アントレース 原作:かっぴー 漫画:春瀬 隼

前回までのあらすじ
ストーリー

 人々が流行の服を、安く気軽に追い求めるファストファッションの時代。ファッションの世界は新しい革命を待望していた――。


「テーラー テシロギ」の娘・手代木ユウナは服をつくることが大好き。しかし、ファストファッションの時代ゆえ、店の経営は厳しく、父に店は自分の代で畳むと言われていた。それでもユウナはパタンナーとして服づくりへの想いを諦めず、岸服装学園(FUK)に入学。デザイナー・アキラ、モデル・杏子と共に「アントレース」というブランド名で学園最大のファッションショー「ブラック・ランウェイ」に挑む――!!


 「アントレース」は最終講評でモデルが糸を切ることで変化する二段階デザインの作品を発表するが楠瀬にアイデアを模倣される。このデザインに慣れを感じていたユウナは、これをきっかけに作り直しを決意。ショー当日、今までの二段階デザインとは異なり、ルイスミシンを使用した、歩くことで糸がほどけていくデザインの作品を発表。杏子はテーマである「個性の開花」を見事に表現する。学園長のアンナはテーラーの技術に対するリスペクト抜きでは思いつかないデザインに、「アントレース」の3人があらゆることを糧とし、何度でも成長できる才能の持ち主「表現者」であると確信する――!!

キャラクター紹介
  • 手代木 ユウナ
    (てしろぎ ゆうな)
    「テーラー テシロギ」の娘。服をつくることが大好き。父からは店は継がせないと言われている。FUK・パターン学科1年。「ブラックチャーム」選抜組。
  • 宮部 健人
    (みやべ たけと)
    ユウナの幼馴染。義兄は大手ファッションブランド・テンペストの社員。姉の結婚式で着用するスーツをユウナに作ってもらった。FUK・写真学科1年。「ブラックチャーム」選抜組。
  • 窪塚 嵐
    (くぼづか あらし)
    テンペスト代表。ファッションデザイナー。アキラの父。アキラを後継者にしようと考えている。
  • 窪塚 アキラ
    (くぼづか あきら)
    テンペスト代表の息子。FUK・デザイン学科1年。
  • ユウナの父
    「テーラー テシロギ」の店主。ファストファッションの時代に店を自分の代で終わらせようと考えている。服づくりの厳しさをユウナに教えてきた。
  • 岸 アンナ
    (きし あんな)
     アジア最大のファッションの名門、岸服装学園(FUK)・学園長。ファッションデザイナー。
  • 馬場 美佳
    (ばば みか)
    FUK・デザイン学科1年。人気インスタグラマー“ばばみ”。ファッションビジネス学科に転科。
  • 早乙女 ガイア
    (さおとめ がいあ)
    FUK・デザイン学科1年。「ブラックチャーム」選抜組。
  • 太郎田 杏子
    (たろうだ あんこ)
    FUK・モデル学科1年。テンペストのオーディションに受かったにも関わらず、窪塚 嵐と大喧嘩し降板した過去が。
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