ウイルスによって人口が激減し、突如現れた吸血鬼の脅威にさらされる人類。吸血鬼に対抗できるのは日本帝鬼軍が誇る吸血鬼殲滅部隊のみだった。吸血鬼に家族を殺され、復讐を誓う少年・優一郎。彼は軍に身を置き、親友や家族の想いを背負って血塗られた道を行く。
グレンの血を吸ったクルルは突然血を吐いて倒れてしまう。実は真昼の刀に一薬目、グレンの刀に二薬目、グレンの血に三薬目となる遅効性の毒が含まれていた。混ざって強い毒となったものに蝕まれ倒れ伏したクルル。すぐに殺せばクルルの圧勝だったものの吸血鬼が醜く血を吸うだろうと読み切った真昼の戦術が完璧に刺さって…。
幼い頃に兄とした、化け物に連れていかれたら助けに行く約束を絶対に守ると決めていたクルルの前に迫る死。思わず「やくそくがまもれない」と呟くとグレンから約束は守る、アシェラもクルルも人間として全蘇生すると宣言される。彼が信用できずもっと力のある真昼ならと約束を求めると、約束はできないけど努力すると言質を取ったクルル。目を閉じフェリドにそのまま喰われて…。
自分よりも壊れているグレンと真昼が危険だから今殺そうかと煽るフェリドに、クルルの想定外の強さよりフェリドの裏切りのほうが意外性はないから対処できると宣言した真昼。冗談だからと笑って流し、クルルの剣を従えたフェリドは、新たな力を形にしてみせて…!?