戦奏教室 原作:空もずく 作画:十森ひごろ

『双星の陰陽師』JC1巻発売記念PV!
  • 特設サイト公開中! 前回までのあらすじ

    ストーリー

     超常の力を持つ“枝憑き”のリュカは“音が見える”力を持つラッパ手である。楽師になる夢を叶えるため、枝憑きを集めている教皇のもと“花冠の枝憑き”と呼ばれる帝国の兵士を抹殺するべく“塔”を巡る戦争に参加することに――。


     奴隷の国、2つ目の拠点で花冠を捜すリュカたち。街の人々を遺伝子で選り分けている現場を見やり、ポピーは弓矢で能力を使ってしまい、帝国側に身許がバレてしまう。
     帝国側はリュカとゾーイを引き渡す代わりに、今後ほかの枝憑きには手を出さないという条件を出す。二人は鏡面との戦いで目をつけられて、「苗木」候補となっていたが、「苗木」がいったい何かは明らかになっていないものの、帝国にとって重要な存在だという。


     要望を突っぱねたリュカたちは帝国側に追われるも、返り討ちにする。
     ゾーイは精神の成長と共に起こるといわれる「開花」が近いのか、力を使わなくてもほかの枝憑きを抑え込んでいた。
     全員で2つ目の拠点から脱出したリュカたち。彼らを待ち受けるものとは――…!?

    キャラクター紹介
    • リュカ
      生まれつき“枝憑き”と呼ばれる超常の力を持つ。親に捨てられゲルハルトに育てられたが、ラッパ手として楽師になる夢を叶えるため教皇領と塔を守ることに。
    • ゲルハルト
      傭兵団所属。リュカを拾い育て、彼の夢を後押しした後死亡。
    • 教皇
      (きょうこう)
      教皇領の首都「テルミ」にある“塔”を管理している“塔教”の首長。リュカをはじめ“枝憑き”達を集め管理している。塔を守り“花冠の枝憑き”の抹殺を目的としている。
    • ゾーイ
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人。彼らの中では一番強く、強大なパワーで人も馬も投げ飛ばしてしまう。27歳だが枝の力の影響で精神年齢は9歳児程度。癇癪を起こすと誰も手が付けられない。
    • デミ
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人。とても目が良く、さらに自身の視界を周りと共有する力を持つ。周囲への当たりが強い。
    • ミウラ
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人でリュカの4か月前に入隊。城壁を軽く飛び越えられる足の速さを持つが、その速力に目が追い付かず障害物の多い場所などでは物に激突するなどのデメリットがある。
    • ポピー
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人。離れたものを少しだけ動かすことができるが木箱程度の重さしか操ることができない。かなりネガティブ。
    • オスカー
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人。不死身。教皇に大恩があり、その恩を返すため身命を賭しているし、周囲の隊員にもそれを強制する。
    • コーラ
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人。負傷や病気を移し替えることができる。痛いことが好き。
    • ザヒード
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人。「幸運」の能力を持っているが、実戦向きじゃないため戦場には出ていない。