戦奏教室 原作:空もずく 作画:十森ひごろ

『戦奏教室』JC1巻発売記念PV!
  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

     超常の力を持つ“枝憑き”のリュカは“音が見える”力を持つラッパ手である。楽師になる夢を叶えるため、枝憑きを集めている教皇のもと“花冠の枝憑き”と呼ばれる帝国の兵士を抹殺するべく“塔”を巡る戦争に参加することに――。


     未来の世界では、隕石が落ちてきたことで「枝の力」という概念がもたらされたことで、時間をさかのぼる兵器である塔が開発された。塔下も魂だけ過去に送られ、作り物の肉体で活動している。
     全ての塔に未来予知の機能が備わっていて「ラッパ手の少年が英雄になる」とは出るものの、楽師になるという未来は予知されなかった。
     英雄になるよりも戦争の世界から抜け出したかったリュカはショックを受けるも、塔下の話は理解した。


     リュカは祝賀会で女性をあてがわれたものの、ゾーイを待っていたために断る。
     リュカはようやく目が覚めたゾーイと、自転車に乗って夜の丘を走りながら、予知がこれから外れることを祈って……?

    キャラクター紹介
    • リュカ
      生まれつき“枝憑き”と呼ばれる超常の力を持つ。親に捨てられゲルハルトに育てられたが、ラッパ手として楽師になる夢を叶えるため教皇領と塔を守ることに。
    • ゲルハルト
      傭兵団所属。リュカを拾い育て、彼の夢を後押しした後死亡。
    • 教皇
      (きょうこう)
      教皇領の首都「テルミ」にある“塔”を管理している“塔教”の首長。リュカをはじめ“枝憑き”達を集め管理している。塔を守り“花冠の枝憑き”の抹殺を目的としている。
    • ゾーイ
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人。彼らの中では一番強く、強大なパワーで人も馬も投げ飛ばしてしまう。27歳だが枝の力の影響で精神年齢は9歳児程度。癇癪を起こすと誰も手が付けられない。
    • デミ
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人。とても目が良く、さらに自身の視界を周りと共有する力を持つ。周囲への当たりが強い。
    • ミウラ
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人でリュカの4か月前に入隊。城壁を軽く飛び越えられる足の速さを持つが、その速力に目が追い付かず障害物の多い場所などでは物に激突するなどのデメリットがある。
    • ポピー
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人。離れたものを少しだけ動かすことができるが木箱程度の重さしか操ることができない。かなりネガティブ。
    • オスカー
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人。不死身。教皇に大恩があり、その恩を返すため身命を賭しているし、周囲の隊員にもそれを強制する。
    • コーラ
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人。負傷や病気を移し替えることができる。痛いことが好き。
    • ザヒード
      教皇のもとにいる“枝憑き”の一人。「幸運」の能力を持っているが、実戦向きじゃないため戦場には出ていない。
    • 花冠の枝憑き
      まだ幼い少女で、父のアキラと行動を共にしている。宇宙から隕石を落とす攻撃が可能で、教皇領側にとって最大の脅威。
    • アキラ
      花冠の父親で、頭部に枝はない。予知能力を駆使する。