推しをカタチにする仕事 安藤狂太郎

『推しをカタチにする仕事』JC1巻発売記念PV
  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

    アニメや漫画のファンに向けた、コラボ商品やキャラクターグッズを企画、制作する会社スマイルーク。そこの営業企画課の度越(どこし)は、新人・津家(つけ)を指導することに。


     ハマっている位置情報ゲーム『マップルス』のグッズを考える津家。プレイヤーの相棒を3色のマッチョから選べるゲームのため、マッチョやゲームらしさが出るグッズを考えることに。
     なかなかピンとくる案が出なかったが、津家はゲームの特性と似ているアドベントカレンダーのグッズ化を提案し、企画を進めるのであった。


     仕事が溜まり、営業企画部はいつもより忙しい時期突入! 多忙の中、ぬいぐるみを吸うことで、なんとか癒しを得る度越。その姿を見た津家は、身近に推しを感じることができるネイルシールのグッズ化を提案。忙しさが落ち着いたら、新しい企画を考えることに。
     退勤後、ミステリコメディ『迷探偵チャランポ』の映画を観る度越。グッズを調べたところ、ネイルシールを見つけ、数日後早速つけることに。仕事中でも視界にいつも好きキャラがいて度越は嬉しくなる。だが『迷探偵チャランポ』の版権元である小中大学館とは同業他社である集音社との打ち合わせがこの後あると知り、泣く泣くネイルをはがすことに――…。

    キャラクター紹介
    • 度越 大好
      (どこし だいき)
      グッズ制作会社・スマイルーク 営業企画課の3年目社員。津家の指導係。自分が企画したコラボグッズで笑顔になる作品ファンを見て喜びを感じている。
    • 津家 若葉
      (つけ わかば)
      新入社員。度越に対して敬意はないので、言動が意外と辛辣。作品への愛が深い分、企画案も癖が強い暴走列車。
    • 押切 康
      (おしきり やすし)
      デザイン部チーフ。気弱で優しい性格。作品への解像度が高く、すぐ形作る速さと柔軟性を併せ持つ仕事人。
    • 花鳥 取次
      (かちょう とりつぐ)
      営業企画課の課長であり、度越たちの上司。どんなお願いにも基本全部「いいよ」で返すイエスマン。適当に見えて、度越たちそれぞれを上手くコントロールしている。
    • 桐花 絵令
      (きりか えれい)
      企画生産部で度越の同期。社内では、お嬢様キャラになりきって独特な口調で話すが、一歩会社の外に出ると普通に戻る。