終わりのセラフ 原作/鏡 貴也 漫画/山本ヤマト コンテ構成/降矢大輔

前回までのあらすじ

ストーリー

 ウィルスによって人口が激減し、突如現れた吸血鬼の脅威にさらされる人類。吸血鬼に対抗できるのは日本帝鬼軍が誇る吸血鬼殲滅部隊のみだった。吸血鬼に家族を殺され、復讐を誓う少年・優一郎。彼は軍に身を置き、親友や家族の想いを背負って血塗られた道を行く。


 阿朱羅丸から力を受け、鬼と化した優一郎。困惑するミカエラの前で、優一郎は奇声を発して悶えた挙げ句、天井に突き刺さる。意思の疎通を図るミカエラだったが、優一郎は言語を話さない。さらに天井から優一郎を引き抜こうとするも、優一郎はそれを拒否。そうしている内にグレンとノ夜が現れ、グレンから逃げたいミカエラは優一郎に懇願する。


 ノ夜は上階の壁に穴を開け、床から突き出た優一郎の頭部と対面。優一郎からアシェラの気配を色濃く感じたノ夜は、アシェラが覚醒する前に首を撥ねようとする。しかし、優一郎は周囲の次元を歪ませ、無数の刀でノ夜を襲撃。ノ夜がそれに対処すると、歪ませた次元の範囲を広げ、より多くの刀で襲いかかる。ノ夜は片脚を失いながらも逃れ、アシェラが優一郎と組んでいることを察して自らもグレンの中へ戻ることに。


 天井の穴から脱した優一郎は、ミカエラを上階へ引き上げる。優一郎の意識は完全には乗っ取られておらず、半分ずつ混濁していた。ミカエラが今会話している主体が誰か尋ねると、彼は「アシェラ・ツェペシ」だと名乗り、ミカエラは彼がクルルと同じ苗字を持つことを知る。そんな二人の元に、ノ夜を吸収したことでさらに強くなったグレンが追い付く。アシェラはミカエラと共に逃亡しようとするが、ミカエラはアシェラが味方か判断しきれない。しかし「優一郎が『家族だからミカエラも守れ』と言っている」との発言を受けると、アシェラを信用。二人は共に攻撃態勢に入り、グレンと対峙して…!?

キャラクター紹介
  • 百夜 優一郎
    (ひゃくや ゆういちろう)
    地下都市・サングィネムから脱出した少年。「預言」により、日本帝鬼軍に保護される。家族を殺した吸血鬼に復讐するため、闘いに身を投じていく。
  • 百夜 ミカエラ
    (ひゃくや ミカエラ)
    優一郎の親友。優一郎をかばい吸血鬼から瀕死の傷を負うが、第三位始祖・クルルの血で吸血鬼として復活する。貴族の地位と力を得るが、未だに優一郎を助けようとしている。
  • 一瀬 グレン
    (いちのせ グレン)
    吸血鬼殲滅部隊「月鬼ノ組」の中佐。サングィネムより脱出したばかりの優一郎を保護し、日本帝鬼軍へと導いた張本人。
  • 柊 シノア
    (ひいらぎ シノア)
    優一郎の高校での生活をみるために配属された軍の監視官。月鬼ノ組の一員でグレンの部下。
  • 早乙女 与一
    (さおとめ よいち)
    優一郎のクラスメイト。学校で優一郎と共に吸血鬼に立ち向かったのを機に友達になる。吸血鬼によって姉を殺された過去を持つ。
  • フェリド・バートリー
    サングィネムに住む第七位始祖の吸血鬼。優一郎の孤児院時代の家族を殺した張本人。
  • 君月 士方
    (きみづき しほう)
    月鬼ノ組の研修教室に属する優一郎の同級生。不治の病にかかった妹の治療をするため、軍での出世を目指す。怠慢な授業態度に反して成績はクラス一。
  • クルル・ツェぺシ
    第三位始祖で吸血鬼の女王。吸血鬼の中で貴族に属し、瀕死のミカエラに自分の血を与え吸血鬼に変えた。
  • 柊 天利
    (ひいらぎ てんり)
    日本帝鬼軍の元帥。柊家の分家である一瀬(グレン)に排他的な態度を見せる。
  • 阿朱羅丸
    (あしゅらまる)
    優一郎が契約した黒鬼シリーズの鬼呪装備に宿る鬼。優一郎の憎しみと愛が入り混じった感情を気に入り優一郎に従う。
  • 三宮 三葉
    (さんぐう みつば)
    月鬼ノ組所属で優一郎のチームメイト。13歳の時から吸血鬼殲滅部隊にいるエリートだが、自信過剰で感情的な一面も。シノアをかなりライバル視している。
  • 柊 真昼
    (ひいらぎ まひる)
    鬼呪装備を作った人物でシノアの姉。かつてのグレンの恋人。死んだと思われていたが、鬼となってグレンの鬼呪装備「真昼ノ夜」に宿っている。
  • 柊 暮人
    (ひいらぎ くれと)
    日本帝鬼軍の中将。柊家以外の存在を見下していて、同じ柊家であるシノアさえ恐れる冷酷さと残虐性を併せ持つ。鬼呪装備は「雷鳴鬼」。
  • 柊 深夜
    (ひいらぎ しんや)
    日本帝鬼軍の少将。柊家に養子として入ったため分家のような扱いを受けている。鬼呪装備は「白虎丸」。
  • 君月 未来
    (きみづき みらい)
    入院中の士方の妹。表向きは不治の病で日本帝鬼軍が治療中だが、その裏では「終わりのセラフ」の実験体として、軍に利用されているようで…!?
  • クローリー・ユースフォード
    第十三位始祖の貴族である吸血鬼。フェリドの派閥に所属し、圧倒的な戦闘力を持つ。
  • 鳴海 真琴
    (なるみ まこと)
    日本帝鬼軍の軍曹。月鬼ノ組に所属し、分隊長を務める。仲間思いで信頼も厚く、隊長としての冷静な判断力も持っている。
  • ウルド・ギールス
    ロシアを統治する、第二位始祖の貴族である吸血鬼。
  • レスト・カー
    クルルと同じ第三位始祖の貴族である吸血鬼。統治領はドイツ。
  • リーグ・スタフォード
    かつて第二位始祖だった謎の男。現在は「斉藤」と名乗っている。
  • 真祖(しんそ)
    全ての吸血鬼の頂点に立つ存在。シノアの鬼呪「四鎌童子」であり、柊家の当主に何百年もの間取り憑いてきた。目的は不明。
  • ノ夜(のや)
    真昼の中に閉じ込められていた鬼。グレンと真昼に呼び起こされ、目覚めた。