第9砂漠 出口 景

前回までのあらすじ

ストーリー

 動き人を襲う、生きている水・聖霊水(ヒュドラ)。千年前の大戦ののち世界的な砂漠化に見舞われている世界で、人間は水を得るためにヒュドラを狩っている。砂漠は全部で8つあり、さらに第9砂漠という幻の起源の砂漠が存在すると狩人・マオの父は息子に語っていた。

 姿を消した父を捜すため、マオは第9砂漠に向かい旅立つ…!


 歌姫として消えたカナリアは、死んだわけではなく浮いているたくさんの窓と一つの車椅子がある空間にいた。出るために力を尽くすがどうにもならない彼女は、車椅子に座っているだろう見えない誰かに話しかける。
 車椅子の前には窓があり、窓からは人間が生まれてから死ぬまでの映像が流れていた。カナリアはそれらの映像を、車椅子の誰かと長い間見続けていた。


 しかしある日、シロとマオは弾道保護の遺物で超重力の塊・震塊時計を切り裂きカナリアのもとへ辿り着く。
 切り裂いた震塊時計の中にはカナリアだけでなく、いままでの歌姫たちも歳をとらず生きて囚われていた。その中にはカナリアの母・オリビアもいた。
 歴代の歌姫による、第2砂漠の住人たちに向けた放送が始まり…!?

キャラクター紹介
  • マオ
    聖霊水(ヒュドラ)を狩る狩人。姿を消した父親を捜すため第9砂漠へと向かう。
  • マオの父
    第9砂漠を目指し、幼いマオを置いて旅立った。録音機でマオに「ヒュドラの王を探せ」というメッセージを残す。
  • リュカ
    第1砂漠でマオと共にいた少年。狩人に憧れている。
  • カナリア
    音によって重力操作が可能な第2砂漠出身の少女。第2砂漠では『歌姫』と呼ばれる、生け贄だった。
  • シロ
    アルビノのため差別を受けていた。カナリアに保護され、妹として育つ。一級天使で強大な力を持っている。