推しをカタチにする仕事 安藤狂太郎

『推しをカタチにする仕事』JC1巻発売記念PV
  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

    アニメや漫画のファンに向けた、コラボ商品やキャラクターグッズを企画、制作する会社スマイルーク。そこの営業企画課の度越(どこし)は、新人・津家(つけ)を指導することに。


     度越は行こうとしていたガチャガチャのお店に津家が入っていくところを目撃する。しかし、社外で知り合いに会う時のコミュニケーションを面倒くさいと感じ、津家がガチャガチャを回し終わるのを隠れて待つことに。ところが津家は、目当ての商品が全く出ず、知り合いの小学生から譲ってもらったのだった…。ようやくガチャガチャを回せると思った度越だが、目当てのガチャガチャが残り2個しかなかったため、別のお店に移動。
     結局7軒もはしごして無事全部揃えた度越は、今度はグッズショップの前で津家と剣式(けんしき)に遭遇する。自分はアニメファンではないと、頑なに否定する剣式だが、彼のカバンから大量のガチャガチャの景品が見えて…!?


     少年漫画『テーブルにフルスイング』(通称:テニフル)のグッズ案を考える度越だが、まだグッズ化されていないコンセプトを見つけられず焦っていた。そんな時、戦隊ヒーローを津家に提案されるが、イケメンキャラの顔がフルフェイスヘルメットで隠されてしまうため却下する。他にも様々な案が出るが、どれも現実的には厳しい物ばかりで…。
     仕事の資料用にテニフルのアクスタを大量に持ってきた度越。とんでもない数のアクスタを前に津家が思いついたのは――!?


     度越は、給与査定に関わる自己評価シートの入力の仕方を津家に教える。奇行が多い津家だが、項目をチェックしていくと意外にも仕事ができる(?)ことに気がつき…。
     指導社員の評価欄があることに動揺する度越は、低評価にしたらどうなるかと津家に脅されるが、なんとも惜しい星4評価にされる。
     花鳥(かちょう)との面談で、かなり高めの評価で出しておくと言われた津家は、給料アップの評価を期待するが…!?

    キャラクター紹介
    • 度越 大好
      (どこし だいき)
      グッズ制作会社・スマイルーク 営業企画課の3年目社員。津家の指導係。自分が企画したコラボグッズで笑顔になる作品ファンを見て喜びを感じている。
    • 津家 若葉
      (つけ わかば)
      新入社員。度越に対して敬意はないので、言動が意外と辛辣。作品への愛が深い分、企画案も癖が強い暴走列車。
    • 押切 康
      (おしきり やすし)
      デザイン部チーフ。気弱で優しい性格。作品への解像度が高く、すぐ形作る速さと柔軟性を併せ持つ仕事人。
    • 花鳥 取次
      (かちょう とりつぐ)
      営業企画課の課長であり、度越たちの上司。どんなお願いにも基本全部「いいよ」で返すイエスマン。適当に見えて、度越たちそれぞれを上手くコントロールしている。
    • 桐花 絵令
      (きりか えれい)
      企画生産部で度越の同期。社内では、お嬢様キャラになりきって独特な口調で話すが、一歩会社の外に出ると普通に戻る。