憧れの漫画家・茜部(あかなべ)アキラのアシスタントになった漫画家志望の崎枝(さきえだ)コウキ。茜部は崎枝の描いた絵を一切の照れもなく真面目な顔で、ストレートに褒めまくり始める。そんな中、まさかの茜部からの告白により、二人は恋人同士になるが、彼女からの褒め攻撃は加速する。照れて仕事が捗らないと訴える崎枝に、なるべく崎枝を照れさせない褒め方を覚えることを初めての「恋人のために頑張る」ことだと、ワクワクする茜部だったが…?
茜部の両親に紹介された崎枝。そのままお泊りすることになり、茜部の部屋で一緒に寝ることになるが、崎枝の理性が勝ち、布団を分けての就寝に。まだまだ話し足りない二人は、横になりながら遅くまで語り明かすのだった。
ある日、崎枝から「バトル漫画って難しい」と相談を受けた茜部。最近はネームどころかプロットすら通らず、悩んでいるようだ。茜部は「とにかくいっぱい描くしかない」と、やはり近道などなく、具体的なアドバイスは存在しそうになかった。
だが、心の疲れは取ってあげられると言う茜部は崎枝を太ももへ誘い膝枕の姿勢に。好きな人と触れあい幸せホルモンが出る二人。そんな中、茜部は「バトル漫画以外は描かないのか」と尋ねる。茜部との会話で今一度「描きたいもの」と向き合った崎枝は、実体験をもとにした料理漫画を描き、無事ネームが通るのだった。
茜部のおかげで一皮むけた崎枝は、何かお礼がしたいと言う。茜部が要求した「お礼」は、代わりに崎枝が茜部を膝枕することだった。今度は入れ替わりで幸せ補給する二人だった。
とある朝、ジャムの蓋を開けられなかった崎枝は筋肉の衰えを実感。職業柄体を動かしづらい中でも「いざというとき」のため筋肉をつけようと決心する。
時を同じくして、筋トレを始めた茜部。何故かというと担当の各務(かかみ)に腕相撲を仕掛けられ、崎枝の話を振られた不意をつかれ負けたらしく「彼氏が弱点」というレッテルを撤回すべく鍛えるのだと言う。かくして筋トレカップルとなった二人は、毎回仕事終わりに筋トレをすることに。
茜部も、崎枝から「アキラさんより強くなきゃアキラさんを守れない」という目標を聞けてさらなる“色気”を浴びるなど、筋力も愛情も高まる筋トレ習慣…その結果、崎枝はジャムの蓋を容易く開け、茜部は各務を再戦で完勝して、お互い効果を実感するに至るのだった。