第9砂漠 出口 景

前回までのあらすじ

ストーリー

 動き人を襲う、生きている水・聖霊水(ヒュドラ)。千年前の大戦ののち世界的な広がりを見せる砂漠化現象の中で、人間は水を得るためにヒュドラを狩っている。砂漠は全部で8つあり、さらに第9砂漠という幻の起源の砂漠が存在すると狩人・マオの父は息子に語っていた。

 姿を消した父を捜すため、マオは第9砂漠に向かい旅立つ…!


 マオとカナリアは第2砂漠で出会った男・九天応元雷声普化天尊、通称尊(みこと)に、第9砂漠に存在する『月の石』と呼ばれる、どんな願いでも叶える遺物を見つける仲間になるよう声をかけられた。  
 第9砂漠は一人では行けず、黒い海を超えるには特級遺物に選ばれた人間が力を合わせる必要がある。また、マオとカナリアは8つの砂漠すべてが『月の石』の産物と教えられた。  
 3人はその会話中に第3砂漠へと入ってしまう。


 第3砂漠には酸素がなく、炎晶石(ゴーレム)が自らの燃焼のために取り込み備蓄している結晶酸素を奪わなくてはならない。
 結晶酸素は奪えたものの使い方がわからないマオとカナリアをココリが助ける。ココリは大金を得るために結晶酸素を集めており、二人も移動手段と家を得るため集めることに。


 ウル・メリアと呼ばれる特級遺物である結晶酸素は年に一度ウル・メリアに住む権利を「一番美しい結晶酸素を献上した者」に与えていた。
 この特級遺物に選ばれる人間「干渉者」は第3砂漠に3人おり、誰か一人を尊は仲間にいれたがっていた。マオとカナリアの二人は、マオに義手を与えた「傷の王」クマド・アルルカンを手助けすることに決めて……!?

キャラクター紹介
  • マオ
    聖霊水(ヒュドラ)を狩る狩人。姿を消した父親を捜すため第9砂漠へと向かう。
  • ニア・アームストロング
    マオの父。第9砂漠を目指し、幼いマオを置いて旅立った。録音機でマオに「ヒュドラの王を探せ」というメッセージを残す。
  • リュカ
    第1砂漠でマオと共にいた少年。狩人に憧れている。
  • カナリア
    音によって重力操作が可能な第2砂漠出身の少女。第2砂漠では『歌姫』と呼ばれる、生け贄だった。
  • シロ
    アルビノのため差別を受けていた。カナリアに保護され、妹として育つ。一級天使で強大な力を持っている。
  • 九天応元雷声普化天尊
    親しい人間からは「みこと」と呼ばれている。干渉者を仲間にし、第9砂漠を目指している。
  • クマド・アルルカン
    特級遺物ウル・メリアに選ばれた王家のうちの一人。遊軍ドラドの主で傷の王で、お人好し。マオに借金返済のために作ったはずの義手を譲る。