[双星の陰陽師]助野嘉昭

双星の陰陽師 第1〜10巻 助野嘉昭
前回までのあらすじ

 元来、地上に存在する悪霊とは違い、“禍野(まがの)”と呼ばれる異世界から こちらの世界に抜け出してくる化け物“ケガレ”。それを祓い、清めるのが陰陽師の使命…。ろくろは陰陽頭から紅緒と自分が最強の陰陽師の夫婦「双星の陰陽師」であると告げられる。二人の子供が「神子」となり、禍野に終焉をもたらすという。戦う日々の中で、ろくろと紅緒の間には絆が生まれるが…!?

 紅緒の実の兄であり、ろくろの元仲間でもある悠斗。他人をケガレ堕ちさせようとする悠斗は、敵と認定され陰陽師から追われる身に。ろくろは、自分の手で悠斗を倒すと決意し、戦いの最前線・土御門島へ。しかし紅緒は、戦いの中で呪力を失い、一人本土に残ることになる。

 悠斗討伐作戦に参加するには、「星(聖)将六十四家」に当たる上位家系である必要が。しかし、二年に一度行われる“波達羅盈城御前試合”で活躍出来れば、家格のない焔魔堂家でも、その任務に参加出来るかもしれないという。まずは必須条件である、あと4人の戦闘専門の陰陽師を集めるため、ろくろは陰陽師修練機関・青陽院に通うことになるが…!?

 一方、禍野でケガレから逃げ惑う紅緒は、婆娑羅・神威に救われる。神威に助けを求めたことで「恥晒し」と一蹴されるが、またろくろと戦うため自分を奮い立たせ、禍野で生き延びることを決意。そして神威から、最強の婆娑羅・千怒なら呪力を元に戻せるかもしれないと聞かされ…!?

キャラクター紹介
  • 焔魔堂 ろくろ
    (えんまどう ろくろ)
    陰陽師候補生がケガレ堕ちした事件“雛月の悲劇”の生き残り。ケガレ堕ちに打ち勝ち、その手に強い力を手に入れた。仲間を救えなかったことを悔み、陰陽師に なることを拒んでいたが、紅緒と共に戦う決心をする。
  • 化野 紅緒
    (あだしの べにお)
    代々有名な陰陽師を輩出してきた家系の娘。禍野に直接入ってケガレ祓いをすることができる。話せるケガレ・婆娑羅によって両親を殺された過去が。敵を討つため強くなろうと努力している。
  • 椥辻 亮悟
    (なぎつじ りょうご)
    悲劇の前のろくろを知る、星火寮の住人。ろくろの才能を買い、ケガレ祓いをさぼりまくる彼を、陰陽師にすることに執着している。
  • 土御門 有馬
    (つちみかど ありま)
    総覇陰陽連のトップで、全ての陰陽師を統べる陰陽頭。千年もの間、神子が現れるのを待っていた。いつもテンションが高い。
  • 神威
    (かむい)
    婆娑羅と呼ばれる人の言葉を話すケガレの一人で、紅緒の両親の仇。ケガレでありながら一介のケガレの強さをはるかに上回る。強い敵との決死の戦いを好み、紅緒にケガレの体を与える。
  • 音海 繭良
    (おとみ まゆら)
    ろくろの幼馴染。運動音痴だが呪力だけなら亮悟より強く、お守りがないとケガレに狙われやすい。ろくろ、紅緒と共に戦いたいと、陰陽師の修行を。
  • 天若 清弦
    (あまわか せいげん)
    繭良の父親で、ろくろの師匠。凶将“白虎”の名を冠する最強最高ランクの陰陽師・十二天将の一人だったが、悠斗との戦いで片腕を失い除籍される。
  • 石鏡 悠斗
    (いじか ゆうと)
    化野家に生まれ、両親の死を機に石鏡家に引き取られた、紅緒の兄。本音を隠し、他人を欺いていたため、ろくろと友達だった。仲間をケガレ堕ちさせ“雛月の悲劇”を起こしたことで、陰陽師の敵に。
  • 斑鳩 士門
    (いかるが しもん)
    十二天将の一人で“朱雀”と呼ばれる。11歳で陰陽師の術をマスターし、12歳で小隊長のランクに。その後、14歳で最高ランク十二天将に上り詰めた天才。ろくろの2歳年上。
  • 斑鳩 小夜
    (いかるが さよ)
    斑鳩家本家の嫡子で、安倍晴明の母・葛の葉を呪護者(守護霊)に持つ11歳。呪力の本質や、陰陽師の呪護者を見通す力がある。ろくろを王子様と慕う。
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