Dear CALL ─ディアコール─
第1〜2巻
群千キリ

前回までのあらすじ

ストーリー

 地図にも載らない小さな島「シナリオ島(アイランド)」。そこで暮らす少年のサンソは、幼少期から黒い犬のようなグットと白トラのムンと共に穏やかな日々を過ごしていた。


 ある日、本土から凛道という召喚士が現れ、グットの正体が人を襲う化物「黒魂(ブラックアニマ)」であると告げる。そして凛道が退治を強行すると、グットは本来の姿になり暴走してしまった。サンソはグットを救うため、凛道のいう「呼力(コールパワー)」を行使。覚醒し本来の姿となったムンを召喚し、グットをムンの中で保護することに成功した…。


 後日、サンソはムンが白トラではなくムーンライトと呼ばれる強力な召喚獣であると知る。そして、大切な友達であるグットとムンを守ると決意し、島から旅立つのであった…!!


 黒山(ブラックマウンテン)での特別任務が目前に迫り、オノガミ支部で英気を養うサンソ達。振舞われるご馳走や、十返支部長の語るメグサスや凛道達との思い出話を糧として大いに楽しんでいた。しかし、クラスメイトのRだけは馴染む気がない様子で…。


 大盛況の宴会から一夜明けた早朝、サンソは十返から支部の仲間の所へ食事を配膳して欲しいと頼まれた。それを快諾し、目的地の別邸を目指す道中、サンソはRと遭遇。雑談をしつつ、Rに持っていたオニギリを分け与えてその場を後にした。そして別邸に到着したのだが、なんと支部の人間達が黒魂に殺され、生き残った一人も襲われている状況であった。サンソはムンを召喚し、救出を試みるのだが…。さらに、メグサスやヒネトたちの前にも大量の小さな黒魂「SSブラマ」が現れ…!!


 サンソの前に現れた黒魂は殺害した召喚士の心臓を持ち、逃走を図る。召喚士の心臓は黒山の復活に重要な役割を担うとのこと。しかし、傷ついたサンソは黒魂を追うことができないでいた。その時、サンソ達の様子を見に現れたRが、逃げた黒魂に向かって強烈な一撃を放ち…!?

キャラクター紹介
  • サンソ
    召喚士の才を持つ少年。生後間もなく島に流れ着き、グット達に救われる。ムンとグットを友達として大切にしている。
  • ムン
    白トラの見た目をしており、幼き日のサンソに拾われる。ムーンライトと呼ばれる召喚獣で大きさと破壊力(パワー)は最強クラス。
  • グット
    黒い犬のような姿をしており、現在はムンの中に匿われている。その正体は人を襲う黒魂だと言われているが…?
  • 凛道
    (りんどう)
    本土の召喚士。黒魂の退治とムーンライト及びそれを呼べる召喚士探しをしており、サンソを召喚院に迎え入れる。ヴァースデイ召喚院の院長。
  • ヒネト
    ヴァースデイ召喚院で期待のルーキーと言われ、一目置かれる逸材。弟のアギトを大事にしている。しばしば自信家な一面を覗かせることも。
  • アギト
    双子として育てられた兄のヒネトのせいでよく他人に絡まれる。貧弱だが座学は得意。
  • ロギー
    両親と兄を黒魂に襲われ亡くす過去を持つ。エーデルワイスの召喚を目指していたが、同じ五彩召喚獣である桜盾の召喚に成功した。
  • テラス
    ロギーと同郷の出身。黒魂に村を襲われた。
  • R(アール)
    サンソ達のクラスメイト。古の地「ヴァ―タイト」出身でヒネトを敵視している。
  • メグサス
    サンソたちのクラスの担任。召喚院内の医療部門の長でもあり、戦闘にも秀でている。
  • 十返イサギ
    (とがえり いさぎ)
    オノガミ支部長。凛道やメグサス、ゴースと古くからの知り合い。
  • ゴース=ブラキル
    ヴァースデイ召喚士団の団長。大きな体と豪気な性格の持ち主。
  • マスター
    シナリオ島の長。カフェを営んでおり、シナリオ島の相互不干渉を重んじている。