ふたりぼっち戦争 肘原えるぼ

JC1巻 発売記念PV
前回までのあらすじ

ストーリー

 人類の滅亡をもくろむ侵略者“イドラ”の出現により、平和を失ったニューヨーク。この事態に、イドラ対策機関CIOは、侵略者たちに立ち向かうための兵器を開発する。それは、対イドラ用に改造された“人型イドラ”で、人が遠隔操作し動かす生体兵器“アルカナ”と呼ばれた。そんな兵器に魅せられた少年・イリヤは、念願のプレイヤーとなるが、姉・アンナを“アルカナ”の真の正体である半イドラ人間に改造されてしまう。そして、姉弟二人の戦争が始まり…――。


 イドラの人型をした心臓部を見たことで、震えあがるイリヤ。出撃を前にし、ダレルのユニットである妹のニコラに声をかけられたイリヤは、小柄な彼女を乱暴に扱うダレルにムッとする。そんな中、準備が整い出撃したクラッシャーとルーキー。落ちていくラルフの遺体を掴んだイリヤだが、彼の冷たさに残酷な現実がつきつけられる。避雷球の檻から抜けだしたイドラを食い止めるため迎撃する二人だったが、心臓を狙えずにいた。そして、地上にイドラが降り立つまで残り12分となったとき、ある作戦が決行される。


 クラッシャーが心臓をむき出しにしたところをルーキーが仕留めることとなるが、人型の心臓にクラッシャーがとらえられてしまう。攻撃をためらうイリヤに、クラッシャーごと刺せと命令がくだる。そんな中、ダレルから操縦者としての覚悟を問われたイリヤ。けれど、彼は心臓からクラッシャーを切り離してしまう。逃げ出そうとした心臓をとらえたクラッシャーにイリヤが一撃を打ちイドラを仕留めることに成功。地上への被害もなく、戦いが終わった。本物の戦場をはじめて味わったイリヤ。そして、流れてきたダレルの記憶に触れ、彼も自分と同じ思いだと知って…。

キャラクター紹介
  • イリヤ・クラヴィッツ
    5歳のとき交通事故に遭い、歩けなくなった。空を自由に駆け回る生体兵器・アルカナに希望を抱き、努力と類まれなる操縦センスを武器に、人類初の車椅子プレイヤーとなる。たった一人の家族の姉・アンナをアルカナのユニットにされてしまった。ユニット名はルーキー。
  • アンナ・クラヴィッツ
    イリヤの姉。防衛軍・軍曹。才色兼備で信頼も厚い。技術習熟テストではオールSを取る成績優秀者。クリームシチューが好き。唯一の家族としてイリヤを支え、その夢を応援している。
  • メンデル・シュワルツ
    アルカナ・リッターの操縦者。イリヤの先輩。律儀な性格で、正反対のチャラい兄を持つ。ユニットは兄。
  • ダレル
    アルカナ・クラッシャーの操縦者。イドラ討伐数がダントツ。アルカナを武器として扱い、イリヤのことを偽善者だと罵る
  • ラルフ・シュワルツ
    メンデルの兄であり、ユニット。チャラい性格で、アンナに言い寄っている。イドラとの応戦により戦死。
  • ニコラ
    ダレルの妹でユニット。小柄な女の子。
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