モナリザマニア ヨシカゲ

前回までのあらすじ

ストーリー

4回目の藝大受験に失敗したカワセミはフリーの画商・メルに出会い、傑出した贋作師としての能力を見出される。メルの目的は本物の「モナリザ」で…!? 世界に散らばった6枚の「モナリザ」を巡り、メルとカワセミが本物奪還に挑む!


 3枚目のモナリザを求めてロシアのAI芸術研究機関「ヴァスネツォフ」にやってきたカワセミ達。そこでは室長のマリーナフカがダヴィンチのデータをベースに、AIに作品を描かせる研究をしていた。AIの描く作品を“コピー”ではなく、“ダヴィンチのその先”と主張するマリーナフカはAIの芸術の方が本物よりも優秀だと信じて疑わない。AIの再現技術の前では修復士の仕事も意味がないというのがマリーナフカの主張だった。


 一方、修復士を祖父に持つカワセミは納得がいかず、マリーナフカとお互いの誇りをかけて勝負に挑む。勝った方が互いの持つ「モナリザ」を手にするという条件で、AIが描いた「モナリザ」と、人が描いた「モナリザ」を見分ける勝負に乗ったカワセミ達。初めはマリーナフカが用意した膨大なAIの「モナリザ」に混乱していたカワセミだったが、それらには全てダヴィンチの別の作品のデータが組み込まれていると知り、活路を見出す。AIで“本物を越える”ことにこだわるマリーナフカはあえて「モナリザ」以外の絵画のデータを入れたが、あくまで“オリジナルに辿り着く”ことを信条とする修復士の志を汲むカワセミはその違いを見分け、たった1枚の正解を見つけ出したのだった。勝負に勝ったカワセミは3枚目の「モナリザ」を手に入れるが、帰り際に突如謎の男たちに囲まれ「モナリザ」を渡せと迫られ…!?

キャラクター紹介
  • カワセミ
    藝大受験に4回落ちた貧乏浪人生。卓越した審美眼と模写技術を持ち、メルに贋作師としての才能を見出される。
  • メル・ゴードン
    フリーの画商。元ルーブル美術館学芸員。本物の「モナリザ」をルーブル美術館に売りつけるため、相棒としてカワセミに声をかける。