あめとうみ ヤマガタアツカ

『あめとうみ』JC1巻発売記念PV!
  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

    同じ中学出身というだけでよく知らない同級生・宇海(うみ)と、高校でクラスメイトになった逢芽(あめ)。新しい環境で空回る宇海を放っておけず、助け船を出したことをきっかけに少しずつ宇海との距離が近づき始め――。


     部活で大会を目指すことになりやる気が溢れる一方、自身が指導することで音楽を嫌いになってしまう人が出るかもしれないと不安を抱く逢芽。中学時代の友達・大洋に悩みを打ち明けると「音で応えてみろ」と檄を飛ばし、当時一緒にやっていた曲を演奏し出す。遥かに上達している大洋の演奏を聴いて感化された逢芽は、久しぶりに彼の横に並んでトランペットを吹くのだった。さらに大洋から自分に自信を持つよう背中を押され…。


     大会の曲ではなく野球部の応援曲を練習する逢芽。その中で大会不参加の部員・なたねが意中の相手がいる野球部を応援するために吹奏楽部に入ったことを知る。そこで逢芽は動機が不純であると悩むなたねや、大会には参加せず気まずい思いを抱えている他の部員に自分の気持ちを大切にして部活に参加してほしいと声をかける。逢芽自身もやり方を模索する中、部員たちに純粋な想いを伝えることができて――…。

    キャラクター紹介
    • 音坂逢芽(おとさか あめ)
      高校1年生。中学から続けて吹奏楽部でトロンボーンを吹く。どこか達観して見えるのは、学校生活にも人生にも何も期待していないからだと当人は語る。「めんどくさいこと」は好きじゃないので何事にも基本首は突っ込みたくない性格。
    • 空咲宇海(からさき うみ)
      高校に入学するも1週間無断欠席していた。馴れ馴れしいクラスメイトに心底うんざりしているが、拒めず笑顔で接する。中学時代は逢芽と同じ吹奏楽部に所属しコントラバスを担当していたが、ユーレイ部員で、逢芽とも顔見知り程度の仲だった。
    • 火野 大洋
      (かの たいよう)
      逢芽と同じトランペット奏者で、中学時代の友達。 負けず嫌いで強気な性格だが、友達想いな一面アリ。