ウイルスによって人口が激減し、突如現れた吸血鬼の脅威にさらされる人類。吸血鬼に対抗できるのは日本帝鬼軍が誇る吸血鬼殲滅部隊のみだった。吸血鬼に家族を殺され、復讐を誓う少年・優一郎。彼は軍に身を置き、親友や家族の想いを背負って血塗られた道を行く。
真祖の話さえ聞ければ、その後吸血鬼に拘束されても問題ないと考えた優一郎とミカエラ。ウルドが放った全てを薙ぎ払う威力の剣撃を動けなくなるまでミカエラが受け止め、時間を稼ぐことに。ミカエラが命懸けで稼いだ時間で無事真祖のもとに辿り着いた優一郎。ニンゲンに喰われているせいで説明する時間がないが全てを託すと真祖から告げられる。最期に優一郎から自分のやり方が間違っていたことを知った真祖。結局優一郎が何者か見抜くことはできなかったが【ミカエラの蘇生法】【楽園からの世界の隠蔽術式】【楽園を破壊するための術式】を渡すことに成功する。どれも大きな代償を伴うものだが、記憶が戻っている優一郎は託された力を受けとめ、天使達の全蘇生を改めて決意して…。
真祖から問われ、彼から奪った力を「恋のために」使うと宣言したシノア。次世代に託すと言い残した真祖が消えるのを見届け、誰に託したかは知らないが、もう他の誰かが傷ついたりしないように私が全部託されようと決意を固める。一方、優一郎は早速吸血鬼達に囲まれてしまい…!?