こじらせ百鬼ドマイナー 南郷晃太

前回までのあらすじ

ストーリー

 東京から四国へ引っ越してきた渡海隼人が転校することになったのは妖怪の通う妖怪学校だった! クラスメイトは世間では知名度の低い四国のマイナー妖怪達。それ故に彼らは多種多様な方向でマイナーをこじらせていて…!?


毎週金曜日、そそくさと帰る飴宮さんの謎を探るべく、尾行をすることにした渡海くん達。そこでたどり着いたのは飴宮さんの大きな自宅だった。豪邸にはしゃぐ渡海くん達とは裏腹に、引かれるのを恐れて必死にお金持ちぶりをひみつにしようとする飴宮さん。しかし、渡海くん達の好奇心に押された飴宮さんは家の中を案内し、“決して突き当りの部屋を覗かないように”と忠告して自分は用事を済ませることに。ところが暫くして、渡海くん達は誤って、覗いてはいけない部屋を開けてしまう。そこでは飴宮さんが毎週金曜日のお茶のお稽古をしているところだった。“お嬢様の嗜みナンバー1”の茶道を嗜むことが発覚した飴宮さんは、改めてお金持ち認定されてしまったのだった。


お手伝い兼教育係の糸魚(いとよ)さんと飴宮さんの話で盛り上がる渡海くん達。糸魚さんの提案で急遽、かき氷大会を開くことに。途中、1人書庫に迷い込んでしまった渡海くんは、そこで糸魚さんから嘗女の逸話を聞く。糸魚さんの話では、正体を知られて人間に拒絶された嘗女は、知らないが故に生じる誤解や過ちを無くすために、まず相手を知ることで自分を守るようになったという。そんな嘗女の習性を語る糸魚さんは、飴宮さんともっと仲良くなるには「自分のことを沢山教えてあげるといい」とアドバイスをする。皆のもとに戻った渡海くんは糸魚さんの話を思い出し、変な組み合わせだけど本当に好きなかき氷のシロップを、飴宮さんに伝えてみることに。すると飴宮さんは笑顔になり…。

キャラクター紹介
  • 渡海 隼人
    (とかい はやと)
    どういうわけか妖怪の学校に転校してしまった人間の男の子。都会っ子。
  • 飴宮 初夏
    (あめみや はつか)
    男の人の身体を嘗める癖を持つ徳島のマイナー妖怪・嘗女。過去のトラウマからマイナーをこじらせた秘密主義に。しかし自己情報管理は飴の如く甘く、無意識に舌を滑らせがち。
  • 紅坂 光子
    (こうさか こうこ)
    人間界でのアイドルを夢見る妖怪。土佐三大妖魔のうちの一つ、赤頭(あかがしら)。激しい自己発光により、めちゃくちゃまぶしい。
  • 瀬々良木 碧
    (せせらぎ あおい)
    愛媛県の全身ずぶ濡れ妖怪・濡女子(ぬれおなご)。ひたすら自尊心が低く、自分が近付くとあらゆるものを濡らしてしまうことを気にしている。
  • 相模 次郎
    (さがみ じろう)
    香川の白峯山の天狗。中二病のナルシスト。
  • 首野くん
    (くびのくん)
    人を誘い出し、首を吊らせる妖怪狸の2世。自縄自縛を強要してくる。