推しをカタチにする仕事 安藤狂太郎

『推しをカタチにする仕事』JC1巻発売記念PV
  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

    アニメや漫画のファンに向けた、コラボ商品やキャラクターグッズを企画、制作する会社スマイルーク。そこの営業企画課の度越(どこし)は、新人・津家(つけ)を指導することに。


     退勤した度越は、排水溝から桐花(きりか)の脚が出ている衝撃的な場面に遭遇する。津家と飲みに行こうとテンション高くスキップしたらこけてしまい、蓋がない排水溝に落ちてはまってしまったとのことだった。
     まず精神面を助けてほしいという桐花に『フェイクダンサブルアンサンブル』(通称:FDE)の話をする津家。しかし、脚で会話をして動いた桐花は、さらに排水溝にはまってしまい…。
     現れた伊達(だて)が、軽々と引っこ抜き、無事救出された桐花。排水溝に落ちた経緯を話すと、伊達は大量の汗をかきながら懺悔し始めて…!?


     度越と津家の二人で1個のグッズを作ることになるが、同時期にアニメ化する『爆食の虜』『ミブルイ』をそれぞれ希望し、二人の意見が分かれてしまう。花鳥(かちょう)にグッズ企画の資料を早く渡すため、度越たちはお互いに負けないように急いで資料を作る。
     不毛な争いはやめて話し合いをしようとするが、それも上手くいかず…。度越が希望する『爆食の虜』を真剣に読む津家を見た度越は、グッズ作りに必要なのはスピードではなく、作品にリスペクトをもつことだと気づき――!?

    キャラクター紹介
    • 度越 大好
      (どこし だいき)
      グッズ制作会社・スマイルーク 営業企画課の3年目社員。津家の指導係。自分が企画したコラボグッズで笑顔になる作品ファンを見て喜びを感じている。
    • 津家 若葉
      (つけ わかば)
      新入社員。度越に対して敬意はないので、言動が意外と辛辣。作品への愛が深い分、企画案も癖が強い暴走列車。
    • 押切 康
      (おしきり やすし)
      デザイン部チーフ。気弱で優しい性格。作品への解像度が高く、すぐ形作る速さと柔軟性を併せ持つ仕事人。
    • 花鳥 取次
      (かちょう とりつぐ)
      営業企画課の課長であり、度越たちの上司。どんなお願いにも基本全部「いいよ」で返すイエスマン。適当に見えて、度越たちそれぞれを上手くコントロールしている。
    • 桐花 絵令
      (きりか えれい)
      企画生産部で度越の同期。社内では、お嬢様キャラになりきって独特な口調で話すが、一歩会社の外に出ると普通に戻る。