極楽街 佐乃夕斗

前回までのあらすじ

ストーリー

 華やかに賑わう“極楽街”でどんな難題にも報酬次第で引き受ける「解決屋」を営むタオとアルマ。その裏では人や動物の死体を使って造られた「禍(マガ)」という怪物専門の「殺し屋」として活動。この世の全ての禍を駆逐するその日まで戦うことを誓う―――!!


 顔面血だらけの真木と真木の彼女・枵(うつろ)の大喧嘩に巻き込まれたアルマ。原因は、真木がテレビに映る女性を見つめていた程度のことだったが、枵の怒りは収まらない様子だった。さらに枵はキッチンから包丁を取り出し、真木の目を抉ろうと襲い掛かる始末。とっさに枵の手を取るアルマは真木が死んでもいいのか問うと「真木が死ねばずっとうつのものになる」と言われ、想像以上の答えにドン引く一方アルマは隙をついて枵が持つ包丁を奪い、2人の仲裁に入る。また枵の話を聞くと約束し、解決事務所へ来るよう伝えてその場を収める。


 アルマに相談し、いろんな女性に現を抜かしたりしないよう心を入れ替えた真木は、不安にさせないと枵に伝える。その時、初めて枵とキスをした真木。しかし嬉しい気持ちが湧き上がるのも束の間、真木の目・鼻・口から血が溢れ出していたことに気づく。そんな状況でも、枵から再びキスをされ「永遠にうつのもの」と言われ…。


 大喧嘩以降、真木からの連絡がなく心配していた矢先、枵が事務所を訪れアルマは詳しく話を聞くことに。しかし相談された内容は真木との話ではなく「あなたのこと、好きになっちゃった」と枵に押し倒されてしまい――!?

キャラクター紹介
  • タオ
    ドライな性格。怒ると怖い。表は「解決屋」裏では対禍専門の「殺し屋」を営んでいる。
  • アルマ
    身体能力が高く、大食い。人や動物の死体を使って造られた「禍」という怪物と人間の間に生まれた「半禍の子」。心まで禍になりかけていたところをタオに拾われる。
  • 辰臣
    (タツオミ)
    珍事件が殺到する極楽街の情報屋。情報代は高いが、女好きのためタオには安く情報を売っている。
  • ネイ
    蛇穴に属する凄腕剣士の少女。禍に対して誘発作用がある血液を持つ。
  • 黄泉(よみ)
    謎多き白髪の青年。タオしか抜けないはずのアルマの繋縛の杭を抜くことができる。
  • ヨキ
    蛇穴所属。明るく優しい獣人。タオたちの武器を作っている。お金持ち。
  • ダラ
    蛇穴所属。一見クールな女性だが愛情深い性格。ヨキと同じようにタオたちの武器を作っている。
  • 劉(リュウ)
    タオやネイを訓練していた男。厳しく、容赦のない指導者だが、酒好きでめんどくさがりな性格。
  • 夜(よる)
    行方不明になっていたタオの弟・ジンのもう一つの人格。自殺するが、黄泉の力で禍として蘇る。直接首に触れずに、絞め殺すことができる力を持つ。
  • 枵(うつろ)
    宝来飯店の常連客である真木の彼女。超メンヘラで惚れっぽい性格。