17代表候補(3番コート)。高校3年。機械のような正確なプレイスタイルと風貌から異名は「極妻泣かせのテニスロボット」
  • 松平 親彦
    (まつだいら ちかひこ)
    U-17代表候補(3番コート)。高校3年。ツイストのような変化をもつ高速サーブ「フラワー」が武器。
  • 都 忍
    (みやこ しのぶ)
    U-17代表候補(3番コート)。高校3年。抜群のパワーを持つ。
  • 大和 祐大
    (やまと ゆうだい)
    U-17代表候補(3番コート)。高校2年。元・青学テニス部部長。「幻有夢現(げんうゆめうつつ)」という相手に幻の打球を見せる技を持つ。手塚と同じく腕をケガした過去を持つ。
  • 鬼 十次郎
    (おに じゅうじろう)
    U-17代表候補(5番コート)。高校3年。下のコートから上がってくる者をことごとく落としていく「地獄の番人」。桃城の入れ替え戦の相手。
  • 黒部 由起夫
    (くろべ ゆきお)
    U-17代表・戦略コーチ。37歳。選手の能力を数値化し、分析する。
  • 齋藤 至
    (さいとう いたる)
    U-17代表・精神(メンタル)コーチ。43歳。2m16cmと長身で、いつも頭を打ちながら登場する。
  • 三船 入道
    (みふね にゅうどう)
    U-17代表・裏コーチ。負け組を過激な特訓で指導(?)。その真意は…!? 実はU-17日本代表監督。
  • 入江 奏多
    (いりえ かなた)
    U-17代表候補(3番コート)。高3。穏やかな物腰と笑顔が印象的な実力者。
  • 徳川 カズヤ
    (とくがわ カズヤ)
    U-17代表候補(1番コート)。高校2年。5歳の頃から名門クラブでテニスの英才教育を受け、海外でも連戦連勝を重ねていた。しかし1年前の代表合宿で平等院に惨敗し、脱落組として崖の上の訓練を経験した。
  • 平等院 鳳凰
    (びょうどういん ほうおう)
    高校日本代表(U-17選抜)1軍のNo.1。高3。圧倒的なパワーとオーラを持つ。1年前、徳川を打ち倒し、崖の上のコートに送った。
  • 越前 リョーガ
    (えちぜん リョーガ)
    高校日本代表(U-17選抜)1軍のNo.4。幼い頃、一時期リョーマと生活を共にしていた。リョーマの兄貴分。
  • 毛利 寿三郎
    (もうり じゅさぶろう)
    高校日本代表(U-17選抜)1軍のNo.10。元・立海大付属中。サボり癖があるが、オールラウンダーの実力者。
  • 越知 月光
    (おち つきみつ)
    高校日本代表(U-17選抜)1軍のNo.9。元・氷帝学園中の部長。在学時に氷帝を全国区にした実績を持つ。長身から繰り出されるサーブは圧倒的。
  • 君島 育斗
    (きみじま いくと)
    高校日本代表(U-17選抜)1軍のNo.7。別名コート上の交渉人。相手の心理を巧みに揺さぶり相手のプレーを支配する。
  • 遠野 篤京
    (とおの あつきょう)
    高校日本代表(U-17選抜)1軍のNo.8。別名コート上の処刑人。残忍なプレーで対戦相手を再起不能に追い込む。
  • 亜久津 仁
    (あくつ じん)
    山吹中学校3年。暴力的だが抜群のテニスセンスを持つ、怪物と呼ばれる逸材。都大会決勝でリョーマと対戦。全て出し尽くして部を退部したが、千石の後押しを受けてテニスの世界に復帰する。
  • 千石 清純
    (せんごく きよすみ)
    山吹中学校3年。ラッキー千石と呼ばれる強運の持ち主。優れた動体視力を持つ。
  • 種ヶ島 修二
    (たねがしま しゅうじ)
    高校日本代表(U-17選抜)1軍のNo.2。全ての必殺ショットを無にして返すことができる力を持つ。
  • 大曲 竜次
    (おおまがり りゅうじ)
    高校日本代表(U-17選抜)1軍。両手にそれぞれラケットを持つ「二刀流」で戦う。
  • ドゥドゥ・オバンドゥー

    長身なアメリカ代表の一員。鳥人と呼ばれるほどの、圧倒的な跳躍力を持つ。
  • ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク
    U-17ドイツ代表の主将。ジークムント製薬会社とプロ契約を結んでいる。手塚をトレーニングパートナーにし、彼の成長の手助けをする。
  • ジークムント・プープケ
    ジークムント製薬会社の会長。ボルクとプロ契約を結んでいる。手塚の可能性にも注目する。
  • 不二 周助
    (ふじ しゅうすけ)
    青春学園中等部3年。群を抜くテニスセンスと多彩な技を誇る天才。
  • デューク 渡邊
    (デューク わたなべ)
    高校日本代表(U-17選抜)1軍のNo.3。2年前のフランス大会時には、フランス代表メンバーで、破壊王と恐れられていた。自身の試合直前にケガをしてまでも妹のクロエを救ってくれた平等院と共に戦いたいと、日本代表になる。
  • Q・P
    (キューピー)
    U-17ドイツ代表の参謀。Q・Pという登録名の由来は「Quality of Perfect(完璧な品質)」と呼ばれるほどの優秀さから。本名、出身地は共に不明。
  • オリバー・フィリップス
    U-17W杯の運営スタッフ。アメリカ代表を目指していたものの、実力及ばず係員に選出される。だがリョーマに頼まれアメリカ代表・リョーガの振りをしてプレW杯に出場する。
  • A・フランケンシュタイナー
    (エー・フランケンシュタイナー)
    U-17ドイツ代表。ドイツテニス期待の新星で、テニスサイボーグの異名を持つ。
  • J・J・ドルギアス
    (ジェイ・ジェイ・ドルギアス)
    U-17オーストラリア代表の高校生。弟・ノアをアカデミーから追放した豪州テニス界を恨みながら、その弟の夢を背負い豪州エースとしてW杯に臨む。