アオの解 原作:竹内良輔 漫画:ミヨカワ将

前回までのあらすじ

ストーリー

 日本の高校に通いながら、その裏でCIAの特殊作戦群として任務をこなすアオ。彼はアフリカの村にいた頃、ゲリラに両親を虐殺され、攫われて少年兵になった過去を持つ。そして、死と隣り合わせの日々の中、考えながら戦い続けることで強くなっていった。考え続けることに生きる意味を見出しているアオは今日も解のない難題を追い求める――!!


 任務のためにホワイトハウスを訪れているアオとアレックスとニック。この日、ホワイトハウスに空調業者を装ったテロリストが来ることと、その内通者がいることがわかっていた。しかし、内通者の特定には至っていなかったので、このテロリストを泳がせて内通者を炙り出すというのが今回の任務だった――。
 テロリストたちはハッキングによって警報を作動させ、システム上で大統領を含めた館内の職員全員が死亡しているように偽装する。その間にもアオたちは一人ずつテロリストを倒していった。最終的には、孤立したテロリストの前にアオが協力者として現れることで、不審に思ったテロリストが確認のために内通者に電話をかけ、内通者の特定に成功したのだった。
 内通者は、大統領が死んだときにその権限が副大統領に受け継がれる法律を悪用してお金を稼ごうとしていた。そして、感づかれた時のために時限爆弾も設置しているという。爆発寸前の爆弾を前にアオの導き出した解は、どんな攻撃にも耐え得る大統領専用車に爆弾を閉じ込めることだった。

 そして、大統領は以前アオから質問された“なぜアメリカは大統領制なのか”という問いに持論を語る。それは、敵からの攻撃対象がひとつになり、大統領が死亡してもすぐに次の大統領が決まるので戦い続けることができるという、攻守のバランスの取れた制度だからというものだった。だが、大統領は今回の事件でこの制度の穴を突かれたと嘆く。これに対してアオは、国民が選挙で考え抜いた解である大統領の命は軽んじられるものではなく、それを守るために我々がいるのだから、この制度の穴を埋める“解”は貴方が死なないことだと示したのだった――。

キャラクター紹介
  • 碧・ロジャース
    (アオ)
    日本の高校に通いながらCIAの特殊作戦群に所属している少年。ゲリラに両親を虐殺され、少年兵になった過去をもつ。より遠くより深くまで考えることに生きる意味を見出している。
  • アレクサンダー・J・マーシャル
    (アレックス)
    CIA特殊作戦群の分析官。
  • ニコラス・D・アシュクロフト
    (ニック)
    CIA本部に勤める情報分析官。