Dear CALL ─ディアコール─
第1〜3巻
群千キリ

前回までのあらすじ

ストーリー

 地図にも載らない小さな島「シナリオ島(アイランド)」。そこで暮らす少年のサンソは、幼少期から黒い犬のようなグットと白トラのムンと共に穏やかな日々を過ごしていた。


 ある日、本土から凛道という召喚士が現れ、グットの正体が人を襲う化物「黒魂(ブラックアニマ)」であると告げる。そして凛道が退治を強行すると、グットは本来の姿になり暴走してしまった。サンソはグットを救うため、凛道のいう「呼力(コールパワー)」を行使。覚醒し本来の姿となったムンを召喚し、グットをムンの中で保護することに成功した…。


 後日、サンソはムンが白トラではなくムーンライトと呼ばれる強力な召喚獣であると知る。そして、大切な友達であるグットとムンを守ると決意し、島から旅立つのであった…!!


 サンソの手に入れた月光草とメグサスの治療により、オノガミ支部で被害を受けた者たちの多くが快復をみせた。その後、サンソ達はいったんヴァースデイ召喚院へ戻ることとなったのだが、ヒネトは疲労からか未だ目を覚まさずにいて…。


 帰途につく中、眼下の森で突如大きな物音が響く。確認すると沙華(シャゲ)と呼ばれる集団が黒魂と戦っているようであった。彼らの戦い方ではSSブラマが発生してしまうのだが、召喚士を嫌う沙華の少年・シギタは耳を貸してくれない。さらに彼は、召喚院にいる姉へ、アリウムに刀を盗られたと伝えろと言い出した。召喚院に戻り、メグサスがオノガミでの任務結果と沙華の少年の報告を行うと、凛道の秘書・エビザがシギタの姉だと分かった。一方、アギトやロギーたちは戦いに備え、自身の力を磨くことに。Rはヴァ―タイトの役目としてひっそりヒネトのアザと傷を治していた。Rと入れ違いになったサンソが癒えたヒネトの姿を見て安堵し、感謝を述べて立ち去ると、ヒネトは戦いへの決意を一層固く誓うのだった。


 ヒネトの病室を後にしたサンソはより強くなりたいと決心する。そして、そんなサンソの前に盗聴器を持ったクラスメイトたちがやってきて…!?

キャラクター紹介
  • サンソ
    召喚士の才を持つ少年。生後間もなく島に流れ着き、グット達に救われる。ムンとグットを友達として大切にしている。
  • ムン
    白トラの見た目をしており、幼き日のサンソに拾われる。ムーンライトと呼ばれる召喚獣で大きさと破壊力(パワー)は最強クラス。
  • グット
    黒い犬のような姿をしており、現在はムンの中に匿われている。その正体は人を襲う黒魂だと言われているが…?
  • 凛道
    (りんどう)
    本土の召喚士。黒魂の退治とムーンライト及びそれを呼べる召喚士探しをしており、サンソを召喚院に迎え入れる。ヴァースデイ召喚院の院長。
  • ヒネト
    ヴァースデイ召喚院で期待のルーキーと言われ、一目置かれる逸材。弟のアギトを大事にしている。しばしば自信家な一面を覗かせることも。
  • アギト
    双子として育てられた兄のヒネトのせいでよく他人に絡まれる。貧弱だが座学は得意。
  • ロギー
    両親と兄を黒魂に襲われ亡くす過去を持つ。エーデルワイスの召喚を目指していたが、同じ五彩召喚獣である桜盾の召喚に成功した。
  • テラス
    ロギーと同郷の出身。黒魂に村を襲われた。
  • R(アール)
    サンソ達のクラスメイト。古の地「ヴァ―タイト」出身でヒネトを敵視している。
  • メグサス
    サンソたちのクラスの担任。召喚院内の医療部門の長でもあり、戦闘にも秀でている。
  • 十返イサギ
    (とがえり いさぎ)
    オノガミ支部長。凛道やメグサス、ゴースと古くからの知り合い。
  • ゴース=ブラキル
    ヴァースデイ召喚士団の団長。大きな体と豪気な性格の持ち主。
  • エビザ
    凛道の秘書。沙華(シャゲ)の出身で戦闘に長ける。
  • シギタ
    エビザの弟。呼力を持たずに黒魂と戦う沙華の少年。
  • マスター
    シナリオ島の長。カフェを営んでおり、シナリオ島の相互不干渉を重んじている。