超常の力を持つ“枝憑き”のリュカは“音が見える”力を持つラッパ手である。楽師になる夢を叶えるため、枝憑きを集めている教皇のもと“花冠の枝憑き”と呼ばれる帝国の兵士を抹殺するべく“塔”を巡る戦争に参加することに――。
虫や鳥といった小動物を操る枝憑きの攻撃を受けつつ、リュカたちはついに花冠がいる拠点を見つけ出す。鏡の力で大勢の兵士を出すと、花冠を殺すための闘いを開始した。 リュカは現れた塔下に、花冠を殺せば自分とゾーイ、ミウラは自由になることと、帝国の人間に言われた「苗木候補として追われる」という言葉の意味を問う。 塔下は「花冠さえ死ねば君の仕事は終わりだ」と約束した。
花冠と対峙する一方、ずっとリュカたちを追いかけていた枝憑きも追いついてしまう。 ついに、激闘が始まる――…!?