ボクとキミの二重探偵 原作/辺天使 漫画/津田穂波

前回までのあらすじ

ストーリー

 僕徒レオ、通称「ボクちゃん」は気弱で一人ぼっちの高校2年生。そんな彼の隣の席に座っていたのは、君乃ミキという居眠りばかりしている女子生徒だった。


 ある日、君乃と僕徒は校内で発生した殺人事件を二人で解決した。君乃の推理力が事件解決へ大きく寄与したのだが、随所で僕徒の事件の謎に迫る行動が見られ、君乃はそれを不可解だと言い出した。その後も、二人は共に数件の事件を解決し、君乃は僕徒の裏表のない性格に触れていく。そうして今まで僕徒に向けていた疑いの目を謝罪することとなったが…。


 しかし、実はこの僕徒の「ボク」という心優しい人格は表向きのもので、裏には「オレ」という、人が破綻して顔が崩れる瞬間に酷い快感を覚える悪辣な素顔が隠されており…!?


 自身を観察し、この二重生活を脅かす君乃に不快感を覚えた「オレ」僕徒は様々な手段を用い、彼女を陥れようとしていた。しかし中々成功には至らず、本日も新たな計画を立てていて!?


 男女別々な上、教室に細工がしやすい体育の授業を使い、君乃へ囮(デコイ)作戦を仕掛ける僕徒。事件らしき様々な痕跡を教室に作り、君乃にそれを騒ぎ立てさせるが、実は何も起こらず君乃が大恥をかくという筋書きだったが、彼女のロッカーの鍵へ細工を終えた直後、君乃本人が教室へ入ってきてしまう。咄嗟に身を潜めた僕徒だが、君乃は僕徒の机を漁り、ロッカーに近づいたところで自身の鍵の数字が変わっていることに気づく。そして、数字がずれた鍵を見て笑い出す。なんと、これは君乃が仕掛けた囮であった。鍵自体は元々開いていたのに何故か泥棒は物を盗まず数字をずらしただけなのかと、見えないはずの僕徒に向け推理を披露。慌てて隠れたであろうため雑巾がはみ出た、清掃ロッカーへ近づいていく…。


 清掃ロッカーを開く君乃だが、そこに僕徒の姿はない。これも囮であり、教壇に隠れていた僕徒は事なきを得たのであった。さらに君乃への警戒心を高めた僕徒は、彼女の秘密を暴き惨めな素顔を晒してやると息巻くのだが…!?  

キャラクター紹介
  • 僕徒レオ
    (ぼくと れお)
    ヘタレな「ボク」の顔を隠れ蓑に、「オレ」という素顔を持つ二重人格の少年。君乃を危険視している。
  • 君乃ミキ
    (きみの みき)
    常に眠たげな少女。不可解なことへの探求心と行動力が強く、僕徒にも興味を抱いている。