ギルデッドエネミー 服部 了

前回までのあらすじ

ストーリー

 1932年、アメリカのニューヨークは大恐慌をきっかけに治安悪化の一途を辿っていた。政府組織「救済局」は投薬により人々に異能力を与えエージェントと呼び、「民衆の敵(パブリック・エネミー)」と呼ばれる犯罪者たちに対抗する組織を作っていた。


 元警察官ウルフ・ハーディは、潜入捜査官として英雄だったものの、不況により解雇されてくすぶっていた。娘を一人で育てるため、日々仕事を探しているが、うまくいっていなかった。
 そんな中、エージェントとしてスカウトされたウルフは、待ちに待った投薬をすることができた。しかし能力の発現率は0.01%であり、ウルフは能力を発現することはなかった。


 気を落とし帰宅しようとすると、自宅近辺が燃えていることに気づく。娘・ライラは無事だったものの、火をつけていた男を見つけたウルフは彼を追いかけた。
 道中ウルフは能力を発現し男を捕まえると、彼は犯罪者を倒すはずのエージェント、コニー・ブラウンだった。


 驚くウルフにスカウトしてきた男が声をかけ、彼はウルフに救済局に潜入してほしいと告げた。
 彼は「民衆の敵」である「黄金の死神(スカルギャング)」で……――!?

キャラクター紹介
  • ウルフ・ハーディ
    元・潜入捜査官として英雄だったものの、不況で解雇される。現在は一人で娘を育てている。
  • ライラ・ハーディ
    ウルフの娘。