第9砂漠 出口 景

前回までのあらすじ

ストーリー

 動き人を襲う、生きている水・聖霊水(ヒュドラ)。千年前の大戦ののち世界的な砂漠化に見舞われている世界で、人間は水を得るためにヒュドラを狩っている。砂漠は全部で8つあり、さらに第9砂漠という幻の起源の砂漠が存在すると狩人・マオの父は息子に語っていた。

 姿を消した父を捜すため、マオは第9砂漠に向かい旅立つ…!
 

 マオとカナリアは、カナリアの故郷・第2砂漠に辿り着く。第2砂漠では音を食んで重力を操作する『天使』という存在がいると言われており、歌や笛などの音の種類でできることが変わる。

 二人はカナリアの知り合いたちに会い、マオはカナリアが第2砂漠の『歌姫』と呼ばれる、唯一『特級天使(アマルハマル)』を動かせる生け贄であることを知った。
 

 第2砂漠では十年に一度、神託として生け贄になる者の体に赫翼の紋が出る。紋が出た人間は聖霊水(ヒュドラ)や炎晶石(ゴーレム)、侵入者を拒む結界の維持と首都を崩壊から守る歌を奏でられるものの、代わりに命を削られる。
 

 マオは、第2砂漠の人間が歌を歌うとき天使からも嗚咽や悲鳴に似た金切り声といった反応が返ってくることに違和感を抱き、カナリアが生け贄になるやり方も間違いなのではないかと指摘した。  

 マオはカナリアを連れ、第2砂漠の秘密を探ることに…!?

キャラクター紹介
  • マオ
    聖霊水(ヒュドラ)を狩る狩人。姿を消した父親を捜すため第9砂漠へと向かう。
  • マオの父
    第9砂漠を目指し、幼いマオを置いて旅立った。録音機でマオに「ヒュドラの王を探せ」というメッセージを残す。
  • リュカ
    第1砂漠でマオと共にいた少年。狩人に憧れている。
  • カナリア
    音によって重力操作が可能な第2砂漠出身の少女。第2砂漠では『歌姫』と呼ばれる、生け贄だった。