るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編- 和月伸宏 ストーリー協力:黒碕薫

『るろうに剣心—明治剣客浪漫譚・北海道編—』JC10巻発売記念PV(CV:斉藤壮馬)
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    ストーリー

     明治十六年。剣心が不殺を誓った流浪人として東京に流れ着いて5年。神谷道場に、剣心の宿敵・志々雄の遺刀「無限刃」を継ぐ青年・明日郎と、白人との混血児・阿爛、更に謎の女・旭を道場に迎え、かくも平穏な日々を過ごしていた。
     そんな中、西南戦争で死んだはずの薫の父・越路郎が北海道・函館で生きていることが判明。剣心と薫は越路郎を迎えに函館に行く事を決める。しかし、剣心たちを北の地で待っていたのは、日本中の“猛者”を集め、時には戦乱を故意に引き起こすことで“実戦経験”を積ませ、外国勢力に対する戦力増強を掲げる「劍客兵器」たちとの戦いであった。
     五稜郭での戦いを経て、明治政府と劍客兵器は完全に対立。明治政府は元隠密御庭番衆御頭・四乃森蒼紫を作戦総指揮に迎え、劍客兵器の本陣を探りつつ徹底抗戦の構えをとる…!!


     戦いの最中に倒れたまま意識が戻らない剣心のもとに、かつて神谷道場で匿ったこともある女医・高荷 恵(たかに めぐみ)が駆けつける。
     恵の診察の結果、剣心が目覚めないのは身体的な損傷でなく精神的な疲労によるところが大きいと結論付けられた。戦いを重ねた剣心は予期されていたように体に限界が近いのは間違いなく、現実味を帯びる“最後”を前に恵は薫に、剣心の言う「死ぬまで闘う」「闘いの中で死ぬ」という彼の誓いに対し覚悟ができているのか問う。
     薫は今もなお覚悟はあると言うものの、剣路の母としては、少しでも長く父親である剣心に健在でいてほしいと願う気持ちを素直に話す。


     一方、劍客兵器の本陣を探る四乃森は永倉と共に、唯一捕らえている劍客兵器・雹辺又佑(ひょうべ またすけ)から、劍客兵器部隊将以外で本陣の場所を知っている可能性のある人物は、3か月前本陣に不測の他所者として入り込み、同胞にもならず、秘匿のための始末の手からも逃れ、生きて抜け出た“陣抜けの男”だけだと聞き出す。


     そのころ薫は、剣心が目覚めた時に彼の思う懸念を減らしておこうと、北海道へ来た本来の目的である父・越路郎の捜索を再開する。写真館に頼んでいた情報収集の結果を聞きに訪れると、6年前の西南戦争で彼と戦地で共に戦ったという証言が。不殺の志もと峰打ちで敵陣に突っ込んだという話を聞き、剣心と気が合いそうだと和む薫たちだが……?

    キャラクター紹介
    • 緋村 剣心
      (ひむら けんしん)
      古流剣術「飛天御剣流」の使い手にして、「人斬り抜刀斎」と恐れられた幕末最強の剣客。明治に入り、「不殺」を誓う流浪人となる。流れ着いた「神谷活心流」の道場に身を寄せ過ごす中、様々な苦難を乗り越えた末、過去を乗り越え薫と結ばれる。「逆刃刀」を弥彦に託した今も、刀を模した杖「倭杖」を手に困窮している人の為に剣を振るっている。
    • 緋村 薫
      (ひむら かおる)
      旧姓「神谷」。父から継いだ「神谷活心流」道場の師範。剣心と共に様々な修羅場を潜り抜けた末、剣心と結ばれる。
    • 緋村 剣路
      (ひむら けんじ)
      剣心と薫の間に産まれた男児。
    • 明神 弥彦
      (みょうじん やひこ)
      「神谷活心流」入門5年目で、今や師範代に。強気、生意気、負けん気は相変わらず。
    • 長谷川 明日郎
      (はせがわ あしたろう)
      「悪太郎」という名で、「志々雄一派」の下っ端をやっていた。一派崩壊の混乱時、志々雄の遺刀「無限刃」を入手。激情に任せて動く性格。「神谷活心流」道場に住み込みの門下生になるにあたり、読みが同じ「明日郎」と改名する。また、無銭飲食で前科一犯になるほど食べることへの執着が強い。
    • 井上 阿爛
      (いのうえ あらん)
      父親が白人、母親が日本人の混血児で、密航未遂の前科一犯。縁あって明日郎と共に「神谷活心流」の道場に住み込みの門下生となる。自称「文明開化の申し子」。
    • 久保田 旭
      (くぼた あさひ)
      戦災孤児だったところを派兵稼業の組織「郷」に拾われ、派兵の人材として育てられる。派兵稼業から足を洗おうとするが失敗し、また任務に駆り出されそうになったところを明日郎に救われる。今は身分を隠し神谷道場に身を寄せる。
    • 斎藤一
      (さいとう はじめ)
      「悪・即・斬」を信条に持つ元・新撰組三番隊組長。現在は藤田五郎(ふじた ごろう)の名で警視庁に身を置く。
    • 永倉新八
      (ながくら しんぱち)
      元・新撰組二番隊組長。馴れ馴れしい性格だが、その実力は未だ健在。
    • 三島栄次
      (みしま えいじ)
      かつて志々雄真実の一派に襲撃された新月村の出身。現在は陸軍に身を置く。自身の経験から「悪敵」に対し非常に強い憎しみを抱き、自らの手でそれらを叩き潰せる強さを求める。
    • 阿部十郎
      (あべ じゅうろう)
      幕末にて新撰組を裏切り御陵衛士に組した男。明治になり、役人として活躍していたが、その目で新撰組が直に敗北する瞬間を見たいと、劍客兵器をおびき出す囮役を買って出る。
    • 四乃森蒼紫
      (しのもり あおし)
      かつて江戸城を守護していた隠密御庭番衆の御頭。明治に移った後も仲間と共に戦場を求め続けた末、因縁のできた剣心と死闘を繰り広げた。剣心の説得で復讐心を捨てた彼は、料亭「葵屋」の亭主として過ごす傍ら、自身の腕を活かし諜報活動の仕事も請け負っている。