
同じ中学出身というだけでよく知らない同級生・宇海(うみ)と、高校でクラスメイトになった逢芽(あめ)。新しい環境で空回る宇海を放っておけず、助け船を出したことをきっかけに少しずつ宇海との距離が近づき始め――。
昼休みに、吹奏楽部の顧問・左藤に部長・星野と共に呼ばれた逢芽。現状の部内の課題点について左藤の意見を聞くと、彼が若い頃に軽音部でギターをやっていたことを知る。経験した上で、まずは基礎固めとして部員同士で“息を合わせる練習”をしたほうがいいとアドバイスを受ける。練習量を今一度見直すべきだと考えた部長と逢芽は、直近の合宿の日数を増やせないか左藤に相談する。
左藤の協力もあって、無事に1泊2日から3泊4日まで日数を増やすことができた逢芽は、今の部員全員で新しいスタートを切り、未来に繋がる活動がしたいと伝える。合宿があるからと気を抜かずに頑張ろうと部員を鼓舞するのだった。
部を成長させるため、大洋が通う強豪校へ見学にやってきた逢芽。部員全員がはきはきとし、団結しているかっこいい姿を見て、悔しい気持ちに。しかしそれと同時に、自分が通う青街高校も、青街らしい音楽をこれから見つけていこうと前向きに考えるのだった。
見学を経て、改めて部員のために頑張ろうと意気込む逢芽だが、その様子を見ていた大洋に「一人でなんでもやろうとするな」と釘を刺される。見学に一人で来たのもみんなのためであり、空回っていないと言い聞かせるが…?