オダロク 田中ストライク

前回までのあらすじ

ストーリー

 特殊な能力を宿した『モノ』が“憑物神(レガリア)”と呼ばれる世界。それらを操る者は所有者(ホルダー)と呼ばれ、免許が必要とされていた。マフィアが運営する違法賭場の代打ちだった碌郎(ろくろう)は、古道具屋をやりながらも本業は怪盗と言う言人(ことひと)から、回収した憑物神を元の持ち主に返すことを誘われて彼と手を組むことになり――?


 マフィアたちとの衝突に関わっていた人物としてニュースに顔が映ってしまい、捕まる恐怖でそわそわしてしまう碌郎。言人から偽造免許の方が問題と言われ、憑物神の免許を正式に取ることも考え始める。しかし、言人から店番を頼まれて一人でいた碌郎は警察に捕まってしまう。
 憑物神による武力行使が国内で唯一認められている国家神物対策局異端取締課の執行官・黒船(くろふね)に尋問される碌郎。最初に言人との関係を訊かれ、知らないと答えると、全ての憑物神は廃棄すべきであり、言人の行いは世の中を不安定にしていると言われる。


 黒船の部下・宇井(うい)が現れ、拘束無期限延長の書類に黒船がサインをしたことで、終身刑や拷問も可能となり、言人の件を喋るまで拘束されることになってしまった碌郎。危機的状況であったが、煙幕が使用されて碌郎と入れ替わった言人が現れる。相手の能力を知ることができる憑物神を使い、言人の憑物神を読み取る黒船。しかし、言人の【理扇】“ペンの装”により、先ほど書類にサインした黒船は条件が発動し眠ってしまう。
 宇井になりすました織田一座の変装の達人が釈放の手続きもして、無事に無罪で脱出できた碌郎。なぜ怪盗をしているか言人に質問すると「君はどうだ? 信念と心中できそうか?」という言葉と共に、織田一座の目的を語り始め――…!?

キャラクター紹介
  • 織田 言人
    (おだ ことひと)
    クールに見えるが、茶目っ気のある性格。古道具屋の店主であり、本業は怪盗。憑物神(レガリア)の所有者(ホルダー)で、盃から弓、果ては巨大な大太刀にも変化する能力を秘めた「自在」と書かれた扇【理扇】(ことわりのおうぎ)を所有する。
  • 猿飛 碌郎
    (さるとび ろくろう)
    マフィアに雇われ代打ちとして過ごしていたが言人と出会い怪盗業を手伝うことに。本当は何もできないことと臆病な性格がバレないように虚勢を張って生きていた。憑物神【オリヒメ】によって、コインの表裏とサイコロを2個まで操れる能力“微笑んで女神様(ラブミー・テンダ―)”を使用する。
  • 狗威 黒船
    (いぬい くろふね)
    鶴と呼ばれる国内で唯一憑物神による武力行使が認められている国家神物対策局異端取締課の執行官。規律を重んじる現実主義者。尋問中にカツ丼を何個も平らげる大食い。憑物神【勲章・黒・無形】によって、相手の憑物神の能力詳細を知ることができる“開国請求(ショーダウン)”を使用する。