堕天使論 くろは

前回までのあらすじ

ストーリー

 空から落ちてきた謎の少女・ミミエルを拾った高校生のレン。人の愛し方がわからなかったせいで天使の資格を剥奪され、肉体を得て堕天した片翼の天使だと言う。レンはミミエルが愛を知り再び天界に戻るまでの間、同居生活を始める。


 レンやメイはもちろん、学校の友人であるメルとルカのおかげもあって、普通の女子高生として楽しく生活を送っていたミミエル。しかし、スマホを持たないせいでメルたちとは学校以外で連絡を取る手段がなかった。そこでレンのスマホからやりとりさせてもらうことに。


 スマホという、文明の利器に感動したミミエルは友人にビデオ通話をかけまくり、遠くからも友人たちと他愛のない会話を楽しむことができたのだった。
そんな中、お風呂上がりのルカとビデオ通話を繋げたミミエルだが、そこに偶然レンが現れすぐに通話を切られてしまう。


 一方裸を見られたかもと不安になったルカは、レンのスマホでやりとりしているにも関わらずミミエルを経由して何も見ていないことを確認する羽目に。
 全く伝わらない伝言ゲームが始まり、レンはスマホの共有は何かと面倒だと気づくのだった…。 

キャラクター紹介
  • 首藤レン(すどう レン)
    両親が海外で共働きをしているため、高校生ながら一人暮らしをしている。
  • ミミエル
    人の愛し方がわからず、むしろ人を見下していたために地上に堕とされた片翼のポンコツ天使。
  • 綿谷メイ(わたや メイ)
    レンの幼馴染。幼い頃からレンに恋心を抱いている。
  • 茅木メル(かやき メル)
    メイの友人で、ミミエルのクラスメイト。明るくフレンドリーな性格。
  • 菅野ルカ(かんの ルカ)
    メイの友人で、ミミエルのクラスメイト。 クールな印象だが、友達想いの優しい性格。
  • 江口千尋(えぐち ちひろ)
    ミミエルのクラスで委員長を務める。地味な見た目とは裏腹に、過激な趣味を持っている。