第9砂漠 出口 景

前回までのあらすじ

ストーリー

 動き人を襲う、生きている水・聖霊水(ヒュドラ)。千年前の大戦ののち世界的な広がりを見せる砂漠化現象の中で、人間は水を得るためにヒュドラを狩っている。砂漠は全部で8つあり、さらに第9砂漠という幻の起源の砂漠が存在すると狩人・マオの父は息子に語っていた。

 姿を消した父を捜すため、マオは第9砂漠に向かい旅立つ…!


 第3砂漠での結晶酸素の狩りに参加を決めたマオ、カナリア、尊の3人はドラド軍基地へと入った。基地内にはたくさんの人がクマドを慕って暮らしていた。

 マオは基地内で眠っている時、いつの間にか3国が居住権を争っていた場所、ウルメリアにカナリアと尊によって連れてこられていた。そこは日本に酷似した場所で、人々はゴーレムなどの危険に怯えることなくのびのびと暮らしている。

 マオとカナリアがウルメリアを満喫する中、尊はドラド軍基地の中でもらった食べ物を不死身の体を持つフカに食べさせ、毒が盛られていたことを確認していた。

 クマドを助けているマオたちに毒入りのパンを渡したのはドラド軍基地の中の人間、つまり裏切り者で……!?

キャラクター紹介
  • マオ
    聖霊水(ヒュドラ)を狩る狩人。姿を消した父親を捜すため第9砂漠へと向かう。
  • ニア・アームストロング
    マオの父。第9砂漠を目指し、幼いマオを置いて旅立った。録音機でマオに「ヒュドラの王を探せ」というメッセージを残す。
  • リュカ
    第1砂漠でマオと共にいた少年。狩人に憧れている。
  • カナリア
    音によって重力操作が可能な第2砂漠出身の少女。第2砂漠では『歌姫』と呼ばれる、生け贄だった。
  • シロ
    アルビノのため差別を受けていた。カナリアに保護され、妹として育つ。一級天使で強大な力を持っている。
  • 九天応元雷声普化天尊
    親しい人間からは「みこと」と呼ばれている。干渉者を仲間にし、第9砂漠を目指している。
  • クマド・アルルカン
    特級遺物ウル・メリアに選ばれた王家のうちの一人。遊軍ドラドの主で傷の王で、お人好し。マオに借金返済のために作ったはずの義手を譲る。