[箱庭遊戯]田中 文

箱庭遊戯 上・下巻 田中 文
前回までのあらすじ

 6年前、淳真は2つ年上の幼馴染5人の課外授業に同行。しかし幼馴染の1人・真人が林で行方不明になったことにより、その日の記憶は悲しいものとして淳真の胸にしまわれていた。時が経ち、高校1年生の夏を迎えた淳真のもとに、真人の妹・真理が現れる。それと同時に淳真の周りで、奇妙で恐ろしい出来事が起こり始めるのだった…。

 ――6年前。真人は学校でいじめられ、真理は母親から虐待を受けていた。2人は光哉に救われるが、真人は光哉が自分達を玩具にしようとしていることを感じ取っていた。真理を守るため光哉を警戒する真人は、光哉の闇を恐れた陽色から、逆にいじめという手段で攻撃されてしまう。さらに光哉から真理をネタに脅され、周囲に嫌われる行動をとる真人は、最初は庇おうとしてくれていた宗二郎やナツまで敵に回してしまう。

 ――現在。真人をいじめていた宗二郎やナツ、陽色が惨殺される。あまりの出来事に深く傷つく淳真だが、一連の事件に真理が関わっているのではないかと疑念を抱く。一方、いじめの主犯格である光哉の前には、真人のような何者かが現れる。光哉は、「真人が真理になって帰ってきた」と言うが!?

キャラクター紹介
  • 裏波 淳真
    (うらなみ あつま)
    高校1年生の男子。宗二郎達とは幼なじみで仲が良く、彼らに対して年下であることを感じさせない接し方をする。真人の行方不明について、よく知らないでいた。
  • 真人
    (まなと)
    6年前、課外授業中に事故で行方不明になったとされていた当時小学6年生の少年。淳真以外の4人からいじめを受けていた。虫に関しての知識が豊富で、標本作りを趣味としていた。
  • 真理
    (まり)
    真人の妹。彼の行方不明の直後に家族と共に町を出ていったが、6年が経過した今、再び淳真の前に姿を現した。
  • 宗二郎
    (そうじろう)
    淳真や真人の幼なじみ。真人の行方不明になんらかの関わりがあるようで、真人が戻ってきたというメールを淳真に送った直後、惨殺された。
  • 赤星 ナツ
    (あかほし)
    淳真の幼馴染の1人で、水泳部の優秀な部員。真人へのいじめに関与していたため、真人のような何者かによって惨殺された。
  • 陽色
    (ひろ)
    淳真の幼馴染の1人。光哉の血の繋がっていない妹であり、狂気に満ちた彼を嫌悪し怖がっていた。真人をいじめていたことへの“復讐”に遭い、死亡。
  • 光哉
    (みつや)
    淳真の幼馴染であり、陽色の同い年の兄。動物や子供などを殺すことで悦楽にひたる異常人格者。真人の行方不明にも深く関与していると思われる。
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