アニメや漫画のファンに向けた、コラボ商品やキャラクターグッズを企画、制作する会社スマイルーク。そこの営業企画課の度越(どこし)は、入社2ヵ月の新人・津家(つけ)を指導することに。
お気に入りの湯呑みが割れて絶望を感じている津家に度越が話を聞くと、ミステリーSFパズルゲーム・ダーティ教授シリーズと同じ湯呑みであるとのことだった。公式グッズではなかったため、そのままの湯呑みをグッズ化することを提案する度越だが、言われたらやる気がなくなったと津家に言われてしまう。
内緒でグッズ化したいとぼやく津家に素直にグッズ企画を考えようと提案する度越。トンチキ案を出す津家に対し度越はこのマグカップを職場で使いたいかを問う。結局シンプルなダーティ教授の顔をプリントしたマグカップで津家は企画書を作成し、版権元に提案する二人。
好感触を得たが、ダーティ教授が持っている湯呑みをグッズ化はできないかと言われた津家。人から言われて作ったと思われることが嫌な彼女だったが、プライドよりなんとか社会性が勝ち、できると答え、内緒で作成していた湯呑みの資料を複雑な気持ちを抱きながらも渡し企画を進めた。数ヵ月後、無事グッズ化された湯呑みを見て素直に喜ぶことが難しい津家であった…。
お姫様の世直しアニメ『プリプリアラモード』のグッズを考えている度越。社会人のファンが多いため、会社でも使えるようなグッズを考えるが、なかなかアニメの世界観と合わせて使用できるグッズが浮かばない度越達。
そんな中、プリンセス感がありながらも社会人が日常で使えるグッズとして、津家はお金の柄の付箋を提案し、数ヵ月後には無事グッズ化に成功した。作品とファン層どちらにもマッチしたグッズに喜び、早速使用する度越。だが、タスクが重なり付箋だらけになったパソコンを見て、度越はプリンセスになりたいと悲痛な心の内を呟くのであった…。