[怪物事変]藍本 松

怪物事変藍本 松
前回までのあらすじ

 古来よりこの世に潜み、人に見つからないように人と関わり合って生きるもの〝怪物″(けもの)。しかし現代では人と必要以上に深く関わろうとするもの…例えば子供を作ろうとするケースが多数報告されるようになった。そんななか、血を持たぬ鬼〝屍鬼″(クーラー)と人間の間に生まれた少年、夏羽。

 少年は化狸の隠神と出会い、不可思議な運命に誘われていく…。

 隠神から同じ家で暮らすことになる2人の少年、シキとアキラを紹介された夏羽。仲良くしようと試みるも同じ半妖のシキからはなぜか嫌われ、そっけない態度を取られてしまう。さらに夏羽はシキのいじわるで特殊な糸で転ばされたり、また違う性質をもつ糸でお風呂の湯船を固められたりした。しかし夏羽は屍鬼の再生能力を利用し、シキのいじわるをくぐり抜け、逆にシキのことを聞きだすことに成功した。

 シキの母は“蜘蛛”(アラクネ)で、汗やツバが蜘蛛の糸のようになる性質をもつ。今は生死不明の状態だが、一向に迎えに来る気配がないのでシキは死んだと思い込んでいた。もし生きていて迎えに来ないのなら、それは捨てられたということだと理解したくなかったからだ。夏羽はそんなシキに自分の過去を話し、隠神が教えてくれた両親が生きている、会える可能性があるならそれを信じたいと告げた。前向きな夏羽の発言に困惑するシキだったが、その時夏羽をいじめるのに使った糸でお風呂の湯船をめちゃくちゃにしたことを隠神に怒られてしまう。そんなシキへの罰ゲームで、隠神の馴染みの警察庁の飯生に夏羽とシキの2人だけで会いに行くことになった…。    

キャラクター紹介
  • 夏羽
    (かばね)
    屍鬼と人間の間に生まれた半妖の子。母の妹のところに預けられ、泥田坊と呼ばれていた。
  • 隠神 鼓八千
    (いぬがみ こはち)
    隠神怪物相談事務所でオカルト専門の探偵をしている。その正体は怪物である化狸。

  • (シキ)
    蜘蛛(アラクネ)を母にもつ半妖の子。隠神のもとで暮らしている。
  • アキラ
    女の子の様な容姿をもつ男の子。隠神のもとで暮らしている。
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