選択のトキ 群千キリ

前回までのあらすじ

ストーリー

 夏休みのある日、光晴はカーマイン星から来た「トキ」と名乗る宇宙人と出会う。生まれた時は性別がなく、15歳になる前になりたい性を選ぶことができるというカーマイン星人。トキは己の性別を決定し性器を作るのに必要な材料を集めに地球に来たのだった。トキの性別選択を任された光晴は、トキを「友達」にするか「恋人」にするか選ぶことに…。


 ある日の朝、光晴は、海で溺れているところをタニクに救助されたというカーマイン星人の赤ちゃんと出会う。親を捜すため、赤ちゃんが飼われていたと思われるまるしげ水族館へと足を運ぶが、飼育担当だった三原の話では、地元の漁師から譲りうけたが不注意で水族館から逃げ出してしまっていたという。結局、両親については謎のまま途方に暮れる光晴達だったが、赤ちゃんが生まれた理由をちゃんと探してあげたい一心で親捜しを続行する。


 一方、萩先生は三原から館長の命で調査に出した生物がまだ帰って来てないと相談を受ける。不審に思い館長について調べると、彼は宇宙規模で生物の売買を行う密売人であることが判明。さらに、三原から赤ちゃんは三原とカーマイン星人との間に生まれた子であることを告白される。三原は水族館で育てていた赤ちゃんを、館長の手から逃れるために海へと流したのだと知った光晴達。しかし、館長に標的にされたトキと赤ちゃんは攫われてしまい、しかもトキたちを乗せた密売人の車が事故を起こし――!?

キャラクター紹介
  • 守屋 光晴
    (もりや みつはる)
    高校二年生。夏休みに自転車でトキの宇宙船に衝突してしまう。
  • トキ
    カーマイン星からきた宇宙人。性別がなく、どちらかの性を選び、選んだ方の性別(性器)の材料を集めるために、地球に来た。
  • めぐみ
    光晴の幼なじみ。
  • 源太
    (げんた)
    光晴の幼なじみで、高校一年のときから、めぐみと付き合っている。
  • 安達
    (あだち)
    光晴のクラスメイトで、光晴に告白。光晴とトキが宇宙船に乗り込む様子を偶然見かけてしまった。
  • 萩 響代
    (はぎ おとよ)
    光晴の学校にやって来た女性教師。担当教科は生物で生物部の顧問をしている。
  • 三原
    (みはら)
    まるしげ水族館の飼育員。カーマイン星人との間に生まれた赤ちゃんを水族館の水槽に入れて育てていた。