戦奏教室 原作:空もずく 作画:十森ひごろ

前回までのあらすじ

ストーリー

 生まれつき頭に枝のような角を持ち“音の見える”リュカは、親に捨てられ傭兵団のゲルハルトに育てられた。ラッパ手としての確かな腕と楽師になる夢を持つも、兵団を抜け出せず死屍累々の戦場から新しい楽器を漁る毎日。樹木歴1294年のある日、正規軍の指揮下としてラッパ手ではなく歩兵として戦場に立ったリュカ。自軍に余裕のある戦場と思われていたが、敵軍に現れた角の生えた女が一人で無双し始め、戦場は大混乱に。謎の頭痛に襲われ身動きの取れなくなったリュカは腹部に大怪我を負ってしまう。大量の出血で意識が朦朧とするなか、ゲルハルトの「生きた証を残したい」という言葉を思い出し、唯一自分のことを知っている傭兵団の連中を死なすまいとラッパを吹いたリュカ。するとその音はリュカの意志をのせ戦場にいる味方全員に届き、絶望的だったはずの撤退成功に繋がる。昔から音が見えたものの他人に見せたいとは思わなかったリュカは、初めて演奏が楽しいと感じることができて…。


 “枝憑き”と呼ばれる超常の力を発芽させ倒れたところ、謎の仮面の男から仲間に勧誘されたリュカ。そんな2人の間に割り込んだゲルハルトは、「リュカに音楽を学ばせてやってほしい」と条件を出し、彼の夢を叶える後押しをすることに。リュカはそんなゲルハルトから「演奏が上手くなった」と褒められ、泣きながらその場を後に…。


 教皇領の首都「テルミ」で目を覚ましたリュカ。“塔教”の教皇を名乗る男に楽師になる夢を手伝ってもらう代わりに、人々が巡り争う“枝憑き”の力の源である“塔”を守護することになって!?

キャラクター紹介
  • リュカ
    生まれつき“枝憑き”と呼ばれる超常の力を持つ。親に捨てられゲルハルトに育てられたが、ラッパ手として楽師になる夢を叶えるため教皇領と塔を守ることに。
  • ゲルハルト
    傭兵団所属。リュカを拾い育て、彼の夢を後押しした後死亡。