特殊な能力を宿した『モノ』が“憑物神(レガリア)”と呼ばれる世界。それらを操る者は保有者(ホルダー)と呼ばれ、免許が必要とされていた。
ある日、マフィア運営の違法賭場の代打ち・碌郎(ろくろう)は、丁半博打で勝ち続ける所有者・言人(ことひと)を止めるため、勝負を仕掛ける。言人からサイコロを3個に増やすことを提案される碌郎。しかし、免許証には記載していない秘密にしている能力ではサイコロを2個までしか操れないため、動揺してしまう。
丁に全賭け(オールイン)するという言人の言葉を聞き、負けてマフィアに殺されると怯えるが、結果は半で碌郎の勝ちとなった。言人に能力を見透かされたうえに、ギャンブラーには向いていないのではと言われてしまい、引っかかりを感じる碌郎。言人は立ち去るが、わざと自分を勝たせたことにも疑問を抱いて…。そんな時に、マフィアが住民から巻き上げて保管していた憑物神が全て盗まれたという知らせが入り、碌郎は言人と組んでいたと疑われ捕まってしまう。
なんとか逃げ出した碌郎のもとに再び現れた言人から、ある憑物神を見せられる。それは、お世話になったおばあさんのためにマフィアから取り返そうとしていたモノであった。彼女から聞いた碌郎の『一宿一飯の恩義』という発言を気に入った言人から、友人になりに来たと言われ、一緒に逃げることに。
マフィアに追われる中「三」と壁に書かれた第三賭場のビルを憑物神で横に真っ二つに切った言人から「君には望んだ未来を手繰り寄せることができる」と言われ、落ちてくるビルのとどめを委ねられる碌郎。賽の目を操る要領で、追ってきていたマフィアの上にビルを落とすことに成功する。
本業は怪盗と言う言人から、回収した憑物神を元の持ち主に返すことを誘われた碌郎は、彼と手を組むことになり――!?