僕の彼女は決戦兵器 田代哲也

『僕の彼女は決戦兵器』公式PV
  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

     オタクで陰キャゲーマーな男子学生・カケルは、スクールカースト上位のクール系美少女・十束(とつか)ミオリから告白されて、生まれて初めての彼女ができた。しかし、有頂天になったのもつかの間、彼女から大事な話があると呼び出され、打ち明けられたのは…彼女は地球庇護団体が制作・派遣した兵装凝縮型アンドロイド(決戦兵器)であるというとんでもない事実だった…!


     普段は少女の見た目だが、地球を襲いに来る敵性体(怪獣サイズ)が現れると、凝縮された本体である巨大ロボットの姿で戦うのが使命のミオリ。しかし操縦者がいないと戦えないので、パイロットをゲームが得意なカケルにやってほしいのだという。状況を整理しつつ、一旦パイロットになるかは保留にしてもらったカケル。彼女が、純粋な好意でなく「パイロット候補」という利点で告白した面があるということに内心傷ついていた。
     一週間後…ようやく返事が決まったカケルは、意味不明な敵と戦うのは怖いからと辞退するが、そこへ巨大な敵性体・数珠ドラゴンが町を襲いに現れた。ミオリから搭乗を迫られ、渋々だが乗ることに決める。


     カケルはミオリに搭乗し、戦闘が始まる。巨大ロボとしてのミオリが起動すると、復元(リカバリ)ポイントが作られ、それ以降の戦闘区域の建造物の破損、人々の記憶は戦闘終了後、このポイントまで戻されると聞き驚嘆するカケルだったが、命だけは戻せないことも語られ、この戦いが持つ「重さ」を知る。そんな中、こちらの攻撃を一切意に介さない数珠ドラゴンの様子に恐れをなしたカケルは弱音を吐く。それを見たミオリが「カエル化」と言うとロボは一切動かなくなってしまった。
     このロボットの動力源はミオリの、操縦者・カケルに対する好感度とイコールなのだという。無抵抗のまま数珠ドラゴンに殴られた衝撃で意識が飛んだカケルは“失っていた”記憶を思い出す。
     幼少のころ、近所の女の子が家族と折り合い悪く、いつもボロボロで泣いていた。カケルはそんな彼女のヒーローになるべく、当時ハマっていたヒーロー番組の主人公・シャークレッドを名乗って励ましていた。その女の子は幼馴染の小塚(こづか)ミオリ…この子こそが十束ミオリの正体だったのだ。小塚ミオリはカケルと一緒だった頃に敵性体の襲撃で命を落とし、それを見た宇宙人がミオリに兵器の身体を与え今に至るのだという。カケルはその時施したリカバリの影響で小塚ミオリの存在ごと忘れていたが、パイロットになったことで記憶の一部が戻ったようだった。
     ミオリが好意を寄せていた「カケルにーちゃん」の記憶を取り戻したカケルは再びシャークレッドと名乗りを上げる。それを見た決戦兵器・ミオリは再び起動、ミオリの好感度も上昇し超強い武器が解放される。それは、番組上のシャークレッドのメイン武装の剣だった。カケルは必殺技「シャークサイクロン」の名を叫び数珠ドラゴンを粉砕、町を見事に守った。


     戦いを終え、昔のカケルにーちゃんでなく、今の自分を好きになってほしいからパイロットも頑張ると宣言するカケルの頬に、ミオリはキスをして―――!?

    キャラクター紹介
    • カケル
      陰キャゲーマーの男子学生。男女ともに好かれるミオリと付き合ってからは、嫉妬の的にされている。自信なく弱気な性格だが、幼少のころは、明るくヒーロー気質な性格だった。
    • 十束ミオリ
      (とつか)
      成績優秀・運動神経抜群のスクールカースト 上位の優等生。その正体は地球の庇護を目的とした宇宙人団体に制作された兵装凝縮型アンドロイド。ベースはかつて敵性体による攻撃で犠牲となった地球人・小塚(こづか)ミオリで、その記憶を継承している。そのため人間だった頃自分の心を救ってくれたカケルにパイロットをしてもらおうと告白した。感情の起伏に呼応してうっかりロボの一部が体から飛び出したりする。