こじらせ百鬼ドマイナー 南郷晃太

前回までのあらすじ

ストーリー

 東京から四国へ引っ越してきた渡海隼人が転校することになったのは妖怪の通う妖怪学校だった! クラスメイトは世間では知名度の低い四国のマイナー妖怪達。それ故に彼らは多種多様な方向でマイナーをこじらせていて…!?


 一週間、給食がお休みになった魍魎分校。お昼ご飯は各自がお弁当を持参することに。
肉ばっかりな渡海の茶色弁当に、香川出身・相模のうどんまるごと弁当、いつもびしょ濡れな瀬々良木は水分ゼロのパサパサ弁当…それぞれの個性豊かなお弁当に全員が興味深々。食べ物の好き嫌いの話になると、飴宮の苦手な物は辛い物だと秘密が漏れたり、大盛り上がり。そんな中、渡海の好物だけの偏ったお弁当には健康を不安視する声が上がる。皆の心配も気にしていない渡海だったが、クラスメイトの牛山(妖怪・牛鬼)の大好物は人間だと知り、「やっぱり好きなものばっかり食べるのはよくないよね」と偏り弁当を改めることに…。


 ある日、紅坂が誰かに片思いをしているかもしれないと疑惑を持った飴宮と瀬々良木。このご時世、アイドルを目指す紅坂に恋愛スキャンダルは致命的だと考え、2人でこの秘密を死守しようと固く決意する。まずは相手を見極めようと尾行をするも、次々現れる候補たちに飴宮たちは大混乱。最終的に紅坂の幸せを願って見守ることを決めたものの、不倫疑惑まで飛び出して、2人は途方に暮れる。しかし翌日、紅坂の行動は渡海の健康を守るための手作り弁当のリサーチだったことが発覚。こうして2人の緊張は解け、紅坂のアイドル生命の危機は無事杞憂に終わったのだった。

キャラクター紹介
  • 渡海 隼人
    (とかい はやと)
    どういうわけか妖怪の学校に転校してしまった人間の男の子。都会っ子。
  • 飴宮 初夏
    (あめみや はつか)
    男の人の身体を嘗める癖を持つ徳島のマイナー妖怪・嘗女。過去のトラウマからマイナーをこじらせた秘密主義に。しかし自己情報管理は飴の如く甘く、無意識に舌を滑らせがち。
  • 紅坂 光子
    (こうさか こうこ)
    人間界でのアイドルを夢見る妖怪。土佐三大妖魔のうちの一つ、赤頭(あかがしら)。激しい自己発光により、めちゃくちゃまぶしい。
  • 瀬々良木 碧
    (せせらぎ あおい)
    愛媛県の全身ずぶ濡れ妖怪・濡女子(ぬれおなご)。ひたすら自尊心が低く、自分が近付くとあらゆるものを濡らしてしまうことを気にしている。
  • 相模 次郎
    (さがみ じろう)
    香川の白峯山の天狗。中二病のナルシスト。
  • 首野くん
    (くびのくん)
    人を誘い出し、首を吊らせる妖怪狸の2世。自縄自縛を強要してくる。