推しをカタチにする仕事 安藤狂太郎

『推しをカタチにする仕事』JC1巻発売記念PV
  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

    アニメや漫画のファンに向けた、コラボ商品やキャラクターグッズを企画、制作する会社スマイルーク。そこの営業企画課の度越(どこし)は、新人・津家(つけ)を指導することに。


     定時を過ぎると節電のためクーラーが切れてしまい、暑さに苦しむ度越たち。怖い話をして涼しくなろうとするが、仕事の話になってしまい落ち込んでしまう。押切(おしきり)や桐花(きりか)たちにも話を聞くが、みんな仕事であった怖い話をし始め…。
     最後に経理部の伊達(だて)に会うが、度越の言葉をきっかけに他部署への恨みつらみが爆発し暴走しかけてしまう。グッズを口に含むのが趣味な彼女の口に、グッズのぬいを近づけ落ち着かせようとするが…!?


     祝う相手がいない誕生日会を津家が一人でやっているところに遭遇する度越。その様子に動揺するが、少年漫画『出来立て! ソムリエール』の誕生日回に感動してグッズ企画のアイデアを出そうとしていたとのことであった。
     キャラの誕生日だとファンがグッズを買いやすくなり普通のグッズでも売れるため、需要が見込める作品内のイベントを考える津家。主人公たちの誕生日は非公開なため、死亡日の案を出す津家に対し、ネタバレになると度越は正論で返す。
     キャラ同士の出会いをコンセプトにする案でまとまり、一安心して帰宅する度越。自分の誕生日を理由に迷っていたグッズを購入するのであった…。

    キャラクター紹介
    • 度越 大好
      (どこし だいき)
      グッズ制作会社・スマイルーク 営業企画課の3年目社員。津家の指導係。自分が企画したコラボグッズで笑顔になる作品ファンを見て喜びを感じている。
    • 津家 若葉
      (つけ わかば)
      新入社員。度越に対して敬意はないので、言動が意外と辛辣。作品への愛が深い分、企画案も癖が強い暴走列車。
    • 押切 康
      (おしきり やすし)
      デザイン部チーフ。気弱で優しい性格。作品への解像度が高く、すぐ形作る速さと柔軟性を併せ持つ仕事人。
    • 花鳥 取次
      (かちょう とりつぐ)
      営業企画課の課長であり、度越たちの上司。どんなお願いにも基本全部「いいよ」で返すイエスマン。適当に見えて、度越たちそれぞれを上手くコントロールしている。
    • 桐花 絵令
      (きりか えれい)
      企画生産部で度越の同期。社内では、お嬢様キャラになりきって独特な口調で話すが、一歩会社の外に出ると普通に戻る。