魔女の怪画集 晴智

前回までのあらすじ

ストーリー

 自身の血を混ぜて描いた絵に不思議な力を宿し、絵を所有する者に奇跡を起こす少女、アイシャ。善意で描かれた絵だが、やがて人を害し「魔女の怪画」と呼ばれるように。アイシャは、自分の絵から生まれたロキに、全ての絵を燃やすようにと最期の願いを託して亡くなる。ロキは長い年月絵を燃やし続けていた――…


 イーシャスの村で奇病が流行し、四課に調査の依頼がきた。全身に帯状の痣がでる奇病であることと、大型の黒い犬の目撃情報もあり、怪画が関与しているとみて間違いないと判断された。


 

 ロキ、リチェ、そしてイーシャスの村に恩人がいるトウエンの三人で村へと向かうことに。村の病人は聖美術財団(セイクリッドメセナ)が治療にあたっており、トウエンの恩人であるカンも痣がでて治療を受けていた。


 カンとビチョウは、幼いトウエンが組に入った時に教育係についた人物だった。しかしトウエンに情が移り逃がすことに。その最中にカンは足を、ビチョウは命を落としていた。


 怪画は山の信仰の神事で使用された『白き霊獣』であった。傷口を舐めると治癒する能力があったものの、いまは舐められると痣がでるように……


 この怪画の所有印が、聖美術財団のペテロ中級学芸員の首元にあるのをトウエンが見つける。そこにロキも合流し、怪画との戦いが始まる――!!

キャラクター紹介
  • アイシャ
    自身の血を混ぜて描いた絵に奇跡をおこす少女。彼女の絵はやがて人を害し、「魔女の怪画」と呼ばれるように。絵を全て燃やすよう、ロキに最期の願いを託すが、願いが果たされぬまま、彼女は病死してしまう。
  • ロキ
    アイシャの絵から生まれた少年。無愛想で口は悪いが心優しい。アイシャの願いをうけ、「魔女の怪画」を燃やす旅をしている。
  • ザクセン
    ウィンクルム商会、第四課の課長。過去、ロキによって助けられている。
  • トウエン
    ウィンクルム商会、第四課に所属。スリ歴10年で現在更生中のために手枷をしている。
  • エレナ
    聖美術財団(セイクリッドメセナ)の学芸員。魔女の怪画を収集するため、ロキを葬ろうとしている。
  • リチェ
    アイシャに酷似した人形。ロキが触れたことによって人間のように動き出す。歴史上二人目の魔女。
  • モナ
    四課に所属はしていないが、メンバーのサポートをしている。
  • ぽきゅ
    小鳥の姿として具現化した魔女の怪画で、親鳥とセットとなっている。離れた場所からでも親鳥から呼びかけるとぽきゅを通じて他者と会話ができる。