ダークギャザリング 近藤憲一

前回までのあらすじ

ストーリー

  霊媒体質の螢多朗は、霊障を受け詠子を巻き込んでしまった過去がある。以来、オカルトに関わるのを恐れ、呪いから逃げるため人付き合いを避け引きこもり生活を送ってきたが、大学入学を機に、まともな人間になるべく家庭教師のアルバイトを開始。しかし、そこで出会ったのは螢多朗の引き寄せ体質を利用しようとする中学生・夜宵だった!!  螢多朗よりも強い霊媒体質の夜宵は、死んだ母親の魂が悪霊に連れ去られるのを目撃。母親の魂を連れ戻す手がかりを求め心霊スポットを巡っていた。だが、霊達は彼女を避けているようで、だからこそ夜宵は螢多朗を必要としていて…!?


 元凶の霊を殺せば、自分と詠子の呪いは消える――。夜宵からそう聞いた螢多朗は、詠子を救うためオカルトに関わるか、普通の人生を送るためオカルトから離れるか悩む。ある日、大学の授業で観た心霊映像に呪われた螢多朗は、もう大切な人を巻き込みたくないと詠子達を遠ざけようとするが、「守られるばかりじゃなく支えたい」という詠子の言葉から、大切に想われていることを知り、彼女との関係を大切にし続けたいと願う。しかし、詠子にはオカルトへの尽きせぬ興味と、オカルトに関わり傷つきながらも守ろうとしてくれる螢多朗がオカルトの危険な闇に近づけば近づくほど自分への愛を感じる異様な一面があった――!!

キャラクター紹介
  • 幻燈河 螢多朗
    (げんとうが けいたろう)
    霊媒体質。中学の時に霊障を受け、詠子を巻き込んだため二年余り引きこもり生活を送っていた。夜宵の家庭教師。
  • 寶月 夜宵
    (ほうづき やよい)
    霊媒体質。重瞳で現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)を同時に見る。交通事故で両親を亡くし、事故現場から霊に連れ去られる母を目撃。母の手がかりを探して心霊スポット巡りをする。従姉妹である詠子の家で暮らす。
  • 寶月 詠子
    (ほうづき えいこ)
    夜宵の従姉妹で螢多朗の幼馴染。かつて螢多朗の霊障に巻き込まれ、同じ呪いを持つ。