オダロク 田中ストライク

前回までのあらすじ

ストーリー

 特殊な能力を宿した『モノ』が“憑物神(レガリア)”と呼ばれる世界。それらを操る者は所有者(ホルダー)と呼ばれ、免許が必要とされていた。マフィアが運営する違法賭場の代打ちだった碌郎(ろくろう)は、古道具屋をやりながらも本業は怪盗と言う言人(ことひと)から、回収した憑物神を元の持ち主に返すことを誘われて彼と手を組むことになり――?


 言人が店主の古道具屋・凡苦楽堂(ぼんくらどう)に砂灘(さなだ)一家家長・雪浦(ゆきうら)が訪れる。一家が保管していた憑物神を全て盗った落とし前として、呪いの指輪「右薬指のアスモダイ」を盗って来いと言われる碌郎たち。憑物神が嫌いという雪浦だが、父親である先代家長を殺した憑物神だから自分の手元にあるべきと言い…。
 闇取引の場にネタ合わせをする漫才コンビのフリをして偶然を装い訪れた言人たちだが、すでにマフィアたちを倒し、指輪を盗った男がいた。碌郎はその場を去る男から指輪をすったが、すぐに気づかれてしまい、二人で戦うことに。そんな中、言人の憑物神【理の扇】は一日一種類の何かにしか変えられないため、ハリセンで挑むことになってしまう。


 宝石に血を垂らすと血の持ち主の前後三世代まで呪い殺せるという指輪の能力を知り、雪浦の気持ちを汲み取った碌郎は、盗って帰ることを誓う。碌郎が能力で隙を作り、彼が笑ったことによって条件を満たし発動された必殺技“張の装”で、言人はハリセンで男を気絶させ、無事指輪を手にすることに成功する。


 言人は雪浦に指輪を渡す前に、これを手にすることで心は晴れるのかと問い、自身が持つにふさわしいと思った時に取りに来るよう伝えた。
 その後、マフィアたちとの衝突に関わっていた人物としてテレビに顔が映ってしまった碌郎は、様々なところから注目を浴びてしまい――!?

キャラクター紹介
  • 織田 言人
    (おだ ことひと)
    クールに見えるが、茶目っ気のある性格。古道具屋の店主であり、本業は怪盗。憑物神(レガリア)の所有者(ホルダー)で、盃から弓、果ては巨大な大太刀にも変化する能力を秘めた「自在」と書かれた扇【理扇】(ことわりのおうぎ)を所有する。
  • 猿飛 碌郎
    (さるとび ろくろう)
    マフィアに雇われ代打ちとして過ごしていたが言人と出会い怪盗業を手伝うことに。本当は何もできないことと臆病な性格がバレないように虚勢を張って生きていた。憑物神【オリヒメ】によって、コインの表裏とサイコロを2個まで操れる能力“微笑んで女神様(ラブミー・テンダ―)”を使用する。