魔王城サイドウェイ 原作:清水コウセイ 漫画:鵜飼 樹

前回までのあらすじ

ストーリー

 魔王の側近に抜擢されたサボり魔のヴィルシュと真面目なリオ。魔界に聳える摩天楼「魔王城」を舞台に、魔王の居ぬ間に側近たちが繰り広げる雑談ギャグコメディ開幕!!!!!!


<第9話>
ヴィルシュ「マジごめんマシューさん!!」
マシュー「ブッ殺す(いえいえ…)」
リオ「案外ヴィルシュさんへの本心では?」
 ヴィルシュとリオは、社畜気味のマシューを助けるため宝物庫整理を手伝うことに。「生命吸い取る系」や「幻影を見せる系」など多くの宝物が並ぶ中、マシューの回収時の苦労話を聞かされる。その一つに「連詠珠(れんえいじゅ)」という宝物があり、動かした者は2週間「連詠珠」が指定した単語しか発せられなくなるという。回収の際、マシューが動かす役を申し出たことで、その後の2週間を「殺す」のみで過ごす羽目に…。その話を聞いた直後、ヴィルシュが足を滑らせ「連詠珠」が落下! とっさにキャッチしたマシューの口から出た言葉は「ブッ殺す」…。前途多難な2週間が始まる――!!


<第10話>
 リオ「ぼぼぼぼぼぼぼ凡ぼぼぼ凡…ぼぼぼ凡庸!?」
 ヴィルシュ「DJみたいになってんじゃん」
 初代魔王が就任し来年で千年。その記念すべき節目に魔王城の使命を5・7・5で表す標語が募集される。魔王にも案を出してもらい、リオは美しい句に感嘆する。だが、企画を担当する総務のオリヴィアの評価は「凡庸」! その言葉を受け入れられないリオはオリヴィアに反抗。改善案を要求するが、即座にかっこいい案を出されてしまう。反論もできず気まずい雰囲気になる中、オリヴィアに「魔王様もお忙しかったから」とフォローされる始末…。そして迎えた標語発表日。満場一致で採用されたのはオリヴィアの改善案「黒き刃が 魔界の秩序 刻む律」――!!

キャラクター紹介
  • ヴィルシュ
    魔王の側近。サボり魔。
  • リオ
    魔王の側近。真面目で若手のホープ。
  • 魔王
    超強面な魔王城のトップ。