僕の彼女は決戦兵器 田代哲也

『僕の彼女は決戦兵器』公式PV
  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

     オタクで陰キャゲーマーな高校生・カケルは、スクールカースト上位のクール系美少女・十束(とつか)ミオリから告白されて、生まれて初めての彼女ができた。しかし、彼女の正体は地球庇護団体が制作・派遣した兵装凝縮型アンドロイド(決戦兵器)であり、カケルにはそのパイロットになってほしいとミオリから頼まれる。
     最初は乗り気ではなかったが、事故により閉ざされていた「人間だった頃」のミオリとの記憶を思い出したカケルは、彼女と共に戦うことを決める。


     ミオリのパイロットになったことでカケルは、ミオリが命を落とした時の記憶改竄によって封じられていた記憶が戻りつつあった。そんな中で、ミオリが本当に幼いころに死んだミオリ自身なのか、ミオリに尋ねるカケル。曰く宇宙人の技術によって肉体を失ったミオリの魂を回収して体を与えた状態が今のミオリなので、正真正銘カケルの幼馴染のミオリそのもので間違いないのだという。ミオリの説明にひとまず安心したカケル。そこへ突然天野夫妻が訪れ、交流を深めに水族館へダブルデートに向かうことになった。


     水族館に着くなり、女子を放って大昆虫展に駆け寄るカケルとスバル。ミオリとハバキリも女子同士仲を深めることに。同じ境遇同士、盛り上がる女子二人。そんな中でハバキリは死の原因となった敵性体の話を切り出す…しかもその個体はミオリを殺したのと同じであり、今も生きているのだという。自分を殺した相手と相対すことになったら、ちゃんと立ち向かえるのか、せっかく夫婦になれたスバルと別れることになるんじゃないかという不安に苛まれていたのだという。でも、ミオリと協力できるようになったことで少し安心できたとも語るハバキリ。そんな彼女にミオリは、ハバキリはスバルの事がめっちゃ好きなんだと、素直な感想を述べる。夫婦というから、もう関係が完全に出来上がっていると思っていたミオリは、少々意外だったのだ。ハバキリは、自分たちも、カケルとミオリも、みんな“これから”なんだと言い、ミオリも笑顔に。二人は親友になったのだった。


     帰り道、燃えるような夕日を見たカケルは、ミオリが死んだ時の状況をハッキリと思い出してしまう。当時必死にミオリを守ろうと奮闘していたカケルだったが、最後は敵性体の攻撃が来るのを見たミオリに突き飛ばされて救われ、その行動の結果彼女は死んだのだった。
     彼女の犠牲があって自分は生きている。ミオリに好かれようと意気込んでいたカケルにとって、この事実は自身が思っていた以上に「釣り合っていない」と感じる真実であった。
     一晩明け、ショックを受け入れたカケルは、子どものころの自分に負けないくらい頑張ることをさらに固く心に誓ったとミオリに宣言。ミオリは、そんなふうに思えるカケルは十分カッコいいと感じるのだった。


     一方、太陽系のどこか。ミオリやハバキリを殺した敵性体「イ・エルガ」を宇宙人の母船が発見。地球の全ての決戦兵器へ警戒指令が出され―――――!?

    キャラクター紹介
    • カケル
      陰キャゲーマーの男子学生。男女ともに好かれるミオリと付き合ってからは、嫉妬の的にされている。自信なく弱気な性格だが、幼少のころは、明るくヒーロー気質な性格だった。
    • 十束ミオリ
      (とつか)
      成績優秀・運動神経抜群のスクールカースト 上位の優等生。その正体は地球の庇護を目的とした宇宙人団体に制作された兵装凝縮型アンドロイド。ベースはかつて敵性体による攻撃で犠牲となった地球人・小塚(こづか)ミオリで、その記憶を継承している。そのため人間だった頃自分の心を救ってくれたカケルにパイロットをしてもらおうと告白した。感情の起伏に呼応してうっかりロボの一部が体から飛び出したりする。
    • 天野スバル
      (あまの)
      大正時代から続く華族の末裔で、家のしきたりに則りハバキリを妻として娶っている。決戦兵器であるハバキリのパイロットとしてはもちろん、夫として家庭でも彼女を支える気概を「亭主関白」と表する。「正義」と「浪漫」に生きるアツい漢で、幼いころよりヒーロー一筋の快男児である。
    • 天野ハバキリ
      (あまの)
      ミオリと同じく兵装凝縮型アンドロイド。旦那であるスバルの「正義」と「浪漫」を実現した兵装をその身に宿している。シャイな性格だが、スバルを心から慕っている様子。彼のために豪勢な愛妻弁当を用意したりもしている。