ウイルスによって人口が激減し、突如現れた吸血鬼の脅威にさらされる人類。吸血鬼に対抗できるのは日本帝鬼軍が誇る吸血鬼殲滅部隊のみだった。吸血鬼に家族を殺され、復讐を誓う少年・優一郎。彼は軍に身を置き、親友や家族の想いを背負って血塗られた道を行く。
何も成せず二人で消えていいのかとウルドの説得を試みるも応じず、仕方なく「ずっと君が好きだった」と伝え彼に罪鍵を放つリーグ。幼い頃監獄から共に逃げ出した時「生きる意味なんてない」と諦めていたウルドはいつしか「見つける努力はやりきってみよう」と言ってくれた憧れのリーグの苦しみを終わらせることが夢になった。だからこそ下半身を吹き飛ばされた状態でも彼を放さず「共に終わろう」と告げたが鬼になる衝動に抗うことができず、「ごめん、君をおいて先にいく」と言葉を遺す。リーグはそんな彼に「すぐに俺も君のそばに」と応えて…。
親友を喪ったウルド。自分が吸血鬼にしたフェリドと自分の遺伝子を組み込んで作ったグレンに、どちらが先に生きる意味を見つけられるか勝負だと撃たれた罪鍵を撃ち返す。一方グレン達は、八年前に世界が滅亡した日と違い、今は力がある、死ぬ覚悟で勝ちにいくと気合十分。罪鍵を集めてミカエラを奪い人類を全蘇生するというかつて天才だった真昼の案を信じるグレン達の最後の戦いが始まって…!?