第9砂漠 出口 景

前回までのあらすじ

ストーリー

 動き人を襲う、生きている水・聖霊水(ヒュドラ)。千年前の大戦ののち世界的な広がりを見せる砂漠化現象の中で、人間は水を得るためにヒュドラを狩っている。砂漠は全部で8つあり、さらに第9砂漠という幻の起源の砂漠が存在すると狩人・マオの父は息子に語っていた。

 姿を消した父を捜すため、マオは第9砂漠に向かい旅立つ…!


 激しい戦いで傷を負ったマオたちの前に、ついに剣の王が現れた。彼はヴィルマの角の結晶酸素を食べたことで、ヴィルマの姿へと変身してヴィルマの「印」を奪う。同じ印となったため、剣の王は罰を受けずにヴィルマの国民たちを攻撃していく。
 剣の王の攻撃を受ける最中、傷の王・クマドも宝を奉納するためにウルメリアに現れる。彼が奉納しようとしていたのは、壊された剣ではなく飾り布に見立てた布状の宝石だった。


 クマドはヴィルマに、布を「国ひとつぶん」の値段で買うように持ちかける。了承したヴィルマに、クマドは宝石の布でドレスを仕立て上げた。
 騒乱の最中、ウルメリアはクマドの作ったドレスを認めたため、破壊された建物は再生され、傷の王も排除される。


 ウルメリアにはふたたび平和が訪れた…!

キャラクター紹介
  • マオ
    聖霊水(ヒュドラ)を狩る狩人。姿を消した父親を捜すため第9砂漠へと向かう。
  • ニア・アームストロング
    マオの父。第9砂漠を目指し、幼いマオを置いて旅立った。録音機でマオに「ヒュドラの王を探せ」というメッセージを残す。
  • リュカ
    第1砂漠でマオと共にいた少年。狩人に憧れている。
  • カナリア
    音によって重力操作が可能な第2砂漠出身の少女。第2砂漠では『歌姫』と呼ばれる、生け贄だった。
  • シロ
    アルビノのため差別を受けていた。カナリアに保護され、妹として育つ。一級天使で強大な力を持っている。
  • 九天応元雷声普化天尊
    親しい人間からは「みこと」と呼ばれている。干渉者を仲間にし、第9砂漠を目指している。
  • クマド・アルルカン
    特級遺物ウル・メリアに選ばれた王家のうちの一人。遊軍ドラドの主で傷の王で、お人好し。マオに借金返済のために作ったはずの義手を譲る。