アニメや漫画のファンに向けた、コラボ商品やキャラクターグッズを企画、制作する会社スマイルーク。そこの営業企画課の度越(どこし)は、入社2ヵ月の新人・津家(つけ)を指導することに。
生首グッズをなんとしても出したい津家は、名作推理ミステリーゲーム『リバース探偵』の生首グッズを度越と考え始める。キャラの首や手首、足首のグッズも考えたが、事件性が出て死の匂いを出しすぎていると度越は却下する。
津家は、会社を「クビ」になるグッズを考え、丁度リストラされるキャラもいたため、職を失い落ち込む姿のグッズ化を提案する。また、津家はリストラされることがネタバレにならないように、メインキャラ全員のクビになった姿をフィギュア化し、なおかつ首と手首がとれるように案を出す。止めるどころか、足首もとれるようにしなよとアドバイスをする度越。津家は、各キャラクターのパーツを入れ替えて遊べば、死体の数誤認トリックもできると独特のミステリーっぽさも出せるアイデアを提案する。
後日、版権元にメインキャラ失職フィギュアを提案するが、まさかの好印象を受け、グッズ化をすることになった。失職してないキャラクターもいるため、落ち込みフィギュアと名前を変え、結果SNSで少しバズり割と売れたのであった…。
津家が考えた数々の変なグッズを作るのに振り回されていた企画生産部の桐花が今までの鬱憤を晴らすため、津家と取っ組み合いをするところを見た度越。一旦二人を切り離すも、リアルファイトは再開するが、最終的に言葉ではなく手を握り合い、和解する二人であった。
お嬢様口調の桐花であるが、キャラ付けは社内だけであり、取引先と電話をする際や退勤後は普通の口調で話すちゃんとした社会人であった。だが、桐花は取引先と電話をしている際に、間違えてお嬢様口調のまま話し自爆してしまう。
元々はおとなしい性格の桐花であったが、多忙な生産管理部でなんとかやっていくため、好きなお嬢様キャラクターになりきることで勇気が出ない自分を奮い立たせていた。
自爆したことを割り切って、その後お嬢様口調のまま取引先と電話する桐花であった…。