こじらせ百鬼ドマイナー 南郷晃太

前回までのあらすじ

ストーリー

 東京から四国へ引っ越してきた渡海隼人が転校することになったのは妖怪の通う妖怪学校だった! クラスメイトは世間では知名度の低い四国のマイナー妖怪達。それ故に彼らは多種多様な方向でマイナーをこじらせていて…!?


 紅坂の家でクリスマス会をすることになった渡海達。皆で紅坂の夢だったというイルミネーションの準備をすることに。しかし途中で、渡海が紅坂の4人の兄と弟に拉致されてしまう。紅坂の性格からは想像できない程、陰キャの“紅坂ブラザーズ”は「渡海に出会ってから光子の人間界への憧れが増している」、「光子をたぶらかした」と渡海を責め立てる。「光子がいかに家族思い」で「自分達がどれだけ光子を心配しているか」を熱く語る紅坂ブラザーズ。渡海を捜しに来た相模のことも“イケメン=光子に悪い虫がつく”という理由で拘束し…。


 戻ってこない渡海達を捜索に出た飴宮達。兄弟が渡海達を連れ去ったと知った紅坂は兄弟の弱点を突き、兄弟達を光らせ、場所を特定する。渡海達を見つけるも、アイドルを諦めさせようとする兄弟と口論になる紅坂。しかし、「山奥だから赤頭は心配なく光っていられるんだ」という兄弟達に、紅坂は「光あふれる時代に生まれたからこそ、その世界で自分も輝きたい」と真っ直ぐに夢を語る。そんな紅坂の想いを渡海達もそれぞれ後押しし、熱意に負けた兄弟達は一先ず引くことに…。

キャラクター紹介
  • 渡海 隼人
    (とかい はやと)
    どういうわけか妖怪の学校に転校してしまった人間の男の子。都会っ子。
  • 飴宮 初夏
    (あめみや はつか)
    男の人の身体を嘗める癖を持つ徳島のマイナー妖怪・嘗女。過去のトラウマからマイナーをこじらせた秘密主義に。しかし自己情報管理は飴の如く甘く、無意識に舌を滑らせがち。
  • 紅坂 光子
    (こうさか こうこ)
    人間界でのアイドルを夢見る妖怪。土佐三大妖魔のうちの一つ、赤頭(あかがしら)。激しい自己発光により、めちゃくちゃまぶしい。
  • 瀬々良木 碧
    (せせらぎ あおい)
    愛媛県の全身ずぶ濡れ妖怪・濡女子(ぬれおなご)。ひたすら自尊心が低く、自分が近付くとあらゆるものを濡らしてしまうことを気にしている。
  • 相模 次郎
    (さがみ じろう)
    香川県五色台白峰の天狗。八天狗の1つ相模家の正統な後継者であり、いずれは香川妖怪の頂点に立つ存在。高校を卒業するまでの限られた自由な時間を大切にしている。
  • 首野くん
    (くびのくん)
    人を誘い出し、首を吊らせる妖怪狸の2世。自縄自縛を強要してくる。