ボクとキミの二重探偵 原作/辺天使 漫画/津田穂波

前回までのあらすじ

ストーリー

 僕徒レオ、通称「ボク」は気弱で一人ぼっちの高校2年生。ある日を境に確かな推理力を持つ君乃ミキという女子生徒と行動を共にするように。彼女と事件を解決していくうち、隠していた「オレ」という、人の本性を暴くことに快感を覚える人格がバレてしまう。双子の妹・ヒタリの死の真相を追っていたミキに、その秘密を利用され事件を共に追う契約を持ちかけられたオレは、彼女とは違う視点で謎を追う二重探偵の一人となって…!?


 両神に崖まで追い詰められたミキとレオは、ヒタリが亡くなった真相を両神に問いただす。それに両神のもう一つの人格であるボスが答える。ヒタリはボスが命じて両神が追い詰め亡くなったのだった。それを聞いた二人はボスに立ち向かうが、歯が立たずピンチに陥る。それでもレオはボスではなく、両神の意識に「ヒタリに救われ本当は助けたかったのではないか」と問う。両神はヒタリに救われた気がするが、自分の罪を受け入れると言い、それに対しボスは、「今までつらい現実を忘れ、心の傷を肩代わりしてきたのは自分で、両神だけがヒタリに救われ、罪を受け入れ前に進む事は許さない」と激昂するのだった。
 ミキはボスに「両神が前に進もうとするとボスの存在理由がなくなってしまう。あなたはそれが怖く辛いのだ」と諭す。
 しかしミキは崖から落ちてしまい、それを助けようとレオと両神も一緒に落ちて…!?


キャラクター紹介
  • 僕徒レオ
    (ぼくと れお)
    ヘタレな「ボク」の顔を隠れ蓑に、人の本性を暴くことに快感を覚える「オレ」という顔を持つ二重人格の少年。ミキに二重人格がバレてしまい、彼女の推理力を危険視している。
  • 君乃ミキ
    (きみの みき)
    探求心と行動力が強く、レオに興味を抱く少女。双子の妹・ヒタリの事故死の真相を暴くべく、レオに協力を依頼。
  • 一ノ瀬ユリ
    (いちのせ ゆり)
    選抜クラスの中心人物。ヒタリの事件の真相を知りたがっている。ミキとは犬猿の仲。
  • 君乃ヒタリ
    (きみの ヒタリ)
    ミキの双子の妹、彼女と正反対で明るく社交的な性格。事故死したと思われていたが…?
  • 両神 真
    (りょうがみ まこと)
    ヒタリの事件を担当した刑事。ミキとは少なからず因縁が…?
  • 西園寺
    (さいおんじ)
    レオとミキのクラスメイト。惚れっぽく、暴走しがち。
  • 東山
    (ひがしやま)
    レオとミキのクラスメイト。西園寺の恋を応援している。