魔王の側近に抜擢されたサボり魔のヴィルシュと真面目なリオ。魔界に聳える摩天楼「魔王城」を舞台に、魔王の居ぬ間に側近たちが繰り広げる雑談ギャグコメディ開幕!!!!!!
<第6話>
ヴィルシュ「この人参謀向いてないんじゃない?」
リオ「辞めた方がよさそうですね」
参謀のジョバンヌに相談に乗ってほしいと頼まれたヴィルシュとリオ。三人で居酒屋へ向かうと、「魔王城を辞めようと思ってる」と切り出される。魔王からはダメ出しばかりな上に、人間界への偵察部隊にも作戦を拒絶されたことで自信を失くしていた。フォローしつつ、ダメ出しもする二人に一喜一憂するジョバンヌ。しかし、偶然居合わせた偵察部隊のフォローが決定打となり、辞めないことに。時には、ただフォローすることも大事!!
<第7話>
リオ「根底から変革と言って…ウォーターサーバーだとマズいでしょ」
ヴィルシュ「いいじゃん」
魔王の謁見の時間。「魔王城を根底から変革するという代物」を携えたネリが来訪。しかし、ネリはウォーターサーバーの営業だった! 同期へのウケ狙いのために魔王城に来たネリを玉座の間に通してしまったリオは引くに引けなくなり、ネリに代わってプレゼンを開始。〝巡り〟に働きかけ、〝覚醒〟をもたらす…など、大げさな言葉を駆使し奮闘した結果、見事契約にこぎつける。リオのプレゼン能力のおかげで棚ぼたなネリであった――!!
<第8話>
リオ「〝禁じられた地〟…」
ヴィルシュ「禁じられてんの? オレの地元」
ヴィルシュには気になるものがあった。それは玉座の間から見える森に囲まれた城。実は、そこはリオの実家だった!! あまりのボンボンぶりに驚くヴィルシュ。一方リオも、ヴィルシュが繁華街・根更街(ねざらがい)出身と聞き、驚く。父から絶対に行くなと言われた〝禁じられた地〟であり、〝闇の穴(ダークピット)〟と呼ばれる地に興味を持ったリオ。ヴィルシュによると、野良犬(ケルベロス)がいたり、でっかい花(大魔獣・マリグランテ)が咲く森や、「魔王城は俺が考えた」と嘯く無礼すぎる変なおじさんがいるようで…? 果たして、リオが根更街に行く日は来るのか…!?