ファントムバスターズ ネオショコ

前回までのあらすじ

ストーリー

 舞台は湘南の風が通り抜ける街・鎌倉。
 高校一年生の超優等生・是岸遊人が出逢ったのは、幽霊を喰らって除霊をするという破天荒男子・宍喰野虎落。
 始めは幽霊の存在を信じていなかったコレシキだったが、モガリを通した不思議な体験やモガリ自身に興味を惹かれ、共にファントムバスターズを立ち上げることに!
 さらに、幽霊を視ることができる観崎薫、幽霊と会話できる多聞康太郎も仲間に加え、彼らの青春と除霊活動が始まった!!


 観崎の実家を除霊するため、近所の廃神社にきたファントムバスターズ。そこには元神だった花魁の、巨大で強力な悪霊・月里がいた。
 四人は強すぎる彼女と戦うのを避け、月里を疑似信仰して神に戻ってもらおうとすることに。
 捧げものをしたり踊るファントムバスターズに、月里は笑顔を見せる。けれど、彼女は彼らにお互い殺し合うよう命じ、観崎の体を操り虎落の腕に傷をつけた。
 虎落は斂から、霊を見聞きできる力を得て月里を喰って除霊する。


 虎落に促されて観崎が帰省すると、本当に霊の姿はなく母とも和解した。

キャラクター紹介
  • 宍喰野虎落
    (ししくの もがり)
    幽霊を視ることはできないが、幽霊を喰らうことで強制除霊させることができる。他人の霊力を借りる(触れる)ことで当人の霊能力を借りられ、霊感のある者同士にはその恩恵をシェアできる。代々霊媒家業の家系で、秋田県の山で修行するか、鎌倉中の霊を除霊し力をつけるかの2択から、青春を求め鎌倉へとやって来た。
  • 是岸遊人
    (これきし ゆうじん)
    幼少から秀才と周りにもてはやされる。唯一普通の子どもとして接してくれた祖母を敬愛しているが、彼女の「死んだら幽霊になって会いに来る」という約束が果たされないことから、幽霊は断固信じないことにしている。
  • 観崎 薫
    (かんざき かおる)
    幼少から霊が視える体質で、視えるとわかると憑いて来る亡霊の性質から散々な目に遭ってきている。霊が近づき難い雰囲気を演出するため、あえて髪を染めてチャラい見た目をしている。オタク気質であり、人生のバイブルは『SLAM DUNK』。
  • 多聞康太郎
    (たもんこうたろう)
    霊の声だけが聞こえる体質。霊能力故に奇異の目を向けられてきたため生身の人間とは目を合わせるだけでも吐いてしまうほど苦手に。反面姿が視えず声だけ聞える霊に対しては普通に会話できる。対話できる霊は、なるべく平和的に除霊することを望む。
  • 壱宮昊都
    (いちみやそらと)
    生徒会長。周囲からは超リアリストだと思われているが、本当はオカルト好き。高校デビューの際、頭脳明晰な冷徹キャラを演じてしまったため、今更オカルトが好きとは言い出せずにいる。ファントムバスターズを推している。
  • 肆矢真莉愛
    (よつやまりあ)
    遊人と同じ中学出身で、遊人をとても尊敬している女子生徒。中学の時とはまるで違う外見で、高校デビュー。
  • 宍喰野斂
    (ししくのれん)
    赤ん坊の頃山に捨てられ、宍喰野の分家に拾われた。少し抜けたところがある。虎落を暗殺するために鎌倉にきたが、ファントムバスターズたちに触れ迷いが生じた。今は虎落の隣で暮らし、暗殺の機会を狙っている。