超常の力を持つ“枝憑き”のリュカは“音が見える”力を持つラッパ手である。楽師になる夢を叶えるため、枝憑きを集めている教皇のもと“花冠の枝憑き”と呼ばれる帝国の兵士を抹殺するべく“塔”を巡る戦争に参加することに――。
未来人の村でリュカは、村人たちとキスを交わす結婚式に強制的に参加させられ、ポピーは村人の一人に首を斬られてしまった。 村人たちは全員でリュカと結婚し、さらにリュカとドルイドを結婚させることで、自分たちもドルイドと一体化することを望んでいた。 そしてリュカを母体に『原初の枝憑き』を生ませようとしていた。未来人たちは、ドルイドと一体化することにより、個人の意思が存在しない漂うだけの存在になりたがっていた。
しかもリュカが発する光は、リュカ自身が作り出した幻覚であり、彼の能力は他人の精神に干渉し、共感を強制する力だと言って…!?