推しをカタチにする仕事 安藤狂太郎

『推しをカタチにする仕事』JC1巻発売記念PV
  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

    アニメや漫画のファンに向けた、コラボ商品やキャラクターグッズを企画、制作する会社スマイルーク。そこの営業企画課の度越(どこし)は、入社2ヵ月の新人・津家(つけ)を指導することに。


     スマイルークでジャンフェスに出展するため、準備をする度越達。しかし、前日に来場者に配る冊子の会社名の誤字を発見して戦慄する…。他のブースの人達が帰る中、黙々と正しい社名のシールを永遠と貼り続ける度越達であった。


     ジャンフェス当日、津家とシフト交代し、休憩時間に入る度越。4時間あったが、見たいブースがありすぎて、4割ほどしか回れなかった。シフトに戻った度越は、準備は大変だけど自分達が作った商品を見て喜んでいる人を見られて嬉しいと実感するのであった。


     子供向けアニメ『アイモビ!』の劇場版の情報を知り、仕事中にも関わらず衝撃で椅子から転げ落ちる度越。シルエットが公開されたが、通常のあいまちゃんともみあげの長さが異なるため動揺を隠せない。
     劇場版のグッズを出したいと思う度越だが、製作委員会に入っていないため、作品の詳しい情報をもらえず別会社のグッズ作成に遅れてしまうと思い悩む。津家にシルエットを利用したグッズを提案されるが、面白さだけではなく劇場版の良さが出るグッズを作らないといけないと断る度越。
     版権元に情報を貰ってから企画することになり、資料を確認したところ「10年後のあいまちゃん」のビジュアルが届き、とんでもない供給にまたもや衝撃で椅子から転げ落ちる度越であった…。

    キャラクター紹介
    • 度越 大好
      (どこし だいき)
      グッズ制作会社・スマイルーク 営業企画課の3年目社員。津家の指導係。自分が企画したコラボグッズで笑顔になる作品ファンを見て喜びを感じている。
    • 津家 若葉
      (つけ わかば)
      入社2ヵ月の新入社員。度越に対して敬意はないので、言動が意外と辛辣。作品への愛が深い分、企画案も癖が強い暴走列車。
    • 押切 康
      (おしきり やすし)
      デザイン部チーフ。気弱で優しい性格。作品への解像度が高く、すぐ形作る速さと柔軟性を併せ持つ仕事人。
    • 花鳥 取次
      (かちょう とりつぐ)
      営業企画課の課長であり、度越たちの上司。どんなお願いにも基本全部「いいよ」で返すイエスマン。適当に見えて、度越たちそれぞれを上手くコントロールしている。
    • 桐花 絵令
      (きりか えれい)
      企画生産部で度越の同期。社内では、お嬢様キャラになりきって独特な口調で話すが、一歩会社の外に出ると普通に戻る。